1999年9月15日
入道雲とすじ雲が同居するような
季節が移ろう空模様
そんな空を「ゆきあいの空」と呼ぶそうです
そう知人に教えられたのが8月下旬のことでした
忙しき毎日は
見上げれば空があることさえ忘れさせ
いつしか季節は秋となっていました
そんな私に
この素敵な言葉を思い出させたのは
9月17日の入道雲でした
日中は真夏日が残る暑い毎日
朝夕の風のみが秋を伝えていました
そんな残暑の最終章を飾るかのような
どこまでも天高く
青き天蓋に伸びやかに立ち上る巨大な白き雲でした
幻の如きその姿に晴々としたのもつかの間
夕方には秋の空がありました
間もなく中秋の名月
麗しき月は
暑さに終止符を打ってくれるのでしょうか
萩の花が風にそよいでいます
写真は、既に入道雲が幻の如く消え去ったまぎれもない秋の空
間もなく赤トンボも見られるでしょう