ペンツールでパスを描く

作成:2010/08/12




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改訂履歴 2010/08/12 初版


ペンツールでパスを描く

ペンツールでパスを描画して、パスの特徴をつかみます。

  1. ツールボックスからペンツールを選択します。



  2. オプションバー(画面の左上端)で、「パス」を選択します。これを選択しておくと、パスだけが描画されます(左隣の「シェイプレイヤー」では、パスを描くと同時にシェイプレイヤーが作成され、パスはそのままベクトルマスクとなります)。



  3. 画像の適当な位置でクリックします。ここでは、赤丸印の三カ所をクリックしました。
    クリックした点を結ぶように線が現れます。点は「アンカーポイント」と呼ばれ、このアンカーポイントで結ばれた2点間がひとつのパス(「サブパス」)です。
    通常、図形は複数のサブパスから構成されますので、パスと言った場合、一般的にはこの図形全体を表します(厳密にはパスコンポーネント)。




  4. もとの地点に戻ってクリックします。
    これでパスは閉じた状態となり、描画が完了します。このように閉じたパスを「クローズドパス」と呼びます。
    閉じずに終了(最後にEscキーを押す)して「オープンパス」も作成できます。



  5. パスパネルを表示します(画面上に見当たらない場合は「ウィンドウ」メニューから「パス」を選択します)。「作業用パス」として、練習で描いたパスが存在しています。
    ここでは、パレット右下のゴミ箱にドラッグ&ドロップして削除してください。




  6. あたらしくパスを描きます。
    ペンツールを選択した状態で、画像の任意の位置でクリックし、そのまま下方向にドラッグします(Shiftキーを押しながらドラッグするとまっすぐになります)。
    ドラッグした方向と、その反対方向に線が表示されます。これは「方向線」と呼ばれ、パスを曲線で描く場合に重要な役割を果たします。




  7. 続けて、先ほどの少し右側でクリックし、今度は上方向にドラッグします。
    これで下側に弓なりの曲線が現れます。



  8. さらに右側で、またクリックし、下方向にドラッグします。これで上側に弓なりの曲線が描かれます。



  9. 最後にEscキーを押します(オープンパスができます)。
    波形のパスが完成します。



  10. また別のパスを作成してみましょう。
    今度は、最初の点で上方向にドラッグ、次の点で下方向にドラッグし、ここで出てきた方向線の先(方向点)をAlt(MacはOption)キーを押しながらドラッグしていき、上の方向点に重ねていきます。



  11. 3つめの点で下方向にドラッグします。
    これで山なりのパスができます(最後はEscキーを押して描画を終了してください)。



    ヒント:パスの操作には次のツールが使用されます。



    パスコンポーネント選択=ひとつのパスコンポーネント全体を選択して、移動などができます。
    パス選択=ひとつのサブパスを選択して操作できます。




    ペン=パスを描画します。
    フリーフォームペン=ドラッグした線に合わせてパスを描画します。
    アンカーポイントの追加=パス上にアンカーポイントを追加します。
    アンカーポイントの削除=アンカーポイントを削除します。
    アンカーポイントの切り替え=方向点を切り替えて、パスを変更します。






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