旬の京都

1999425

「花染」
(
はなぞめ)






空高く
光が肌に力強くなってきました
山は活き活きと輝き
見渡す限りの緑のモザイク
風が草木の香りで彩られています

京都御苑
つい先日、その雅びた姿で私達を魅了した枝垂れ桜は
はや葉桜となって光を身に受けています

そして今
八重桜が満開です
顔に触れる冷やりと心地よい花の鞠

気取ることなく
野性的で
しかしどこかあどけなく

こんもりと綿のようなその花の中で
小鳥達が鳴いています

足下を流れる小川のせせらぎ
その水辺には山吹の輝き
緑に抱かれた鮮やかな黄

子供達のはしゃぐ声が聞こえます

春の楽園
しばし木の根に腰を下ろし
本を読んできました

春風が吹きます
舞い散る花びら
その一片がページの上に紛れ込みました

春を抱いた本を片手に
家路につきました

間もなく季節は燕子花
やはりこの国は美しい

 

写真は1999425日京都御苑にて撮影
 「八重桜」「山吹」


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