レイヤーの自動整列を使うと、よく似たレイヤー画像の位置を揃えて、合成の作業を効率的に進めることができます。
- 2つの画像ファイルを用意します。ここでは、同じ対象物を、同じバックに位置を変えて置いた写真を用意しました。三脚を使っていないので、背景自体、少しズレています(奥のキーボードの角度が違う)。
![](img/tut020_01.jpg)
![](img/tut020_02.jpg)
- 新規ファイルを作成し、画像をそれぞれ別のレイヤーに配置します。
Shiftキーを押しながら、レイヤーパレットで2つのレイヤーをクリックし、選択状態にします。
![](img/tut020_03.jpg)
- [編集]メニューの[レイヤーを自動整列...]を選択します。次のようなダイアログボックスが表示されますので、投影法に「自動設定」を選択して続行してください。
![](img/tut020_04.jpg)
- これで画像が整列されます。
確認のため、レイヤーパレットで、上になっているほうのレイヤー(ここでは「レイヤー2」)の不透明度を下げてみます。
![](img/tut020_05.jpg)
位置がほぼ合致しているようです。
- 「レイヤー2」の不透明度を「100」に戻してから、[レイヤー]メニューの[レイヤーマスク]から[すべての領域を隠す]を実行します。レイヤーマスクができます。
![](img/tut020_11.jpg)
レイヤーマスクの効果で、「レイヤー1」の全体が見えるようになります。
- 描画色を白色にして、対象物がみえていない部分を適当な大きさのブラシツール(エッジにぼかしのあるものが適当です)でドラッグします。レイヤーマスクが編集され、「レイヤー2」の画像が見えてきます。
![](img/tut020_08.jpg)
![](img/tut020_10.jpg)
ヒント:自動整列時にレイヤーが変形され、無駄な部分ができた場合は、切り抜きツールで補正してみてください。
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