実物経済市場での優位性について（例）

　日本の企業は、世界のハード面における様々な生産分野（市場）に進出しており、その分野で優位性を確立している。以下にある生産分野（市場）以外でもニッチ産業（例自動よこ編み機、ＤＰＥ用ミニラポ、プリント配線用穴開けドリル・・・・などの小市場だが高度な技術が必要な分野）といわれるものも含めると、世界のかなりのハード生産の分野において、日本からの原材料の供給なしには、生産がなりたたない状態となっている。

（例）

• 液晶パネル　→　日本企業の独占。液晶パネル部品となるステッパーは、キャノンとニコンで世界市場を独占。
• レーザーダイオード　→　,ＣＤプレーヤやレーザープリンターの部品世界市場の９９％が日本製。シャープ１社で４０％のシェア。
• CD-ROMドライブ　→　,ほぼ日本企業による独占。ソニー１社で４０％のシェア。
• セラミック・コンデンサー　→　,村田製作所１社で世界の総生産量の半分を占める。
• セラミック・フィルター　→　世界の総生産量の８０％を占める。
• 半導体用シリコン　→　,世界市場の８０％が日本製。
• 半導体用セラミック　→　日本企業の独占。
• ＯＣＲ　→　光学スキャナーなどのシステム。ほぼ日本企業の独占。
• レーザープリンター用エンジン　→　キャノン１社で世界市場の８０％を独占。
• 産業ロボット　→　世界市場の７０％が日本製
• コンピュータ数値制御ユニット　→　日本企業が世界市場の６０％を占める。
• 小型モータ　→　マブチモーター１社で、世界市場の６０％を占める。
• 鋳型　→　製造機器のもととなる。世界市場の６０％を日本製。
• ベアリング　→　日本企業の独占。
• 顕微鏡、電子顕微鏡　→　ほぼ日本企業の独占。
• 内視鏡　→　ほぼ日本企業の独占。オリンパス１社で、世界市場の７０％を,占める。
• ハイテクランプ　→　コピー機、半導体製造機器に使うランプ。日本企業の独占。
• 腕時計、時計部品。　→　シチズン１社で世界の腕時計の２０％を生産。
  　など例をあげるときりがない。他にも、ノート型パソコン、ファックス、コピー機、造船、ニッケル水素電池、公害抑制技術、カーボンファイバー、航空機器、建設機器、鉄鋼生産などの市場においても、日本企業が市場の牽引役を果たしている。。
  　また、例えば、電子部品の村田製作所、自動車部品のデンソーや炭素繊維分野における東レのように、１社で複数の製品部門において世界市場を独占に近い状態で牽引している企業が多数存在している。

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