切り抜きと抽出

作成:2007/07/14
改訂:YYYY/MM/DD
対応Photoshopバージョン:CS3




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ここではPhotoshopの画像補正の機能のうち、画像の一部を切り抜いたりする操作を実習しながら紹介します。


もくじ

切り抜きツール

切り抜きツール()は画像の一部を切り抜いたり、逆に広げたりできます。

  1. 適当な画像ファイルを開きます。



  2. 切り抜きツール()を選択し、切り抜きたい画像の一部をドラッグして選択します。
    切り抜かれる領域が明るく、それ以外の部分が暗く表示されます。



  3. ハンドル(領域の辺と角にある□)を操作すると領域の拡大と縮小ができます。また、外側の角をドラッグすると、角度をつけて切り抜くことができます。



  4. 確定するときはオプションバーの「○」をクリックするか、Enterキーを押します。
    キャンセルする場合は、「×」をクリックするか、Escキーを押します。



  5. 別の画像を開きます。作業用にウィンドウを少し広げてから、切り抜きツールでわざと外側へ領域を指定してみます(いったん全体を指定して、ハンドルを操作します)。



  6. 確定させると、画像の領域を拡張できます。




    ヒント:切り抜きツールで範囲を指定した後、オプションバーで「遠近法」をオンにすると、領域を斜めにも指定できるようになります。この場合、切り抜かれた画像は領域が水平になるよう自動的に補正されます。




    「遠近法」を指定した後、ハンドルを操作。
    ここでは、左上端のハンドルを操作して上の辺を斜めにしています。


    確定させます。指定された領域が水平になるよう、画像が補正されています。




切り抜きコマンド

[イメージ]メニューにある[切り抜き]コマンドは、選択範囲をもとに切り抜きを実行します。

  1. 練習用に適当なファイルを開きます。


  2. 長方形選択ツール()で切り抜く範囲を指定します。



  3. [イメージ]メニューの[切り抜き]を実行します。画像が切り抜かれます。



  4. Shiftキーを押しながら、長方形選択ツールを使い、画像に複数の選択範囲を作ってみます。



  5. この状態で[イメージ]メニューの[切り抜き]を実行すると、各選択範囲の外側を囲むように切り抜きが実行されます。




角度補正して切り抜き

[ファイル]→[自動処理]→[角度補正して切り抜き]は画像の中のエッジ部分をみつけて、それを基準に複数画像を抽出して切り抜きます。複数の画像をいっぺんにスキャンしたような状態から、個々のファイルを切り出すような処理に適しています。

  1. 今回は次のような画像を利用します。いくつかの写真がバラバラに存在しています。



  2. [ファイル]→[自動処理]→[角度補正して切り抜き]を実行します。
    自動的に抽出画像からファイルができます(元ファイルは元の状態のまま残ります)。




抽出

[フィルタ]メニューにある[抽出...]コマンドを使うと、画像から一部の対象を切り抜くことができます。
各種の選択範囲ツールでは抽出が難しい場合に利用してみてください。

  1. 練習用に適当なファイルを開きます。


  2. [フィルタ]メニューの[抽出...]を選択します。次のようなダイアログボックスが表示されます。




  3. このダイアログボックスの中にある境界線マーカーツール()で、対象になるものの周辺部分をドラッグして選択します。



  4. ダイアログボックス内の塗りつぶしツール()で、抽出する部分を塗りつぶします。



  5. [OK]ボタンをクリックして、抽出を実行します。対象外の部分は透明になります。




★今回のまとめ★
Photoshopには画像の一部を切り抜いたり、抽出したりする際に、様々な方法が利用できます。





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