GIFアニメーションの作成

作成:2007/07/03
改訂:YYYY/MM/DD
対応Photoshopバージョン:CS3




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ここではPhotoshopを使って、トゥイーン(フレーム間を補完する機能)によるGIFアニメーション作成の方法を実習を交えて解説します。


もくじ

GIFアニメーションとは?
GIFアニメーションは、GIFファイル形式のひとつです。
内部に複数のGIFからなる「フレーム(コマ)」をもっており、これを順番に表示することでパラパラ漫画のようなアニメーションができます。
インターネットでは比較的初期の段階からよく利用されているファイル形式です。

アニメーションの作成(トゥイーンによるアニメーション)

  1. Photoshopを起動します。

  2. 適当な画像を開くか、新規ファイルを作成します。



  3. 文字ツールで任意の文字を入力します。



  4. [レイヤー]→[レイヤースタイル]→[ドロップシャドウ...]を選択します。
    適当な設定で適用してください。



  5. アニメーションパレットを表示します。画面上に見当たらない場合は、[ウィンドウ]→[アニメーション]を選択します。



  6. パレット上で「選択したフレームを複製」をクリックします。



  7. パレット上にアイコンがひとつ増加します。



  8. 「フレーム1」をクリックして選択し、レイヤーパレットで、
    ・文字レイヤーの不透明度を「0」
    に設定します(この時点で文字は見えなくなっているはずです)。



  9. 今度は、「フレーム2」をクリックして選択し、文字レイヤーの不透明度を「100」に設定します。



  10. Shiftキーを押しながら、「フレーム1」と「フレーム2」をクリックして選択し、「アニメーションフレームをトゥイーン」ボタンをクリックします。



  11. 表示されるダイアログボックスで、追加するフレームに「5」を指定して[OK]ボタンをクリックします。



  12. 自動的に5つのフレームが挿入され、合計で7つのフレームになります。
    なにもない(フレーム1)の状態から、文字がある(フレーム7)状態へ、徐々に変化するようにフレームができあがっています。



  13. パレット上の「アニメーションを再生」ボタンをクリックします。文字が現れるアニメーションが繰り返し表示されます(繰り返しのため、点滅しているように見えます)。




  14. 確認できたら、「アニメーションの停止」()ボタンをクリックして、アニメーションを停止させます。


  15. パレットの左端下にある「ループオプションを設定」ボタン(「無限」と表示されている)をクリックします。ここでアニメーションの繰り返し回数を指定できます。
    「一度」でも「無限」でもないときは、「その他...」をクリックして、ループ数を設定します。





    この例では3回を指定しています。

  16. 次に、フレームのディレイ(遅延)設定を行ってみます。
    Shiftキーを押しながらクリックして、アニメーションパレットのアイコンの1〜7までを選択します。



  17. 任意のフレームのアイコンの下にある小さな三角マーク(「0秒」の横)をクリックして、「0.5」を選択します。



  18. [ファイル]→[Webおよびデバイス用に保存...]を選択し、プリセットに、GIF形式のいずれかを指定してファイルを保存します。ファイルは自動的にGIF形式となります。これでGIFアニメーションファイルは完成です。



    繰り返し回数:3、各フレームのディレイを0.2秒にしたファイル。
    動作を確認したいときは、こちらをクリックしてください(別ウィンドウに表示されます)。


    *注意*
    いったんGIFアニメーションとして保存されたファイルは、Photoshopで読み込んでもその最初のフレームが表示されるだけです。もとのファイルをPSD形式で保存しておきましょう。


★今回のまとめ★
PhotoshopではGIFアニメーションが作成できます。
今回は次の内容を学習しました。





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