2007年9月25日作成
我が国は
豊葦原の瑞穂の国
(とよあしはらの みずほのくに)
神話の昔より
黄金に稲穂の揺れ輝く国
当尾の里
南山城の谷々は
光のさざ波に浸っていました
穏やかに
福々しく
そして豊かに
奇しくも今宵は仲秋の名月
白金の光に照らされた水面には
秋の風が吹き抜ける
わらい仏のお膝元
かつての戦火も今は昔
美しき国の静寂です
当尾の里は、こじんまりした里山の空間に、浄瑠璃寺、岩船寺など鄙びつつも気品に満ちた寺院を中心に、周囲の野に上の写真のわらい仏など石仏が点在しています。
かつては伽藍が建ち並び、一定の繁栄を誇ったところのようですが、そのほとんどが戦火により灰燼に帰し、結果、野に石仏のみが微笑みをたたえることとなったようです。
軽いハイキングに適した素敵なエリアとなっています。京都の中心からは少し離れますが、是非とも一度訪れてみてください。