美術関係でも、おもしろいホームページがあるらしい。
でも、たとえば、美学や美術史の勉強にそれをどのように役立てていいのかわからない……」
と、こんな声をよく聞きます。
このような声に応えてインターネットにも美術史にもまだ十分に慣れていないという人のためにつくられた
初心者向けのガイドです。
島本浣/岸文和編『絵画のメディア学』(1998 昭和堂 ISBN:4-8122-9817-2 \2,310(税込))
という本の付録資料「美術史とインターネット」のなかにある「よくある質問のコーナー」の内容を掲載し随時変更を加えたものです。
「メディア学」という考え方や、それにもとづいた絵画の鑑賞や解釈の具体的な実例などにつきましては本文に解説や詳しい記述があります。
よろしければ書店などで、ぜひ1冊お買い求めください。
また姉妹編の、島本浣/岸文和編『絵画の探偵術』(1995 昭和堂 ISBN:4-8122-9502-5 \2,310(税込))も どうぞよろしく。
Q1 (インターネットで)本を探したいのですが。
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A1
・まず、自分の大学のOPAC(オンライン目録 OPAC(Online Public Access Catalog ) を探してみましょう。たとえば関西学院大学の図書館であればKG-OPACです。見つからなければ、日本中の大学図書館の蔵書が横断検索できるNII(国立情報学研究所)のWebcat(総合目録データベースWWW検索サービス)で探します。和書であれば、最後の手段は国立国会図書館のNDL-OPACということになります。また、美術書、とくに展覧会カタログの場合は、「アートカタログ・ライブラリー」のデータベースや、「アートライブラリーズ・コンソーシアム」(東京国立近代美術館、東京都現代美術館、横浜美術館の美術図書室から本を横断的に検索するシステム)、あるいは愛知芸術文化センターアートライブラリーで見つかるかもしれません。
洋書の場合は、カールスルーエ大学のバーチャル・カタログが今のところ最強ではないかと思います。ドイツ語圏はもちろん、英米仏伊、スペイン、北欧などの国立図書館のカタログが英語で横断検索できます。美術史関係の文献であれば、ロンドン大学のウォーバーグ研究所やミュンヘンの中央美術史研究所(フィレンツェのドイツ国立美術史研究所とローマのビブリオテカ・ヘルツィアーナも横断検索できます)、フランス国立美術研究所といった美術関係の専門図書館のカタログが有益です。また、フィレンツェのIRISでは、ヴィッラ・イ・タッティ(ベレンソン図書館)、ウフィツィ美術館、ロベルト・ロンギ美術史研究財団、オランダ国立美術史研究所などの蔵書カタログも検索できます。
日本や欧米諸国、さらには世界中の主要な図書館のOPACについては、実践女子大学図書館の伊藤さんが、みごとな「図書・雑誌探索ページ」(図書館OPACだけではなく、書籍販売目録、書店目録、学術雑誌・一般雑誌・新聞記事の情報検索、映画・ビデオ・CDの検索データペースも収録)を作ってくれています。
また、論文を探すのであれば、欧文の場合は、ArtIndex,
RILA, FirstSearch, 邦文の場合は、MagazinePlus,
Nacsis-IR などのデータベースを利用するのが一般的です。自分の大学の図書館がこれらのデータベースと契約をしているかどうかを確かめてみましょう。なお、中央美術史研究所のカタログでは論文も検索できます。日本では、国立国会図書館が雑誌記事索引検索を公開しています。
・以上に紹介したものを利用すれば、たいていの文献は見つかると思いますが、さらに、いわゆる検索エンジン(注)を使えば完璧です。自分が研究しようと考えているテーマについて世界のどこかの大学で講義している先生が学生に提示している参考文献リストなどがヒットするかもしれませんし、芸術家や研究者、作品や時代、地域などを紹介するウェッブページが見つかるかもしれません。
(注)インターネット上のどこに何が書かれているかを教えてくれるページのこと。日本の場合は、Google を始めとして、gooやINFOSEEK、ヤフージャパン、海外の場合はGoogle.com、altavista、all the web、などが有名。search engines worldwide、search engines(図書・雑誌検索ページ)には、代表的な検索エンジンがまとめられています。
Q2 本を買いたいのですが。
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Q3 画像を探したいのですが。
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・まず、いちばん早いのは検索エンジンや、以下に紹介する画像サイト、リソース・サイトなどを利用することです。
画像サイトとしては、西洋絵画なら、Web Gallery of Art(euroweb)、Famous Paintings Exhibition, Web Museum、Carol Jackson Presents Fine Art、The Artchive、Artcyclopedia、Arts at Dorian。非西欧のものも含んでいるものとしては、ローザンヌのジャック・エドゥアール・ベルガー財団による世界美術遺産スライド集や、オーストラリア国立大学によるアートサーブが有名です。フランス国内にあるのがわかっていれば、joconde、ドイツ国内にあるのがわかっていれば、Foto Marburg で探してみてください。日本の場合なら、国立博物館所蔵の国宝画像を検索するE国宝が4ヶ国語での説明と拡大画像の迫力でお勧めです。また、画像はまだ少ないのですが、文化庁による国宝重要文化財(美術工芸品)目録検索も、これからが楽しみです。ちなみに、国内国外にかかわらず、所蔵者がわかっている場合は、その美術館(館蔵品目録検索)から探すこともよくあります。現在、さまざまな機関でディジタル・アーカイヴが構成されつつありますので、どんどん公開されていくことを期待しましょう。
リソース・サイトとしては、VOICE OF THE SHUTTLE:ART & ART HISTORY PAGE、Art History Research Centre、WWW Virtual Library、Mother of All Art History、World Wide Art Resources、アリアドネ、美学の部屋(美学美術史学関係のリンク集)、東京文化財研究所の研究リンク集などがよく知られています。
Q4 美術館に行きたいのですが。
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Q5 展覧会に行きたいのですが。
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Q6 研究者のことを知りたいのですが。
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| Q7 ちょっと特殊ですが、絵を買いたいのです。どうすればいいでしょう。 |