独断と偏見による京都のおいしい店 
Part 3
  

 あくまでも私の個人的な好みを反映しています。人それぞれ好き嫌いはあると思いますが、機会があれば、是非ともお試しいただきたいお店ばかりです。


                お願い
 ここにあげさせていただいているお店は、一回だけしか行っていない店も含めて全て
私が勝手に好きになり、勝手に載せさせていただいているものばかりです。したがって
万が一にもこれをご覧になった出版関係の方で、これをきっかけに取材をしようと思わ
れた方がいらっしゃった場合、出版社とお店の間で事前に連絡を取られた上で、私とは
関わりの無いところで取材をされるようお願いいたします。私はいっさい関知しません
。くれぐれもその旨宜しくお願いします。
                       19961116日  吉田 一雄


その他     七味家本舗(七味)嘯月(しょうげつ:和菓子)
      ・先斗町駿河屋(和菓子)柳桜園(りゅうおうえん:日本茶葉)
      ・生風庵(しょうふうあん:和菓子)近喜(豆腐屋)

      ・久在屋(きゅうざや:豆腐屋)ふたば(餅屋)
      ・ボロニヤ(パン)みよしや(みたらしだんご)


5. その他
  食材等、京都にある私のお気に入りのお店を紹介します。

 七味家本舗  京都市東山区清水二丁目221
        (二年坂の方から行った場合、産寧坂を登り切った清水坂の右側角)
         tel. 075-541-0738
         無休 9001800

    コメント・・・ その名の通りうどんなどにかける七味を売る店です。
           かなり有名ですのでご存じの方も多いと思いますが、なにしろ
           ここの七味は香りが素晴らしいです。私の場合袋詰めをよく買
           うのですが、新しく買ってきたこの袋の封を切った際に広がる
           香りは病みつきになります。ただ辛いだけでなく、食べ物のお
           いしさを引き立ててくれます。ここは山椒もお勧めです。
            清水寺参拝の折には是非とも買って帰ってください。
            他に最近評判の悪い高島屋の京都店地下でも買えます。

            東京のMさんの情報では、東京の紀ノ国屋というところでも
           手に入るそうです。しかし私はこの紀ノ国屋を知りませんので
           これに関する情報は提供できません(^ ^; 。

                               ページのトップへ

 嘯月     京都市北区紫野上柳町六
        (堀川北大路を北へ上がって行った右(東)側の鳳徳小学校の裏)
         tel. 075-491-2464
         日曜・祝日午後定休 9001700
         前日までの予約要

    コメント・・・ 私と嘯月(しょうげつ)のお菓子の出会いの場は南禅寺の「
           瓢亭」でした。冬十二月下旬の雪の日に「鶉粥」を食べた際、
           最後にお薄と一緒に「松の雪」というお菓子が出てきたのです
           。その外観の美しさはまさに松葉に積もる淡雪を思わせ、食べ
           ると品のある優しい柔らかい甘さがしっとりと舌を包んでくれ
           ます。感激のあまりにどちらのお菓子かを訊ねた次第です。
            この「松の雪」はもちろん冬にしかなく、春夏秋冬それぞれ
           に季節感を感じさせるお菓子が用意されます。
            お薄をいただく時に限らずお菓子で四季の移ろいを感じると
           いうのも粋ではないでしょうか?
            数は少なくても作っていただけるのですが、家族経営のよう
           ですのでできれば前日までに予約しておいて欲しいとのことで
           す。

                               ページのトップへ

 先斗町駿河屋 京都市中京区先斗町通り三条下ル材木町187
        (先斗町歌舞練場から南へ三分程下がった右側(西側))
         tel. 075-221-5210
         火曜定休

    コメント・・・ 先斗町は「ぽんとちょう」と読みます。こちら和菓子屋さん
           です。駿河屋と名のついた和菓子屋はたくさんあるのでご注意
           ください。ここは確か支店はなかったはずです。
            さてここのお奨めは「ひと口わらび」です。しかし甘党屋で
           よく出てくる「わらび餅」とは違います。ここのはこしあんを
           葛で薄く包み(これが舌の上でひんやりちゅるちゅる最高)、
           表面をきなこでまぶしたものです。夏場は以前「旬の京都」ペ
           ージで紹介しました竹筒に水ようかんが入ったのもお奨めです
           。これは夏しかやってませんが・・・。
            そうそうもう一品お奨めが「ちどりやき」です。つぶ餡と
           りゅうひを皮で挟んだだけのシンプルなつくりですが、皮の
           生姜の香りと上品な甘さの餡、りゅうひの食感が好きです。
            さて「ひと口わらび」ですが、夕方遅くに行くと売り切れて
           いることがよくあるのでご注意。また買って次の日になると、
           どうしてもきなこが湿ってしまうので早めに食されることをお
           奨めします。きなこの香りがする間に。

                               ページのトップへ

 柳桜園    京都市中京区二条通り御幸町西入
        (寺町通り(京都市役所の西側の道)と二条通り(ホテルフジタのあ
         る通り)の交差点のガソリンスタンドと京都銀行の間の通りを西へ
         行き、2ブロック目の北側)
         tel.075-231-3693
         日曜祝日定休

    コメント・・・ 「お茶屋さん」と言いますと、京都では別の意味になります
           ので、「日本茶葉屋」とでも申しましょうか。お抹茶やお煎茶
           、お番茶を売っているお店です。「りゅうおうえん」と読みま
           す。
            私はいつもここでお抹茶を買っています。こじんまりした、
           品の良いお店に入ると、これまた品の良い、腰の低い店員さん
           が迎えて下さいます。
            まず御銘茶定価表という細長いリストを見てお茶を選んで下
           さい。裏に周辺地図(近くにある同業他社の一保堂は載ってな
           いけれど・・・(^ ^;)が書かれたこのリストはいただけます。
            種類が多いので迷ってしまうと思いますが、私がお薄をいた
           だく際に考えていることを書いておきます。
            薄茶用・濃茶用という区別はありません。上は3,000円超か
           ら下は1,000円以下(いずれも40グラムの値段)まで20種類
           以上ずらりと並んでいます。やはり値段が高い程、甘みもあり
           、香りも素晴らしいです。それだけお茶の木の内、老木の、先
           の方の一部、本当に柔らかい若葉だけを摘んだものを使ってい
           るということだと思います。通常濃茶には上等のものを使いま
           すが、お薄を点てるためであっても、この通常濃茶に使われる
           ものの内の下の方のランクを使うと、点てている間から得も言
           われぬ良い香りがし、おいしいです。リストで言いますと真ん
           中よりも右ということになります。一度お試しあれ。
            たまには作法を無視して、茶筅と茶碗とやかんを用意して。

            種類は少ないけれど、京都の高島屋の地下にも店を出してお
           られます。ここなら日曜でもO.K.。電話での注文・発送もして
           いるようです。
            最後になりましたが、この店をご推薦下さった埼玉のIさん
           ありがとうございます。
                               ページのトップへ

 生風庵     京都市北区烏丸下総町旭通東入ル
         (御所の西を走る南北の道が烏丸通り、それと交わる紫明(しめい
           )通りという東西の道と平行して走る一筋南にある西行き一方
          通行の細い道を烏丸から東へ入った南側。最寄り駅は地下鉄鞍馬
          口駅です。)
          tel. 075-441-5694
          前日までに要予約

    コメント・・・ 「しょうふうあん」と読みます。和菓子屋さんです。こじん
           まりした佇まいの、家族でやってらっしゃるお店です。
            こちらのお勧めは「雪餅」。淡雪を思わせる繊細な主菓子で
           す。菓子切りを入れるのがもったいないような風情ですが、目
           でその美しさに感激した後、口に入れてさらなる感激が待って
           います。舌を包み込む様な得も言われぬ感触を楽しむと、その
           外観に違わぬ繊細な甘みが広がります。
            小豆ではないと思うのですが、見事なこしあんです。私は個
           人的に煎茶などよりもお薄がもっともこのお菓子に合うと思い
           ます。
            ただ皆さんにお詫びしなければなりません。私がこれを書い
           ているのは三月一日。昨日に予約をして買ってきたのですが、
           今年の「雪餅」は明日までで終わり。冬のお菓子であるため、
           春となったらもう作らないのです。この季節感が和菓子の素晴
           らしさでもあるのですが・・・。次に「雪餅」を食べられるの
           は十二月一日、次の冬です。それまで頭の片隅に残して置いて
           ください。
            数を多く作らないため、前日までの予約が必要ですが、予約
           さえすれば数は少なくても受け付けてくださいます。
            「雪餅」は一個400円。これに箱代が50円加わります。(い
           ずれも199731日現在)
            最後になりましたがこのお店をお教えくださった京都のK
           、有り難うございました。

                               ページのトップへ

 近喜    京都市下京区西木屋町通り四条下ル船頭町202
        (木屋町通りから高瀬川をはさんで西を南北に走る通りを四条通り 
         から南へ行くと千枚漬けの「村上重本店」にあたります。ここの
         左(東)側の通りを少し南へ進んで右側(西側))
        tel. 075-344-6001
        水曜定休 11002100

  コメント・・・ 「きんき」と読みます。京都の豆腐屋といえば「森嘉」があまり
         にも有名で、実際大変おいしいのですが、いかんせんここは京都の
         西の端、嵯峨野にあります。で、私も含めて京都の東の方に住んで
         いる者には少々地理的に不便です。そこで、四条河原町という京都
         の繁華街の程近くにあるこの「近喜」をご紹介したいと思います。
          この「近喜」も「森嘉」に負けず劣らず有名なようです。この店
         を有名たらしめているのは「おぼろ豆腐」。一丁270円くらいだっ
         たと思います。ただこれもおいしいのですが、私がお勧めしたいの
         は、ここの「青豆の豆腐」です。名前の通り、少々青みがかった綺
         麗な色が特徴です。確か一丁500円くらいで、値段は少々はるので
         すが、微妙な甘みもあって、舌触りも心地よく美味です。何も薬味
         をつけずに生でそのまま食べてもおいしいのですが、私はすだちを
         たっぷり絞って、たまり醤油をたらして食べるのが好きです。これ
         だけでメインディッシュのできあがりです。何の調理もいらないの
         に最高のメインディッシュが登場しますので、(私を含め)不精な
         人向けです。(^ ^) 一度お試しあれ。

         P.S. 「青豆の豆腐」はけっこう早くに売り切れてしまいますので
            、時間が遅くなりそうな人は、電話して取っといて貰うよう
            お願いすると良いかもしれません。

                               ページのトップへ

 久在屋   京都市西京区桂千代原町61-5
       (国道9号線と物集女街道の交差点から50m程北東に千代原口と書かれ
        た標札のある東へ細い道が続いているT字の交差点があります。この
        細い道を入ってすぐ、右(南)側の角の小さな店です。)
       tel. 0120-075-938

  コメント・・・ 上の近喜のところにも書いていますが、京都で豆腐屋といえば
         森嘉」が有名ですが。こちらはどちらかと言うと淡泊な味です。人
         によっては、もっと豆の味のする豆腐を食べたい人もいるでしょう
         。ひとことで言いますと味が濃い豆腐。これが久在屋さんの豆腐で
         す。大豆・水・にがりにこだわった本豆腐。おすすめは「おぼろ豆
         腐」です。なにもつけずに食べてみて下さい。豆腐が豆から作られ
         ていることを実感できます。私は旨みのある濃い酒のつまみに合わ
         せるのも好きです。日本人でよかったと思う一瞬です。

                               ページのトップへ

 ふたば   京都市上京区出町西詰め
       (京都御所の西北西の方角 河原町通りと今出川の交差点を北へ50m
        程歩いた西側)
       tel. 075-231-1658

  コメント・・・ 「餅は餅屋」の餅屋です(^ ^) 既にガイドブック等にも載ってい
         るようですので、ここで敢えて紹介する必要もないのでしょうが、
         ひょっとして知らない人がいるかも知れませんので載せさせていた
         だきます。
          餅屋っていうくらいだから、餅を売っています。この餅ももちろ
         ん美味です。白い普通の(?)餅の他に、きび餅やよもぎ餅も美味です
         。きめ細かなモチモチっとした(いやシャレてるわけじゃなく)、よ
         く伸びる餅に、歯触りといい舌触りといい快感です。私が先日訪れ
         たのは1228日。ちょうど正月用の餅でいっぱいでした。
          とはいえ、この店を有名たらしめているのは「豆餅」です。上記
         の思わず笑みがこぼれるようなお餅に豆をふんだんに混ぜ合わせ、
         なかにあんこを入れたものです。いつも行列ができていますので、
         できたてのほやほやをいただけます。そんなできたてですから、
         買った後、すぐに食されるのをお勧めします。
          また、私がもう一つお勧めしたいのが、ここの「よもぎ大福」で
         す。よもぎの香りが食欲を掻き立たせ、餅の舌触りは折り紙付き。
         ただ、どちらも買い過ぎに御注意、さすがに私はそんなことはない
         のですが、女性なら二つも食べれば結構お腹がいっぱいになると思
         います。少々行儀が悪いのですが、豆餅とよもぎ大福を食べながら
         の散策なんて如何です?でも、熱ったか〜い番茶が欲しくなるんで
         すよね。。。(^ ^;
          そうそう、春にはここで「花見だんご」と「桜餅」を調達して、
         賀茂川縁の桜を見ながら舌鼓を打たれては如何でしょう。程よい
         甘さとたまらないもちもちとした舌触り(^ ^) 桜餅の桜の葉は伊豆
         の山桜のものだそうです。

                               ページのトップへ

 ボロニヤ  祇園本店  東山区八坂新地清本町376(星の子鈴宝ビル1F)
              (花見小路末吉町)
              tel.075-525-0030
              日曜・祝日定休 18:00-26:00
       河原町三条店 中京区三条河原町東入中島町75
              (明治屋のはす向かい)
              tel.075-213-1628
              年中無休 11:00-21:00

  コメント・・・ こちらも、既にあまりにも有名なので、敢えてここでご紹介する
         必要はないかもしれないのですが、ひょーっとするとご存知ない方
         もいらっしゃるかもしれませんので、載せておきますね。
          ここは、パン屋さんです。プレーンとシナモンのデニッシュ食パ
         ンを(プレーン 900円 シナモン 1,000円 19981230日現在)
         一本単位で売ってらっしゃいます。買い食いをするには少々大きい
         ですね。でもこれがとても美味しいのです!
          バターをたっぷり使って作られた食パンは、香りで口の中に唾液
         が滲み出し、口に入れると甘みがじわ〜っと舌の上に広がります。
         その甘みがちっともしつこくありません。焼かずにそもまま食べる
         のが常道なのでしょうが、トースターで焼いて食べるのもお薦めで
         す。焼き立ての香ばしい匂いとさくさくとした歯触り、ほくほくの
         中身は、少し甘みが押さえられ、しかし、何もつけずとも充分な甘
         みで、何枚でも食べられそうです。
          近畿では、パンと言えばどちらかというと神戸なのですが、間違
         い無くこのボロニヤのパンは、京都の誇る名産に加えられると思い
         ます。

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 みよしや  東山区四条通り大和大路西入ル
        (四条通りの北側、川端通りから八坂神社方向へ徒歩3)
        17:00頃〜売り切れるまで(大体19:00?)

  コメント・・・ 「みたらしだんご」屋さんです。屋台ではないのですが、屋台風
         に細長いスペースで家族で立ったまま、持ち帰り専門のお店をやっ
         てらっしゃいます。
          私は、物心ついたころからこの団子が好物で、私にとって「みた
         らしだんご」といえば、このみよしやさんの団子でした。日中に
         前を歩いても、ただ壁があるだけです(^ ^; しかし、店が出ている
         時は行列ができていますのでそれとすぐに分ります。
          極めて小さなスペースで炭火に団扇で風を送り、鮮やかな赤い炎
         で白い小振りな団子に香ばしい焦げ目をつける人、大きな釜に入れ
         られた程よい品の良い甘さのたれに焼けた団子をつける人、それを
         包む人、会計をする人が細長い空間で手際良く仕事をされています
         。
          炭で焼く団子に美味しいたれ。一本80(1999425日現在)
         はリーズナブルだと思います。最近(と言っても15年程前から。。)
         たれにきな粉をまぶしたものもレパートリーに加わりました。です
         から、買う時に「たれ(=きな粉まぶしていないもの)」か「きな粉」
         か聞かれます。
          いつまでも作りつづけてほしい、素朴で、且つ上品な私の心の味
         です。温かいうちに食べましょう(^ ^)

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とりあえずこれだけ。随時増やしていきます。(last update 1999.4.29)

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