旬の京都

19991128




「露紅」
(
つゆくれない)




ようやく本格的な冷え込みがやってきました
火燵に寝そべってのうたた寝が心地よい
混濁とした脳裏に
いつぞやの華麗なる紅を映し出す

三十六峰は依然として人ごみに揺れ
くすんだような
紅葉と呼ぶのもはばかられる山々
今年は家の中で読書三昧と半ば心を決めていました

そんな折友人から一通のメール
「心を焦がす一本の濡れる紅の焔」

心動かされた私は東山の裾野を分け入りました

今熊野観音
弘法大師によって開かれたボケ封じの観音様
その境内の一角にそれはありました



この一本のみを秋として脳裏に焼きつけました


 


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