ある鳥は、巣から敵を遠ざけるため自分の身を囮に使うという。 僕はそれがどういう事かをよく考えてはいなかった。 親鳥が死ねば、巣立ちのできない雛は飢えてしまう。 親鳥は死ぬことは許されない。 守るということはそういうことだ。 守るモノはけして死んではいけないのだ。 守るモノが守るモノ、守られたモノが守るモノに。 途絶えない限りすべては繋がっていく・・・。