子育てノート

(1)情緒の安定のために
  a.お話を聞かせたり、歌をうたったり、ボールをころがしたり、子供と一
    緒に遊び、愛情を感じさせてください。お手伝いも効果的です。
  b.早く自立させようとしてつきはなすと(下の子に手がかかるときなど)
    心が不安定になります。
  c.両親の不和、けんかは、こどもの心に大変大きな不安を抱かせます。家
    庭内はなごやかな雰囲気が必要です。
  d.不安定な情緒を穏やかにするには、なによりも愛情を感じてもらう必要があります。
    ひざの上に載せたり、抱っこしてあげたり、アタッチメントは大切です。
  e.孤立のないようにしましょう。「あっちいって」は禁句です。
    愛情を受けてこそ愛情を与えられるようになります。
    子どもの遊びの中に入って、いっしょに遊ぶ時間を持つようにしましょう。

(2)自信をつけるために

  子供のよいところを見つけて、まず「ほめる」ことから始めます。

(3)体の発育のために

  早寝早起きをし、しっかり朝ごはんを食べましょう。好き嫌いなく
  なんでもおいしく食べられるようにしたいものです。

(4)音楽を好きにするために

  手で鳴らすおもちゃの楽器を、ときどき保護者の方も鳴らしてたのしんでくださ
  い。一緒に歌ったり、質の良い音楽を聞かせたりしましょう。

(5)絵を好きにするために

  絵を描く材料(紙とパス)を与えて、いつでも描けるようにしておきましょう。
  色や形にはこだわりません。指示しすぎますと新しいものが描けなくなり、
  創造性が失われてきます。「のびのびしている」「よくがんばった」「楽しそう」など、
  子どもの態度をほめてあげましょう。
  運動でも言葉でも、すべての表現活動は、機会を多くし、材料に慣れることが大切です。

(6)睡眠について

  睡眠についても、3歳を超えると徐々に身体のリズムを通常に合わせていきましょう。
  長時間の睡眠が身体を作ります。幼児は1日に8時間以上眠れるように早寝早起きに心がけましょう。
  小学校ではお昼寝はありませんので、年長までお昼寝の習慣が出来上がっていると学習が妨げられることがあります。

(7)学習は年齢別が基本です。

  発達段階によって遊び方や人間関係の作り方、興味のもつものが変ってきます。
  たとえば、5歳児と2歳児が常に一緒にいると、5歳児の発達が遅れていても気がつかないことがあります。
  お絵かきは情操を高め、思考力を育て、正常な発達を確認するためにも有効です。


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 上賀茂こども園 インターネット係