旬の京都

200455日作成

晴朗


空高く光り溢れる51
久しぶりに歩いて円通寺を訪れた

清々しき面前に開けた借景には
優美な比叡の山が美しき稜線を広げていた
輝く楓若葉を抜ける風が左手から流れ行き
右手で鴬の名笛が受け止めていた
高く低く心地よく響くその声は
晴朗な空間を心地よく震わせていた
居並ぶ人々もただ静かに耳を傾け
その素晴らしき時を共有した
一刻ばかり
その美に溶け込むことができた心は
幸福という陳腐な言葉では言い尽くせぬ
愉悦を味わうことができた

間もなく新茶の香り豊かな季節です









今日、旧来の友が入籍をした
今夜は美しい月が東山から昇った
友の幸せを願い
煌々と輝く望月を愛でながら杯を傾けた
結婚とは真っ白な大きな紙を目の前に広げることだろう
友がどのような絵をそこに描いて行くのか
年老いた時眺める絵が
美しくも深みのある絵となることを願う
それが美しくなるか醜くなるか
軽薄になるか深遠なものとか
それは君の心次第なのだ


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