<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)や、音楽、文学、演劇、映像などのさまざまなジャンルの芸術の特性を比較し、それらに接近するための学問的な解釈方法論を解説する。
<教科書>:使用しない
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0927 初日オリエンテーション
1 1004 絵画の解釈と鑑賞
2 1018 彫刻の解釈と鑑賞
3 1025 建築の解釈と鑑賞
4 1108 工芸の解釈と鑑賞
5 1115 文学の解釈と鑑賞
6 1122 音楽の解釈と鑑賞
7 1129 演劇の解釈と鑑賞
8 1206 映画の解釈と鑑賞
9 1213 写真の解釈と鑑賞
10 1220 アートの現状レポート
11 0110 全体まとめと解説
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
1 0412 「美学」の定義(オリエンテーション)
2 0419 〃
3 0426 「美」について(『判断力批判』における「美の分析論」)
4 0510 〃(デファクト・スタンダードとしてのギリシャ古典モデル)
5 0517 〃「美」と「崇高」
6 0524 「自然(の美しさ)」と「人工(の美しさ)」
7 0531 〃「芸術」について
8 0607 「趣味」について
9 0614 「天才」について
10 0621 「趣味」と「天才」の関係:カント以後の美学の展開(モダンとポストモダン)
11 0628 美学の現代的課題:身体、テクノロジー
12 0705 〃 環境(生態、景観、デザイン)
13 0712 全体についての質問と補足説明
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
1 0413 「美学」の定義(オリエンテーション)
2 0420 〃
3 0427 「美」について(『判断力批判』における「美の分析論」)
4 0511 〃(デファクト・スタンダードとしてのギリシャ古典モデル)
5 0518 〃「美」と「崇高」(歴史的意義と現代的意義)→「滑稽」と美的諸範疇
6 0525 「自然(の美しさ)」と「人工(の美しさ)」
7 0601 〃「芸術」について
8 0608 「趣味」と「天才」
9 0615 〃 カント以後の美学の展開(モダンとポストモダン)
10 0622 美学の現代的課題:身体、テクノロジー
11 0629 〃 環境(生態、景観、デザイン)
12 0708 全体についての質問と補足説明
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
1 0415 「美学」の定義(オリエンテーション)
2 0422 〃
3 0506 「美」について(『判断力批判』における「美の分析論」)
4 0513 〃(デファクト・スタンダードとしてのギリシャ古典モデル)
5 0520 〃「美」と「崇高」(歴史的意義と現代的意義)→「滑稽」と美的諸範疇
6 0527 「自然(の美しさ)」と「人工(の美しさ)」
7 0603 〃「芸術」について
8 0610 「趣味」と「天才」
9 0617 〃 カント以後の美学の展開(モダンとポストモダン)
10 0624 美学の現代的課題:身体、テクノロジー、環境(生態、景観、デザイン)
11 0701 〃
12 0708 全体についての質問と補足説明
<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)や、音楽、文学、演劇、映像などのさまざまなジャンルの芸術の特性を比較し、それらに接近するための学問的な解釈方法論を解説する。
<教科書>:使用しない
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
1 1007 初日オリエンテーション
2 1021 絵画の解釈と鑑賞
3 1028 彫刻の解釈と鑑賞
4 1111 建築の解釈と鑑賞
5 1118 工芸の解釈と鑑賞
6 1125 文学の解釈と鑑賞
7 1202 音楽の解釈と鑑賞
8 1209 演劇の解釈と鑑賞
9 1216 映画の解釈と鑑賞
10 0113 写真の解釈と鑑賞
11 0120 全体のまとめと解説、アートの現状レポート
<講義概要>
西欧における美や芸術についての考え方を、主要な著作の内容を紹介しながら歴史的に検討していく。今学期は、おもに近現代、とくに20世紀の美学の諸潮流を取りあげる
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1002 秋学期オリエンテーション:20世紀の美学
1 1009 ハイデガー:存在論的美学
2 1016 ガーダマー:解釈学的美学
3 1023 アドルノ:批判理論
4 1030 ベンヤミン:知覚と政治
5 1106 インガルデン:現象学的美学
6 1113 ムカジョフスキー:チェコ構造主義美学
7 1120 バフチン:文化記号論
8 1127 メルロ=ポンティ:知覚の現象学
9 1204 フーコー:知の考古学
10 1211 バルト:物語と写真
11 1218 リオタール:崇高とポストモダン
12 0108 エーコ:記号と解釈
13 0115 ウィリアムズ:文化研究
14 0122 全体のまとめと解説
(受講生の反応などにより予定が変更される場合があります。
講義中の指示や連絡に注意してください)
<講義概要>
芸術は、社会のなかで一つのメディアとして、さまざまな役割をはたしている。この講義では、日本や西欧の絵画に見られる多種多様な機能やメッセージを解説した教科書を使用しながら、芸術作品がもつ意外な特性を発見していきたい。
<教科書>:島本/岸編『絵画の探偵術』(昭和堂)
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1002 秋学期オリエンテーション
1 1009 物語る絵画(旧約の世界)
2 1016 物語る絵画(新約の世界)
3 1023 物語る絵画(仏陀の生涯)
4 1030 物語る絵画(西洋の古典モティーフ)
5 1106 物語る絵画(日本の古典モティーフ)
6 1113 讃える絵画(聖母子と聖人)
7 1120 讃える絵画(仏たち)
8 1127 讃える絵画(西洋の世俗の個人)
9 1204 讃える絵画(日本の世俗の個人)
10 1211 世界を見る絵画(宇宙観)
11 1218 世界を見る絵画(前世と死後の世界)
12 0108 絵画の文法(時間)
13 0115 絵画の文法(身ぶり)
14 0122 全体の解説と補足説明
(受講生の反応などにより予定が変更される場合があります。
講義中の指示や連絡に注意してください)
<全体計画>
0 1007 オリエンテーション
1 1021 カスティリオーネ『廷臣論』
2 1028 ルソー:「自然に帰れ」
3 1111 カント:無関心性
4 1118 カント:崇高
5 1125 ニーチェ:力への意志としての芸術
6 1202 フロイト:原始的本能
7 1209 ヴァールブルク:西欧古典美術のなかの蛇
8 1216 バタイユ:エロティシズムについて
9 0120 現代美術における「啓蒙と未開」
10 0127 全体のまとめと解説
<全体計画>
01 オリエンテーション
02 視覚情報を読み解くための基礎的方法
03 メディアアートの考古学1:レオナルド《最後の晩餐》
04 メディアアートの考古学2:ルーベンス《パリスの審判》
05 メディアアートの考古学3:レンブラント《聖家族》
06 メディアアートの考古学4:マネ《オランピア》
07 日本美術の場合:《源氏物語絵巻「柏木U」》
08 現代アートの場合:ピカソ《アビニョンの娘たち》
09 講義全体のまとめ:視覚情報とその加工
10 質問カードへの回答
11 ディスカッション資料(レポート)の作成
12 ディスカッション
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0410 「美学」の定義(オリエンテーション)
1 0417 〃
2 0424 「美」について(『判断力批判』における「美の分析論」)
3 0508 〃(デファクト・スタンダードとしてのギリシャ古典モデル)
4 0515 「美」と「崇高」(歴史的意義と現代的意義)→美的範疇
5 0522 「自然(の美しさ)」と「芸術/人工(の美しさ)」
6 0529 「芸術」について
7 0605 「趣味」と「天才」
8 0612 〃(ロマン主義と近代美学)
9 0619 『判断力批判』のアクチュアリティ
10 0626 美学の現代的課題:身体とテクノロジーをめぐる美学の諸問題
11 0703 :生態環境の美学(景観、アメニティ、エコロジー)
12 0710 全体についての質問と補足説明(現代の美意識と美術愛好)
<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)や、音楽、文学、演劇、映像などのさまざまなジャンルの芸術の特性を比較し、それらに接近するための学問的な解釈方法論を解説する。
<教科書>:使用しない
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0410 初日オリエンテーション
1 0417 絵画の解釈と鑑賞
2 0424 彫刻の解釈と鑑賞
3 0508 建築の解釈と鑑賞
4 0515 工芸の解釈と鑑賞
5 0522 文学の解釈と鑑賞
6 0529 音楽の解釈と鑑賞
7 0605 演劇の解釈と鑑賞
8 0612 映画の解釈と鑑賞
9 0619 写真の解釈と鑑賞
10 0626 アートの現状レポート1
11 0703 アートの現状レポート2
12 0710 全体まとめと解説
<全体計画>
01 オリエンテーション:自己紹介
02 「絵画のメディア学」:視覚文化研究の基礎的方法
03 メディアアートの考古学1:報道する絵画(異国図)
04 メディアアートの考古学2:煽動する絵画(革命画)
05 メディアアートの考古学3:警告する絵画(七つの大罪)
06 メディアアートの考古学4:祈願する絵画(祭壇画)
07 インターネットを利用した視覚情報アクセスの実践(その可能性と限界の評価)
08 ヨーロッパ美術・日本美術・現代アート
09 視覚「文化研究」と「美学」
10 講義全体のまとめと質問
11 ディスカッション資料(レポート)の作成
12 ディスカッション
<講義概要>
「美学に関する重要な著作を取り上げ講読する。また、内容につい
ての討議を行い、芸術への理論的アプローチを試みる」
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
01: 初回オリエンテーション
02: 美学と「美」について
03: 芸術学と「芸術」について
04: 芸術の基本構造
絵画作品の解釈(パノフスキー「図像と図像解釈学」)
05: パノフスキーについて
06: 《アルノルフィーニ夫妻像》
07: 《ラス・メニーナス》
08: 《フォリー・ベルジェール劇場のバー》
作品解釈の応用例
09: 彫刻:《ミロのヴィーナス》(イタリア現代彫刻)
10: 建築:日本の近代建築
11: 工芸:モリスと《ケルムスコット・ハウス》
12: 写真:アンリ・カルティエ=ブレッソン《決定的瞬間》
13: 講義内容のまとめと質問
14: 試験(ディスカッションのための資料作成)
15: ディスカッション
<講義概要>
西洋における美や芸術についての考え方を、主要な著作の内容を紹介しながら歴史的に検討していく。今学期は、おもに19世紀の美学や芸術論の諸潮流を取りあげる
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1003 初日オリエンテーション:19世紀の美学について
1 1010 リップスと「感情移入」
2 1017 フロイトと「無意識」
3 1024 ルーモールと「美術史学」の成立
4 1031 ブルクハルトと「チチェローネ」
5 1107 ニーチェと「近代美学の克服」
6 1114 ディルタイと「解釈学」
7 1128 中間のまとめ
8 1205 フィードラーと「芸術家美学」
9 1212 ボードレールと「近代生活」
10 1219 ベルクソンと「持続」
11 0109 クローチェと「直観」
12 0116 ラスキンと「中世」
13 0123 全体についての質問と補足説明
(受講生の反応などにより予定が変更される場合があります。
講義中の指示や連絡に注意してください)
<講義概要>
芸術は、社会のなかの一つのメディアとして、さまざまな役割をはたしている。この講義では、日本や西欧の絵画に見られる多種多様な機能やメッセージを解説した教科書を使用しながら、芸術作品がもつ意外なおもしろさを発見していきたい。
<教科書>:島本浣/岸文和編『絵画のメディア学』(昭和堂)
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1003 秋学期オリエンテーション:絵画の見方(メディアとしての絵画)
1 1010 報道する絵画:ゴーギャン《イア・オラナ・マリア》
2 1017 宣伝する絵画:クラーナハ《マルティン・ルターの肖像》
3 1024 分析する絵画:ピカソ《泣く女》
4 1031 感謝する絵画:マネ《エミール・ゾラの肖像》
5 1107 告白する絵画:ダ・メッシーナ《書斎の聖ヒエロニムス》
6 1114 風刺する絵画:ブリューゲル《怠け者の天国》
7 1128 警告する絵画:ボス《7つの大罪》
8 1205 煽動する絵画:ドラクロワ《民衆を率いる自由の女神》
9 1212 祈願する絵画:メムリンク《最後の審判》
10 1219 絵画制作を描く絵画:フェルメール《アトリエの画家》
11 0109 絵画流通を描く絵画:ヴァトー《ジェルサンの看板》
12 0116 絵画消費を描く絵画:メツー《手紙を読む若い女性》
13 0123 まとめと質問
(受講生の反応などにより予定が変更される場合があります。
講義中の指示や連絡に注意してください)
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0411 「美学」の定義(オリエンテーション)
1 0418 〃
2 0425 「美」について(『判断力批判』における「美の分析論」)
3 0502 〃(デファクト・スタンダードとしてのギリシャ古典モデル)
4 0509 「美」と「崇高」(歴史的意義と現代的意義)→美的範疇
5 0516 「自然(の美しさ)」と「芸術/人工(の美しさ)」
6 0523 「芸術」について
7 0530 「趣味」と「天才」
8 0606 〃(ロマン主義と近代美学)
9 0613 『判断力批判』のアクチュアリティ
10 0620 美学の現代的課題:身体とテクノロジーをめぐる美学の諸問題
11 0627 :生態環境の美学(景観、アメニティ、エコロジー)
12 0704 :美学と政治(レイス、クラス、ジェンダー)
13 0711 全体についての質問と補足説明(現代の美意識と美術愛好)
<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)や、音楽、文学、演劇、映像などのさまざまなジャンルの芸術の特性を比較し、それらに接近するための学問的な解釈方法論を解説する。
<教科書>:使用しない
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0411 初日オリエンテーション
1 0418 絵画の解釈と鑑賞
2 0425 彫刻の解釈と鑑賞
3 0502 建築の解釈と鑑賞
4 0509 工芸の解釈と鑑賞
5 0516 文学の解釈と鑑賞
6 0523 音楽の解釈と鑑賞
7 0530 演劇の解釈と鑑賞
8 0606 映画の解釈と鑑賞
9 0613 写真の解釈と鑑賞
10 0620 アートの現状レポート1
11 0627 アートの現状レポート2
12 0704 アートの現状レポート3
13 0711 全体まとめと解説
<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、まず、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)、音楽、文学、映像などのさまざまな芸術ジャンルについて、その基本的な構成要素、素材や表現技法、歴史的(地理的)展開、作品解釈のための方法論などを、代表的な作例を具体的に紹介しながら検討する。次に、その成果をもとに、各ジャンルのそれぞれの特質を比較によって明らかにするとともに、芸術作品を解釈するための一般理論の基礎的な枠組みを提示する。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<毎回の講義概要>(準備中)
<全体計画>(予定)
01: 基礎的な課題の提示
02: 絵画
03: 彫刻
04: 建築・工芸
05: 造形芸術と上演芸術
06: 文学・音楽
07: 演劇・映像(映画、写真)
08: 現代の諸傾向(国際化、情報化、社会化)
09: 作品解釈の一般理論
10: パノフスキーの解釈モデル
11: イーザーの解釈モデル
12: 現代の解釈理論
13: 新しいアート概念へ
14: レポート作成:各自の関心に応じてテーマを選び、要約と反論を試みること
15: レポートをもとにしたディスカッション
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0414 「美学」の定義(オリエンテーション)
1 0421 〃
2 0428 「美」について
3 0512 〃(デファクト・スタンダードとしてのギリシャ古典モデル)
4 0519 〃(『判断力批判』における「美の分析論」)
5 0602 「美」と「崇高」(歴史的意義と現代的意義)
6 0609 「自然(の美しさ)」と「芸術/人工(の美しさ)」
7 0616 「趣味」と「天才」(ロマン主義と近代美学)→美学の歴史的展開
8 0623 美学のアクチュアリティ:『判断力批判』の限界と、美学の現代的課題
9 0630 美学の現代的課題:美と身体、テクノロジーと美学、美と政治
10 0707 (全体についての)質問と補足説明
<講義概要>
西洋における美や芸術についての考え方を、主要な著作の内容を紹介しながら歴史的に検討していく。今学期は、おもに古代から中世、近世、および20世紀の美学の諸潮流を取りあげる。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1006 オリエンテーション:西洋美学の歴史について
1 1013 プラトン『パイドロス』
2 1020 アリストテレス『詩学』
3 1027 ヴィトルヴィウス
4 1110 トマス
5 1117 アルベルティ
6 1124 レオナルド
7 1201 ヴァザーリ
8 1208 ヴィンケルマン
9 1215 レッシング
10 0112 ブルクハルト
11 0119 全体についての質問と補足説明
<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)や、音楽、文学、演劇、映像などのさまざまなジャンルの芸術の特性を比較し、それらに接近するための学問的な解釈方法論を解説する。
<教科書>:使用しない
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0412 初日オリエンテーション
1 0419 絵画の解釈と鑑賞
2 0426 彫刻の解釈と鑑賞
3 0510 建築の解釈と鑑賞
4 0517 工芸の解釈と鑑賞
5 0524 文学の解釈と鑑賞
6 0531 音楽の解釈と鑑賞
7 0607 演劇の解釈と鑑賞
8 0614 映画の解釈と鑑賞
9 0621 写真の解釈と鑑賞
10 0628 アートの現状レポート
11 0705 パブリックアートとアートマネジメント
12 0712 全体まとめと解説
<講義概要>
芸術は、社会のなかの一つのメディアとして、さまざまな役割をはたしている。この講義では、日本や西欧の絵画に見られる多種多様な機能やメッセージを解説した教科書を使用しながら、芸術作品がもつ意外なおもしろさを発見していきたい。
<教科書>:島本浣/岸文和編『絵画の探偵術』(昭和堂)
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1004 秋学期オリエンテーション:絵画の見方(メディアとしての絵画)
1 1011 物語る絵画(旧約の世界)
2 1018 物語る絵画(新約の世界)
3 1025 物語る絵画(仏陀の生涯)
4 1101 物語る絵画(西洋の古典モティーフ)
5 1108 物語る絵画(日本の古典モティーフ)
6 1115 讃える絵画(聖母子と聖人)
7 1122 讃える絵画(仏たち)
8 1129 讃える絵画(西洋の世俗の個人)
9 1206 讃える絵画(日本の世俗の個人)
10 1213 世界を見る絵画(宇宙観)
11 1220 世界を見る絵画(前世と死後の世界)(pp.74-81)
12 0110 絵画の文法(時間)
13 0117 絵画の文法(身ぶり)
14 0124 全体の解説と補足説明
<全体計画>(予定)
0 0427 オリエンテーション
1 0511 人文学としての美術史学(ブルクハルト)
2 0518 第一次ニューアートヒストリー:鑑定の美術史(ベレンソン)
3 0601 第二次ニューアートヒストリー:様式根源と視覚性(ヴェルフリーンとリーグル)
4 0608 第三次ニューアートヒストリー:図像解釈学(パノフスキーとヴァールブルク)
5 0615 狭義のニューアートヒストリーへの引き金:批判的文化研究(ウィリアムズ)
6 0622 解釈学のパラダイム転換:イーザーと受容美学
7 0629 新しい歴史学
7 0928 クラークと社会史
8 1005 ノクリンとジェンダー論
9 1012 バクサンドールと視覚文化論
10 1019 ケンプと絵画の受容美学
11 1026 クラウスベルクとメディア論
12 1102 シュトリータ=ベンダーとワールドアート論
13 1109 ディリと制度史
14 1116 ポミアンとコレクション
15 1130 今後の展望
<講義概要>
学問としての美学が語ってきたことばには、わかりにくいものが多い。この講義では、そのような専門用語をできるだけわかりやすく解説することで、美学という学問の役割や存在意義を明らかにする。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0414 「美学」の定義(オリエンテーション)
1 0421 〃
2 0428 「美」について(カントの『判断力批判』)
3 0512 〃
4 0519 〃(「美」と「崇高」について)
5 0526 「自然(の美しさ)」と「芸術/人工(の美しさ)」
6 0602 〃
7 0609 「趣味」と「天才」(美学の歴史的展開)
8 0616 〃
9 0623 「美」と「社会」(美学の現代的課題)
10 0630 〃
11 0707 (全体についての)質問と補足説明
<講義概要>
近代日本におけるヨーロッパのアカデミックな美学の移植と発展の過程を、主要な著作の内容を紹介しながら歴史的に検討していく。今学期は、おもに明治維新から20世紀初頭にかけての大学での美学の展開を取りあげる。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1006 近代日本における美学と芸術:概観と同時代の欧米状況
1 1013 西周:実学の導入と美学
2 1020 中江兆民:翻訳語の形成
3 1027 フェノロサ:美学(芸術家美学)の移植(日本美の「発見」)
4 1110 岡倉天心:制度としての「美術」の確立(美術学校、美術館、美術史学)
5 1117 森鴎外:ドイツ観念論美学の受容(近代文学について)
6 1124 ケーベル:近代音楽美学の移植(人格主義、貴族的な芸術趣味)
7 1201 大塚保治:美学講座の設立(学問的自立、芸術批評からの孤立)
8 1208 大西祝:心理学的美学の形成
9 1215 深田康算:関西の美学と美術史学の発展状況
10 0112 日本のその他のさまざまな美学者たち
11 0119 全体についての質問と補足説明
<講義概要>
芸術の世界は、同じ芸術という語で呼ばれているのが不思議なほどに多様だ。この講義では、美術(絵画、彫刻、建築、工芸)や、音楽、文学、演劇、映像などのさまざまなジャンルの芸術の特性を比較し、それらに接近するための学問的な解釈方法論を解説する。
<教科書>:使用しない
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 0413 初日オリエンテーション
1 0420 絵画の解釈と鑑賞
2 0427 彫刻の解釈と鑑賞
3 0511 建築の解釈と鑑賞
4 0518 工芸の解釈と鑑賞
5 0525 文学の解釈と鑑賞
6 0608 音楽の解釈と鑑賞
7 0615 演劇の解釈と鑑賞
8 0622 映画の解釈と鑑賞
9 0629 写真の解釈と鑑賞
10 0706 アートの現状レポート
<講義概要>
芸術を楽しむことと芸術について研究することとのあいだには、微妙だがしかし重要な差異がある。この講義では、芸術を学問的に研究するうえでのさまざまな問題点を扱った教科書を使用しながら、現代における芸術学研究の方法論について具体的に概説する。
<教科書>:太田喬夫編『芸術学を学ぶ人のために』(世界思想社)
<参考書>:講義中に指示する。
<全体計画>
0 1005 秋学期オリエンテーション
1 1012 制度としての美術史学の成立:ホルバイン論争
2 1019 巨匠たちの時代:リーグル
3 1026 巨匠たちの時代:ヴェルフリーン
4 1109 巨匠たちの時代:パノフスキー
5 1116 巨匠たちの時代:ヴァールブルク
6 1130 巨匠たちの時代:ベレンソン
7 1207 ニュー・アート・ヒストリー
8 1214 日本美術史研究の現在
9 1221 諸文化圏の芸術とその相互交流
10 0111 音楽研究の方法論
11 0118 演劇研究の方法論
<講義概要>
美術史学の方法論を扱った英語の文献を講読する。作品を解釈するための基礎的な知識を学びたい。出席と授業中の発表を重視する。
<教科書>:プリントを配布する。
<参考書>:講義中に指示する。
<講義概要>
近代国家形成期の日本に西洋から移植された「芸術」や「美学」が、その後どのようなかたちで制度としての発展を遂げるのかを、19世紀後半のグローバルな文化状況を視野に入れつつ、テキストや画像資料などを使いながら考察する。たんなる歴史的回顧ではなく、今後の美学芸術学研究のあり方についても批判的に検討していきたい。
<教科書>:使用しない。
<参考書>:講義中に指示する。
全体計画
1 講義概要の説明
2 1868年から1900年までの日本の文化状況の概観
3 同時期の諸地域の文化状況の概観
4 西周:翻訳語の形成と先行伝統
5 フェノロサ:日本美の「発見」
6 岡倉天心:制度としての「美術」の確立
7 森鴎外:ドイツ観念論の美学と近代日本文学
8 ケーベル:西洋音楽と日本
9 大塚保治:美学講座の成立
10 深田康算:京都の文化状況と美学
講義概要:美術史研究の基礎理論としてのイコノロジーの意義を、ヴァールブルクとパノフスキーのテキストを検討しながら検証する。
全体計画
0 0506 イコノロジー研究のアクチュアリティ
1 0513 ヴァールブルクの生涯と3つの問題圏
2 0520 ☆パトス・身ぶり・記憶(テクストとコンテクスト)
3 0603 「デューラーとイタリアの古代」
4 0610 「ルター時代の文書と画像における異教古代予言」
5 0617 「ムネーモシュネー」
6 0624 皮膚の想像力
7 1007 ☆国境を越えて(テクストとコンテクスト)
8 1014 「フランドル美術とフィレンツェ・ルネサンス」
9 1021 「フェラーラ・スキファノイア宮殿におけるイタリア美術と国際占星術」
10 1028 「蛇儀礼」
11 1104 ☆美的次元を越えて(テクストとコンテクスト)
12 1111 「サンドロ・ボッティチェッリの《春》と《ヴィーナスの誕生》」
13 1118 「肖像画術とフィレンツェの市民社会」
14 1202 「フランチェスコ・サッセッティの終意処分」
発表題名:「アビ・ヴァールブルクのムネモシュネー・アトラスについて」
発表日時:1999年8月7日
発表場所:国立西洋美術館講堂
<発表概要>
1999年7月6日から8月29日まで、東京の国立西洋美術館では「記憶された身体:アビ・ヴァールブルクのイメージの宝庫」展が開催された。カタログ制作やシンポジウム開催(国立西洋美術館・ドイツ−日本研究所主催国際シンポジウム「The Faces of Skin / 皮膚の想像力」於国立西洋美術館、1999年7月16〜18日)で協力をしていた関係で、展覧会を記念して開かれたこの講演会でも、展覧会の第5セクションで復元されたヴァールブルクの写真集『ムネモシュネー』について、その概要を説明した。
<配布資料>
『記憶された身体』展記念講演会 8月7日(土)14:00-15:30 於国立西洋美術館講堂 「アビ・ヴァールブルクのムネモシュネー・アトラスについて」 加藤哲弘(関西学院大学) 0 はじめに 1 アビ・ヴァールブルク(Aby Warburg, 1866-1929)について →3つのエピソード 1 契約(1879: 13歳) 2 旅行(1895-96: 29-30歳) 3 帰還(1924: 58歳) 2 『ムネモシュネー』(ΜΝΗΜΟΣΥΝΗ)について 1 現状:名称の由来と現存テキスト 2 成立の経過 3 内容について →「越境」という現代的意義 ・「美術史」の枠を越えること ・パトス的身ぶりへの注目 ・時間空間の制約を越えた編集可能性 3 『ムネモシュネー』のパネルから 1 B:ミクロコスモスとマクロコスモス 2 39:ヴィーナスの王国 3 55:マネの《草上の昼食》 4 その他のパネルから 4 おわりに
発表題名:「ニュー・アート・ヒストリーとカルチュラル・スタディーズ」
発表日時:1998年11月21日
発表場所:立命館大学
<発表概要>
以前に書いた「美術史学の『危機』とその克服」という論文の続編を頼まれていたので、ここではその原稿(「<研究傾向と争點>美術史學の危機、どう克服するか」)をもとに、「ニュー・アート・ヒストリーとは何だったのか?」「ニュー・アート・ヒストリーが美術史学にもたらした変化は?」「ニュー・アート・ヒストリーに取って代わる(?)カルチュラル・スタディーズって何だろう?」という3つの問題設定で自由に私見を話した。美術史学は、もうそろそろ「美術」の「歴史学」にこだわらなくてもいい(こだわらないほうがいい)のではないだろうか。
<配布資料>
立命館大学ワークショップ「カルチュラル・スタディーズとアート」研究会 21.Nov.1998 「ニュー・アート・ヒストリーとカルチュラル・スタディーズ」 (関西学院大学 加藤哲弘) 0 はじめに 1 ニュー・アート・ヒストリーとは、何だったのだろうか? 2 ニュー・アート・ヒストリーが美術史学にもたらした変化は? 3 カルチュラル・スタディーズって、何? 4 結び:ニュー・アート・ヒストリーからカルチュラル・スタディーズへ? おもな参考文献 - Alpers, Svetlana. 1977. "Is Art History?" Daedalus 106(1977): 1-13. - Bal, Mieke. 1991. Reading "Rembrandt": Beyond the Word-Image Opposition. Cambridge et al.: Cambridge University Press. - Baxandall, Michael. 1972. Painting and Experience in Fifteenth Century Florence: A Primer in the Social History of Style. Oxford: Oxford University Press. - Bredekamp, Horst (Hrsg). 1972. Autonomie der Kunst: Zur Genese und Kritik einer buergerlichen Kategorie. Frankfurt/M: Suhrkamp, 1972. - Bryson, Norman. 1988., Calligram: Essays in New Art History from France. Cambridge: Cambridge UP, 1988. - Clark, T.J. 1973. Image of the People: Gustave Courbet and the 1848 Revolution. XXX: XXX. - Clark, T.J. 1974. "The Condition of Artistic Creation". Times Literary Supplement. 24 May 1974: 561-2. - Dilly, Heinrich. 1979. Kunstgeschichte als Institution: Studien zur Geschichte einer Disziplin. Frankfurt am Main: Suhrkamp. - Dilly, Heinrich (Hrsg.). 1990. Altmeister moderner Kunstgeschichte. Berlin: Reimer. - Fernie, Eric (Ed.). 1995. art history and its methods: a critical anthology. London: Phaidon. - Halbertsma, Marlite/Kitty Zijlmans (Hg.). 1993. Gesichtspunkte: Kunstgeschichte heute. Berlin: Reimer, 1995. (Gezichtspunten. Een inleiding in de methoden van de kunstgeschiedenis. Nijmwegen: Sun, 1993) - Hinz, Berthold. 1970. "Der 'Bamberger Reiter'". In: Warnke 1970, 26-44. - Hoggart, Richard. 1957. The uses of literacy : aspects of working-class life, with special references to publications and entertainments. London: Chatto and Windus, 1957. - Kersten, Wolfgang (Hg.). 1998. Radical Art History. Zuerich: zip. - Locher, Hubert. 1997. "Postmoderne Kunstgeschichte oder kritische Kunstgeschichte 'american style'?" (Rezension: Robert S.Nelson, Richard Shiff(Hrsg.), Critical Terms for Art History, Chicago 1997) kritische berichte 25-4(1997): 61-69. - McGuigan, Jim (Ed.). 1997. Cultural Methodologies. London et al.: SAGE Publications. - Nelson, Robert S./Richard Shiff (Ed.), 1996. Critical Terms for Art History. Chicago and London: Chicago University Press. - Pointon, Marcia. 1986. "History of Art and the Undergraduate Syllabus: Is it a Discipline and How Should We Teach It?". In: Rees 1986: 146-156. - Rees, A. L. and Frances Borcello (Ed.). 1986. The New Art History. Atlantic Highlands, NJ: Humanities Press International. - Sparks, Colin. 1977. "The evolution of cultural studies", Screen Education 22(1977): 16-30.(Storey 1996: 14-30) - Storey, John (Ed.). 1996. What is Cultural Studies?: A Reader. London et al: Arnold. - Strinati, Dominic. 1995. An Introduction to theories of popular culture. London and New York: Routledge. - Warnke, Martin (Hrsg.). 1970. Das Kunstwerk zwischen Wissenschaft und Weltanschauung. Guertelsloh: Bertelsmann. - Warnke, Martin (Hrsg.). 1973. Bildersturm: Die Zerstoerung des Kunstwerks. Kunstwissenschaftliche Untersuchungen des Ulmer Vereins fuer Kunstwissenschaft, 1. Muenchen: Hanser. - Williams, Raymond. 1958. Culture and society, 1780-1950. London: Chatto and Windus, 1958.
発表題名:「美術史とインターネット」
発表日時:1998年10月31日
発表場所:関西学院大学図書館
<発表概要>
わたしの「美学の部屋」と「美術史とインターネット」のページを紹介しながら、現在の芸術研究におけるWWWの使われ方やその問題点について概観し、参加者との意見交換を行った。
発表題名:"E.F.Fenollosa and the Transplantation of Aesthetics into Japan"
発表日時:1998年9月2日
発表場所:ツァンカリエフ・ドーム、リュブリャーナ
<発表概要>
フェノロサは、東京大学で審美学の講義を始めた1882(明治15)年5月に、龍池会の依頼で上野公園内教育博物館観書室で「美術真説」と題した講演を行った。この論文では、この彼の講演の概要を紹介するとともに、それが19世紀の欧米の知識人たちに共有されていた美的価値観に強く彩られていたものであったということを指摘することで、非西欧の国民国家に西欧の「美学」が導入されるときの過程の一例を具体的に明らかにした。
<発表要旨>
Aesthetics as an academic discipline was not completely established in
Japan until 1900, when Yasuji Otsuka(1869-1931), the first chairperson of the
aesthetics department at University of Tokyo, returned from study abroad and
filled the post.
Before that, however, there were not a few significant lectures or
publications connected with aesthetics. "Bijutsu-Shinsetsu", a speech given
in 1882 by an American educator and orientalist E.F.Fenollosa(1853-1908), was
one of the most influential among them.
What Fenollosa advocated in this lecture talk on "Authentic Theory of Art"
cannot yet be called aesthetics because there was a certain specific, biased
value judgment in it. But, or rather for this very reason, his pre-aesthetic
discourse exerted a far-reaching influence on the later development of academic
and nonacademic aesthetics in Japan.
My aim in this paper is, by examining the main points of Fenollosa's
speech, to make clear the process of transplantation of Western aesthetics into
a non-Western modern "nation-state", Japan.
発表題名:「近代日本における美学と美術史学」
発表日時:1997年12月3日
発表場所:東京国立近代美術館講堂
<発表概要>
美術史学が専門学科として成立する際には「美学」が大きな役割を果たす。この論文では、近代日本における美術史学の成立過程で、狭い意味での美学、つまり哲学的美学と、広い意味での美学、つまり一般教養としての美的趣味が果たした役割を、ドイツの事例と比較しながら分析し、とくに後者の19世紀的な芸術観との関係を批判的に意識化することが現在の日本の美術史学に求められている重要な課題のひとつであることを強調した。
<配布資料>
「近代日本における美学と美術史学」 97/12/03
於東京国立近代美術館講堂
関西学院大学 加藤哲弘
☆目次
0 はじめに
1 日本における「美学」のはじまり
2 ドイツにおける美学と美術史学
3 日本とドイツのちがい
4 共有されていた芸術観
5 むすび
☆年表
1735 バウムガルテン『詩の若干の条件についての哲学的考察』("aesthetica"初出)
40 バウムガルテン、フランクフルト(オーデル)大学の哲学正教授就任
42 バウムガルテン、最初の「美学」講義
50 バウムガルテン、『美学』出版
1813 フィオリロ、ゲッティンゲン大学の美術史学正教授就任
30 ハーゲン、ケーニヒスベルク大学の美術史学正教授就任
43 リトゲン、ギーセン大学の美術史学正教授就任
60 シュプリンガー、ボン大学の美術史学正教授就任
63 アイテルベルガー、ヴィーン大学の美術史学正教授就任
M 3 1870 西周『百学連環』
4 1871 シュプリンガー、ストラスブール大学の美術史学正教授就任
5 1872 西周『美妙学説』
シュプリンガー、ライプツィヒ大学の美術史学正教授就任
6 1873 ウィーン万国博覧会
グリム、ベルリン大学の美術史学正教授就任
7 1874 西周『百一新論』
ヴォルトマン、プラハ大学の美術史学正教授就任
9 1876 工部美術学校設立、フォンタネージ、ラグーザ、カッペレッティ来日
M11 1878 フェノロサ東京大学文学部着任
12 1879 菊池大麓訳百科全書『修辞及華文』
13 1880 東京大学文学部第1回卒業生(井上哲次郎、岡倉天心ら8名)
14 1881 外山正一、日本最初の「審美学」講義(東京大学)
15 1882 『美術真説』講演出版
この年から、フェノロサが東大の「審美学」講義を担当(1885まで)
16 1883 中江兆民訳『維氏美学』(上冊)(文部省印行)(翌年に下冊)
17 1884 岡倉、フェノロサ法隆寺夢殿開扉
森鴎外ドイツ留学:1884-88(M17-21)
18 1885 音楽取調所第1回卒業演奏会
19 1886 フェノロサ、天心欧米出張、翌年帰国。
帝国大学令発布(審美学講義が哲学哲学史から分離独立)
東京大学の審美学講義をノックスが担当(この年のみ)
M20 1887 東京大学審美学講義をブッセが担当(1892年まで)
東京美術学校音楽学校設置公布(取調掛の改称)
21 1888 宮内省臨時全国国宝物取調局設置
九鬼、浜尾、岡倉、フェノロサ近畿地方へ出張(古美術調査)
森鴎外帰国
22 1889 東京美術学校開校。『国華』創刊
フェノロサ東京美術学校で「美学及美術史」講義
『しがらみ草紙』創刊
東京大学の審美学講義が「審美学美術史」と改称
23 1890 岡倉天心が「美学及美術史」講義担当(はじめての日本美術史講義)
慶應義塾大学文学科に審美学の科目を設置
フェノロサ帰国、岡倉:美術学校長に
24 1891 東京大学の審美学美術史講義が「美学美術史」と改称
東京専門学校(早稲田大学)での美学講義(大西祝、1898まで)
森林太郎:東京美術学校で美術解剖学講義(M24-27)
25 1892 小屋(大塚)保治:早稲田の美学・美術史を担当
慶應大学での審美学講義(森林太郎、1900まで)
学習院高等科で審美学講義(立花銑三郎)
森鴎外『審美論』(しがらみ草紙)
26 1893 黒田清輝帰国。ケーベル来日、西洋哲学と美学の講義担当
東京帝国大学文学部に美学講座開設
29 1896 森林太郎:東京美術学校で美学美術史学講義
M30 1897 帝国京都博物館開館、京都帝国大学開学
32 1899 森鴎外/大村西崖『審美綱領』
33 1900 大西祝京都帝国大学理工科大学教育学講師赴任(病のため講義はなし)
大塚保治帰国、東大美学講座教授着任
『仏文日本美術略史』(パリ万博向け帝国博物館編)
森鴎外『審美新説』(フォルケルト)
34 1901 大塚「美学の性質及其研究法」『哲学雑誌』
中川重麗『審美学階梯』(京都市美術工芸学校)
農商務省編『帝国美術略史』
M42 1909 京都帝国大学文科大学に美学美術史学講座開設
43 1910 深田康算:上記の美学美術史学講座担当教授になる
岡倉天心「泰東巧藝史」(1910東大での講義)
T 3 1914 東京帝国大学に美学第二講座として美術史講座設置(瀧清一教授就任)
☆文献
・金田民夫『日本近代美学序説』(法律文化社、1990)
・山本正男「明治時代の美學思想」『国華』722,726,727,729(1952)
・藤田一美「資料:諸大学における美学講座開設に関する資料」『美学』87(1971)
・『東京大學百年史:部局史1文学部』(文学部百年史編集委員会編、1985)
・『東京芸術大学百年史(東京美術学校篇第一巻)』
(東京芸術大学百年史刊行委員会編、1987)
・『明治藝術・文學論集(明治文學全集第79巻)』(土方定一編、筑摩書房、1975)
- Heinrich Dilly, _Kunstgeschichte als Institution: Studien zur Geschichte einer
Disziplin_. Frankfurt am Main: Suhrkamp, 1979.
- Udo Kultermann, "Die Lehre aus dem Fernen Osten: Ernest Fenollosa (1853-1908)"
In: _Kunst und Wirklichkeit: Von Fiedler bis Derrida. Zum Annaehrungen_.
Muenchen: scaneg, 1991.
- Sybille Duerr, _Zur Geschichte des Faches Kunstgeschichte an der Universitaet
Muenchen_. Muenchen: tuduv-Verlagsgesellschaft, 1993.
発表日時:1995年12月1日
発表場所:学習院大学
<発表概要>
この講演では、異文化の美術を理解するというのは、どのようなことであるか、そして、それは、どのようにして可能かという問題について自分の考え方を説明した。「異文化」や「異文化美術の特質」は、「自文化」でも同じだが、最初から存在するのではなく、「つくられる」。したがって、その「理解」のためには、たとえ美術といえども、その成立の社会的背景についての予備知識と自らの解釈傾向に対する批判的自覚にもとづいた、ある種の寛容な美的相対主義が欠かせない。
<配布資料>
1995/12/01
「異文化美術の理解:比較美術研究をめぐって」 於学習院大学(加藤哲弘)
kato@center.osaka-gu.ac.jp
0 はじめに:自己紹介(経歴、現在の関心事、発表テーマを選んだ動機など)
1 文化
1 文化の三つの意味
2 生活文化と高級文化
3 文化と文明
2 異文化
1 「異」文化の「発見」
2 「自」文化の「発見」と、比較の問題
3 文化の「特質」について:日本文化の日本的性格
3 理解
1 他者の理解の方法と可能性
2 理想的意思疎通のモデル:解釈学(ガーダマー)
3 理想的意思疎通のモデル:記号学(ヤーコブソン)
4 美術
1 美術の理解と解釈(美術は国境を越えるか?:白紙状態の神話)
2 異文化美術とは何か
3 異文化美術をどのようして理解するか
5 寛容
1 異文化美術の理解と美的趣味
2 美的相対主義
3 美学の終わりと始まり
2 関係文献
1 西川長夫『国境の越え方』(筑摩書房)『地球時代の民族=文化理論』(新曜社)
エリアス『文明化の過程』(法政大学出版局)
蓮実/山内編『文明の衝突か、共存か』(東京大学出版会)
2 矢代幸雄『日本美術の特質』(岩波書店)
サイード『オリエンタリズム』(平凡社)
アンダーソン『想像の共同体』(リブロポート)
3 ヤコブソン『一般言語学』(みすず書房)
ガーダマー『真理と方法1』(法政大学出版局)
パノフスキー『芸術学の根本問題』(中央公論美術出版)
4 ゴンブリッチ『芸術と幻影』(岩崎美術社)
『芸術学がわかる(アエラムック)』(朝日新聞社)
島本/岸編『絵画の探偵術』(昭和堂)
5 富山/浜田/萩原『美術史を解きはなつ』(時事通信社)
ポイントン『はじめての美術史』(スカイドア)
発表日時:1995年11月29日
発表場所:東京国立文化財研究所
<配布資料>
「日本美術の『特質』をめぐって: 矢代幸雄と特質論の系譜」 95/11/29
於東京国立文化財研究所(加藤哲弘)
kato@center.osaka-gu.ac.jp
0 はじめに:自己紹介と特質論研究の動機、課題、目的、計画など
1 特質論の系譜
1 西欧:様式論からナショナル・アイデンティティへ
2 日本美術の場合:前近代/近代/現代
3 非西洋地域との比較:ナイジェリア/インドネシア/ジャマイカ
2 『日本美術の特質』とその問題点
1 矢代幸雄と『日本美術の特質』について
2 歴史的意義
3 問題点
1 「文化」
2 「美術」
3 「日本」
3 日本美術の多元的理解のために
1 近代美学の脱構築
2 「特質」の多元化
3 非西洋地域での特質論形成との比較
4 文献リスト
☆テクスト
「対支文化工作ノ目標トソノ方策」1941
『日本美術の特質』(岩波書店)1943,1965
『世界に於ける日本美術の位置』(講談社)1988 (東京堂 1948)
『サンドロ・ボッティチェルリ』(岩波書店)1977 (1925)
☆参考文献
・ニコラス・ペヴスナー『英国美術の英国性』(岩崎美術社)
・田中英道『日本美術全史』(講談社)
・辻惟雄『日本美術の見方』(岩波書店)
・網野善彦『日本論の視座』(小学館)
・南博『日本人論:明治から今日まで』(岩波書店)
・ハルミ・ベフ『イデオロギーとしての日本文化論』(思想の科学社)
・西川長夫『国境の越え方』(筑摩書房)『地球時代の民族=文化理論』(新曜社)
・世田谷美術館『同時代のアフリカ美術』(展覧会カタログ)
・蓮実/山内編『文明の衝突か、共存か』(東京大学出版会)
・ノルベルト・エリアス『文明化の過程』(法政大学出版局)
・ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』(リブロポート)
・富山/浜田/萩原『美術史を解きはなつ』(時事通信社)
5 矢代幸雄関係年譜
1890 (横浜) - 1975 (大磯)
1908 神奈川県立第一中学校卒業
1911 第一高等学校英法科卒業
1915 東京帝国大学文科大学英文科卒業
1915 東京美術学校講師(西洋美術史)
1918 東京美術学校教授兼第一高等学校教授
1919 依願免兼官
1921-25 欧州に留学(ベレンソンに師事)
1925 Sandro Botticelli, London
1927 美術研究所設立に従事
1927-28 欧米へ出張(ボッティチェッリ第二版出版準備)
1930 帝国美術院付属美術研究所開所、矢代は美校教授兼務のまま所員(主任)
1930-31 欧州へ出張(ドイツ、ハンガリーにて現代日本画展覧会開催のため)
1931 帝国美術院幹事、付属美術研究所主事
1932-33 ハーバード大学講師
1934 財団法人「啓明会」第54回講演会で「世界に於ける日本美術の位置」を講演
1935-36 英国諸大学講師、欧米出張
1936 美術研究所所長(兼東京美術学校教授)
1936 毎年中国に約二ヵ月出張(1941年まで)
1937 文部省直轄美術研究所所長
1942 美術研究所退職(勅語誤読事件←礼服非着用)
1943 美術研究所事務嘱託
1943 『日本美術の特質』(岩波書店)
1946 東京大学文学部講師
1947 国立博物館評議員
1950 文化財保護委員(1966年まで)
1951-52 欧米出張
1948 『日本美術の特質』(再版)
1952 東京文化財研究所所長事務代理
1953 米国出張(外務省参与、日本美術展覧会の政府代表)
1955 国立近代美術館評議員
1956 欧州出張(外務省参与、講演および日本美術展覧会の開催準備)
1959 スタンフォード大学顧問教授
1960 大和文華館館長(1970年まで)
1961 財団法人日伊協会会長(1966年まで)
1961 国立西洋美術館評議員(1970年まで)
1965 国立近代美術館評議員会評議員(1967年まで)
1963 日本芸術院会員
1965 『日本美術の特質』(第二版)
1970 文化功労者
1972 『私の美術遍歴』(岩波書店)
6 『日本美術の特質』(第二版 1965 )内容紹介
第一編 序説:美術の世界性と民族性、比較研究の観点(日本と西洋、日本と中国)
第二編 日本美術の特質を形成する条件
(文化の系統、国土の自然、信仰、国民生活、国民性格、美術史の材料技術)
第三編 日本美術の印象性:自然や人物把握の特質
→浮世絵、彫刻、肖像、人体表現
第四編 日本美術の装飾性:造形上の形態作りの特質
→形、配列、線、色彩(琳派、工芸)
第五編 日本美術の象徴性:意味内容の表現方法の特質
→挿絵、密教絵画、禅宗絵画、文人画
第六編 日本美術の感傷性:感情(情緒)表現の特質
→飛鳥美術、奈良美術、平安仏教美術、来迎美術、六道絵、花鳥画、風景画
第七編 新日本の美術(明治以降の近代美術と日本的特性)
→フェノロサと岡倉天心、黒田清輝と岸田劉生、藤田嗣治と梅原龍三郎
発表題名:「近代の外の芸術へ:アービ・ヴァールブルクと比較美術研究」
発表日時:1995年10月21日
発表場所:東京大学
<発表要旨>
アービ・ヴァールブルク(1866-1929) によるイメージ解釈の理論と実践については、今日さまざまな角度から、その現代的意義が指摘されている。これまでの研究成果を一言でまとめていえば、ヴァールブルクのアクチュアリティは、次の三つの意味での「越境」という点にあるということができるだろう。
1 画像の美的特性を最優先する伝統的な美術史学の枠組みを越えること。
2 イメージの心理的機能を時空の枠を越えて追求すること。
3 画像の意味を合理的な思考の閾を越えてとらえること。
今回の発表の目的は、とくにこの第二の点に注目して、ヴァールブルクの「イコノロジー」がもつ比較美術研究としての意義を明らかにすることにある。
ヴァールブルクは、一八九五年から九六年にかけて、ニュー・メキシコやアリゾナなど、アメリカ南西部に住む先住民たちによる、いわゆる「蛇儀礼」に関する調査を行った。彼がその報告のなかで指摘しているのは、「異教」的「未開」文化の産物である彼らの応用芸術の文様や呪術的舞踊の所作が、じつは、ヨーロッパ文化のもとになったギリシャの古代美術に見られる図像ときわめて近い関係にあるということだ。また、彼は、キリスト教美術における蛇の図像にも言及し、さらに、現代社会のなかでも、イメージのもつこのような神話的な象徴機能が生きつづけていることに注意を促している。
ヴァールブルクによる、この「宗教人類学」的考察は、当時の美術研究の主潮流には逆行するものだった。この頃から、美術史学は、もっぱら古代末期以降のキリスト教世界の造形芸術の作品に対象を限定しはじめていたからである。そして、いわゆる「比較芸術学」も、基本的には、この近代的な思考の枠組みから出発したといってよい。その結果、比較されたのは、「東西」の旧世界の「高度文明地帯」で生産された作品であり、たとえ対象が「南」や「新世界」に広げられることがあっても、考察の基準は、美的な造形要素という近代的なものであった。
今日、求められているのは、このような狭い枠を越えて、「近代」の外の「芸術」に向う多文化主義的な比較研究である。その意味で、ヴァールブルクによる、このいわばもう一つの「空想美術館」は、その近代的な限界にもかかわらず、現在わたしたちが直面している問題に多くの示唆を与えてくれるように思われる。
<配布資料>
近代の外の芸術へ:アビ・ヴァールブルクと比較美術研究 1995/10/21 (加藤哲弘) kato@center.osaka-gu.ac.jp 0 はじめに 1 ニュー・メキシコのヴァールブルク 2 蛇儀礼についての講演 3 ヴァールブルクと比較美術研究 1 近代の比較美術研究と、その「近代」的限界 2 ヴァールブルクとクーブラー 3 ヴァールブルクの方法の可能性と限界 4 近代の外の芸術へ ・テクスト - Aby Warburg, "A Lecture on Serpent Ritual" in: Journal of the Warburg and Courtauld Institutes, 2(1939): 277-292. - Aby Warburg, Schlangenritual: Ein Reisebericht. Berlin: Verlag Klaus Wagenbach, 1988. - Franz Theodor Kugler, Handbuch der Kunstgeschichte. Stuttgart: Ebner u. Seubert, 1841-42. - Dagobert Frey, Grundlegung zu einer vergleichenden Kunstwissenschaft. Innsbruck and Wien: Margerete Friedrich Rohrer Verlag, 1949. - George Kubler, Esthetic Recognition of Ancient American Art. New Haven and London: Yale UP, 1991. ・参考文献 - F.Saxl, "Warburg's Besuch in Neu-Mexico"(1929/30) in: Aby M.Warburg, Ausgewaehlte Schriften und Wuerdigungen, hrsg.v.D.Wuttke. Baden-Baden 1980: 317-326. - E.H.Gombrich, Aby Warburg. An intellectual biography. London 1970. - M.Diers, "Kreuzlinger Passion" in: Kritische Berichte 7-4/5(1979): 5-14. - U.Raulff, "Nachwort" in: Schlangenritual: Ein Reisebericht. Berlin 1988. - K.W.Forster, "Die Hamburg-Amerika-Linie, oder: Warburgs Kulturwissenschaft zwischen den Kontinenten" in: Aby Warburg: Akten des internationalen Symposions Hamburg 1990. Weinheim 1991.
発表題名:"Crossing the Border: The Current Significance of Warburg's Iconology"
発表日時:1995年8月3日
発表場所:ヘルシンキ大学ラハティ研究研修センター
<発表要旨>
Iconology has long been associated, in fact almost automatically so, with the name of Panofsky. Significant attention has recently been paid, however, to his formerly unappreciated forerunner, Aby Warburg (1866-1929).
As is often pointed out, the significance of Warburg's version of iconology lies not in its iconographical discovery of the meaning of pictorial symbols, but in its sharp criticism of the prevalence of nineteenth century aestheticism within art history. Warburg's achievement can be characterized, in one sense, as an attempt at a deconstruction of modern aesthetic premises within the discipline of art history.
Furthermore, it must not be overlooked that the conventional frameworks through which works of art have been interpreted are widely dismantled in Warburg's "Kulturwissenschaft". In his daring cancellation of both aesthetic and hermeneutic paradigms, moreover, three dynamic aspects are evident:
(1) Crossing the borders of cultural fields.
(2) Transcending the boundaries of time and space.
(3) Passing beyond the threshold of rational understanding.
Here in the following, I examine each of these aspects of his thought in an effort to contribute to the interdisciplinary, intercultural, and non-logocentric study of art.
<発表概要>
これまで、イコノロジーは、ほとんどいつもパノフスキーの名前に結びつけられて語られてきた。しかし、最近では、これまでその影に隠れていた先駆者であるヴァールブルクのアクチュアリティに注目が集まっている。
よく指摘されるように、ヴァールブルク版のイコノロジーのアクチュアリティは、絵画の象徴的意味を図像学的に解読することにではなく、美術史学における19世紀的な美的なもの中心主義の支配を鋭く批判した点にある。彼の仕事は、ある意味では、美術史学の内部にある近代的な美学の前提を脱構築する試みだったといえるかもしれない。
また、ヴァールブルクの「文化学」において、芸術作品を解釈する伝統的な枠組みが切り崩されている点も見逃せない。この彼による、美的解釈学的両面からのパラダイムの見直しは、次の3点での越境というかたちをとっている。
(1) 文化領域を越えること。
(2) 時空の境界を越えること。
(3) 合理的思考の閾を越えること。
以下、わたしは、彼の思考が見せるこれらの側面に注目しながら、学際的で、国際的で、かつロゴス中心主義的ではない美術研究のあり方を考えてみたい。
発表題名:「イメージの社会史 ――アビ・ヴァールブルクの再評価をめぐって――」
発表日時:1995年1月28日
発表場所:関西日仏学館
発表題名:「」
発表日時:年月日
発表場所:
<発表概要>
<配布資料>