妙心寺退蔵院の庭


 妙心寺退蔵院
                      方丈西庭 枯山水
     室町時代末期

 退蔵院は妙心寺の塔頭の一つです。妙心寺の塔頭の中では常時一般公開しているのはここのみです。法堂(はっとう)も常時公開しているのですが、ここの天井に描かれた狩野探幽作の龍の絵は一見の価値があります。
 ところで京都の丸太町通りってこの妙心寺法堂の柱用の丸太を運んだから丸太町通りって言うって知ってました?恥ずかしながら私は知りませんでした。
 さて退蔵院に話を戻します。よくガイドブックなどには下の写真の庭が紹介されており、この寺で配ってるパンフレットもこちらが表紙に大きく載ってるんですが、ここの本庭は上の写真、方丈西庭なんです。
 狩野元信作と伝えられています。実ははっきりしたことは分からないようです。上の写真は正面から見たものではありません。この正面の方へは何故か立ち入り禁止になっていたのです。右奥の方に枯滝石組なんかもあるんですが、ここからでははっきりとした形態は分かりません。ですから私自身の感想などもお話しづらいのですが、画家設計らしいという先入観からか、要素が一カ所にコンパクトにまとまってるなと思いました。正面から見ていないのになんですが、私にとっては印象の薄い庭です。
 さて下の写真は最近のもので、中根金作さんと言う方の作庭だそうです。なだらかな水の流れは、小川治兵衛さん作庭の無鄰菴と似ている様に思います。低いなだらかな刈り込みでゆったりとした印象を受けます。よく温泉旅館などに行けばこういったタイプの庭を見かけるように思います。無鄰菴から深さ・奥行き・広がり・郷愁などを取り除いていって庶民的にしたらこうなるかなと私は思います。好き勝手言ってますが、のんびりできる庭ではあると思います。
 こちらでは庭を見ながらではありませんがお薄がいただけます。

                 


アクセス

住所 京都市右京区花園妙心寺町35
交通 市バス 91番 92番 93番 「妙心寺前」
   JR山陰線 「花園駅」         (いずれも1996年9月現在)
tel. 075-463-2855

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