1999年8月22日
どこまでも高い青き天蓋
心地よく沸き上がる硬質の白き雲
光り溢れる世界は
鮮やかな色彩に輝きます
闇夜に浮かぶ大の文字
その巨大な焔に見送られし精霊と共に
夏は過ぎ去ったのではなかったか
否
彼はまだその存在を光で以て誇示し続けます
その豊穣に最後の力で応える様に
百日紅(さるすべり)の花が
鮮やかな熱帯の如きピンクを輝かせていました
御所の広々とした空間の一角で
町家の仕切られた空間の一角で
盛夏を彩る百日紅
7月下旬に咲き始めたその輝きは
光彩の衰えと共に急速に色褪せていきます
再び季節が移ろうとしています
※百日紅の花の見頃は7月下旬から8月中旬まで。
京都の町の至る所で見ることができます。
ちなみに上の写真は京都御苑で撮影したものです。
もっとも私が好きな白い花をつけた百日紅は稀にしか目にしませんけれど。。。