西芳寺(苔寺)の庭

 西芳寺(通称、苔寺)       
                    池泉回遊式、枯山水
 室町時代初期

  注! ここは、しゃーっと行って、すーっとは入れません。
    事前に往復はがきで申し込んだ上で、指定された時間に訪問    しなければなりません。(二ヶ月前より受け付け)しかも、    拝観料3,000円(19967月現在)!!です。

 創業は聖徳太子とのことですが、現在の有名な庭は、南北朝時代前期に夢窓国師の作とのことです。ちなみに等持院の庭も夢窓国師の作です。
 上下二段構えで、上段は枯山水。下段は池泉回遊式庭園です。池の南岸には、千少庵建立の湘南亭があります。
 様々な種類の苔があり、その数50余種に及ぶとのことです。その起伏に富んだ造りを覆う苔の美しさには、溜息が出ます。楓などの木立とのコントラストが素晴らしいです。修学院離宮や桂離宮の様に、いかにも計算しつくされている様に見える庭とは、明らかに違った、自然のままであるかのような空間が広がっています。もちろんそれを狙って計算しているのでしょうが・・・見事です。
 ただ、20年以上前の庭を知る友人の話だと、もっと苔が一面ビロードのようで美しかったと話していました。苔が傷んでしまった場所は後から杉苔を入れて補修しており、どんどん地苔が減っているようです。それでも、一時期よりは入場者を制限して状態はかなり良くなったとのことです。苔を踏まない(革靴など言語道断)、石がおいてある場所以外は、安易に足を踏み入れない等、当たり前のことを皆がまもることが大切なのでしょう。
 また、これは私が感じ たのですが、池の縁の人が通る場所に、コンクリートで固めた場所があり、全体のすばらしさをつぶしているのが少々残念でした。
 
 上段 枯山水

 
以上は、下段の話でしたが、上段の枯山水もすばらしいです。かなりの巨石が多数組まれているのですが、空気が張りつめた様な空間が現出しています。また、ここの横の土の斜面に自然についているこけの風情にみとれてしまいます。
 それにしても3,000円とは・・・・。

    


アクセス

住所 京都市西京区松尾神ヶ谷町
交通 市バス 29番 特69番 「苔寺道」 (19969月現在)
tel.
 075-391-3631


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