南禅寺方丈の庭


 南禅寺方丈の庭              禅院式枯山水
                      桃山時代 



 上の写真(つぎはぎだらけですが・・・)が、俗に「虎の児渡し」と呼ばれる庭で、小堀遠州の作ではないかといわれています。庭の後方、建物の向こうに東山のなだらかな山並みが見えます(左上の山が二つに見えるのは、写真をつぎはぎしているからです・・・すみません(^ ^; )。左に巨大な石が配されていますが、こうした名石をふんだんに使うのもこの時代の庭の特徴でしょうか?左の方に要素を固めて配し、右手の方に広大な空間が配されています。私には、この右手の空間、白砂が、広大な海の広がりに見えます。
 この庭が小堀遠州の作であるとすれば、金地院の鶴亀の庭と同じ作者ということになるのですが、個人的には、南禅寺方丈の庭の方が好きです。まとまりがあるせいか、借景に東山の山並があるせいか(私は、京都のなだらかな山並が好きなものですから・・・)、分かりませんが・・・。まあ人によって好みが分かれて当然だと思いますが。
 それにしても一言で枯山水といってもいろいろありますね。龍安寺の石庭も大徳寺大仙院も同じ枯山水なわけですし・・・。それはそうと、庭の後ろの壁とその屋根ですが、これが龍安寺と同じような取り合わせだったらどうなんでしょうか?皆さんはどう思われます?
 さて、この南禅寺方丈の奥には、もう一つ庭があります。地面一面に杉苔が覆い、その中におおらかに石が配されています。杉苔がかなり痛んでいたので(TT)、写真は撮りませんでしたが、私は、こちらの庭を見ている方がリラックスできました。「虎の児渡し」の方が、ある程度の緊張感を要求しているのかもしれません。それはそれで好きですが・・・。皆さん行かれましたらご感想などメールでいただきましたら幸いです。

                

                          南禅寺垣

アクセス

住所 京都市左京区南禅寺福地町
交通 市バス 東6番 東9番 「蹴上(けあげ)」
       5番 27番 「法勝寺(ほっしょうじ)町」or「永観堂前」
   京阪京神線 「蹴上」
                     (いずれも1996年9月現在)
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