ラジオ
時代に霞んだダイヤル盤の向こうに、うす橙々色にひかるランプ。
酒処加茂川のヴィンテージレディオは、’92.8月に蘇った。彼または
彼女の生まれは、戦前昭和14年頃で、山中電機製のテレヴィアン
ED-7型と名づけられた。半世紀をこえて、今なを歌い、語り、さざめく
君は、酒処加茂川に夜毎集う粋人たちの語り部だ。
露天市で買ってきたガラクタ同然を蘇えらせた人−神賀さん(常連)