カプリ島はナポリ湾に浮かぶ小さな島です(「地図」参照)。まわりを碧い海に囲まれた、とても美しい島です。海岸まで崖が迫っているため、家々はその崖に張り付くように建っています。 港からケーブルカー(フニコラーレ)でその崖の上に登ると、時計塔やお店の並ぶカプリの街があります。坂道を上ったり下りたり少し散策すると、反対側のとてもきれいな海が見えました。
|
この島の見所は、なんと言っても「青の洞窟」。不思議な洞窟です。底に白い砂が溜まっているため、洞窟に横から差し込んだ光が反射して、水を青く輝かせて見えるそうです。 洞窟へは船で行きました。洞窟の入り口で小さなボートに乗り換えて、中へ入ります。その入り口がまた狭いこと。ボートの上に普通に座っていたのでは、頭を岩に打ち付けてしまいます。客はみなボートの中で思いっきり体を伏せます(というか、寝そべるような感じ)。船頭さんはこれまた体を倒して、鎖を掴んで、波が退いた瞬間を見計らって、鎖を手繰りながら洞窟の中へと入っていくのです。 |
|
中に入ってとにかくびっくり! 水がこんなに青く輝くことがあるなんて・・・ 夢中でカメラのシャッターを切りました。(この写真は当時小学5年生の息子の撮影です。コンパクトカメラなので、フラッシュが焚かれてしまいました。だからかえって洞窟の中の様子がよくわかります。)
静かな洞窟の中に、船頭さんの歌うカンツォーネが響き渡り、これまた幻想的なムードを盛り上げてくれます。ただただ、その美しさに見とれてしまいました。
|
|
写真ではうまく表現できませんが、とにかく水が光っているのです。美しい深い青色に輝いているのです。何という色なんだろう。コバルトブルー? 硫酸銅ブルー? うーん、うまく表現できません!
午前中の方が光の具合がよいので美しいと聞いたのですが、午後でも十分その美しさを堪能することができました。でも、いつでも見られるわけではないそうなので、これだけの輝きに出会えたのは、とても運がよかったのかも知れません。 |