旬の京都

200261日作成



緩やかに訪れる夕闇
梅雨の気配が感じられる
少し湿り気を帯びた風
しかし木立を抜けるそれは
まだまだ優しく心地よい

夜の帳がおり
ただ
木々と生い茂る草に抱かれた
せせらぎの音だけが聞こえる時
なにかがゆらりと通り過ぎました

見下ろすと

はや螢の淡い光の群れ

ゆらり ゆらり

ゆらり

明滅する光が
静寂の闇の中を漂う
儚げに
しかし生命力に溢れ

日本の初夏の叙情詩
洛北疎水分流
その光は
私の心にも淡くともりました




 今年は、例年より一週間程早くに現れた蛍。
 螢は、日暮れ時から既に光を灯し始めます。
 ただ、お薦めは子供達が寝静まり、車の少ない深夜12時頃。
 淡い光は静寂の闇にこそ、その美しさが際立つように思われます。


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