2004年11月13日作成
病み上がりの まだ熱の余韻の残る身体 どこか心と頭とのバランスが取れぬまま 風に冬の気配さえ感じらるる川縁を散策しました 白鷺の姿も どこか遠い昔の思い出か夢の如く 現(うつつ)との境も曖昧な 沈み行く強き光が脳裏を焦がす 浄化の炎が脳を焼くのか たまらず目をそらせば 近くの家の庭には柿の朱 白壁に映す照り葉は秋姿 空が闇との曖昧さの中に彩られるとき そこにはえも言われぬ清澄がありました 現実の生活に戻りました