旬の京都

200444日作成



雨匂う



流れ行く清らかな空気
靄に煙る大原野
艶やかに色立つ緑
雨に匂い立つ桜花
涼やかに余韻を残す鴬の声

花の寺を経て訪れた善峰寺は
厳かな冷気に抱かれ我を誘う

濡れる石垣もなまめかしく
楓の新芽にしたたる滴は甘露の味か
心に響く鐘の音は
杉の木立に吸い込まれ消え行く

俗界ははるか眼下
私は自然に抱かれ浄められる

春の雨に包まれた心地よき休日
胸一杯に吸い込んだ精気をたくわえ
美しき国を明日も生きよう







いずれも200444日雨の中、大原野の勝持寺、善峰寺で撮影したものです。
朝からしとしとと降りしきる雨の中、写真こそ傘をさしながらで撮りにくかった
のですが、晴れの日とは異なる情感溢れる表情を見ることができ、満足した
一日でした。少し、桜のページでもご紹介しています。

この界隈は、行動範囲が広くなる上、バスの本数が極めて少ない為、
いつもは歩いて町を巡ることが好きな私ですが、自家用車で巡りました。
大原野は、お寺へ行く道すがらの、緑と靄の中にぽつんと立つ桜や竹林が鄙びた
中にも品の良さが感じられ、私の好きな場所です。嵯峨野が俗化されてしまい
失いつつあるものがここにはあるように思います。
この日は、前述の勝持寺〜光明寺〜善峰寺と巡り長岡天神で食事、その後
背割堤で締めくくりました。背割堤に訪れた頃、丁度雲が切れ、西日が辺りを
照らし、素晴らしい一日を最後まで演出してくれました。
下の写真が背割堤です。

背割堤は、私の体感で45kmほど堤に沿って延々と見事な桜並木が続くところで、
情緒という面では少々趣に欠けるものの圧倒されます。
写真の中ほど、旨く撮れていませんが薄桃色に見えるのが背割堤です。ちなみに
彼方に見えるのは天王山。麓の大山崎にはサントリーのウィスキー工場や大山崎
美術館
があります。また、ご存知明智光秀と羽柴秀吉が争い、後年鳥羽伏見の
戦いが為された古戦場でもあります。

 

 


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