駄文2 SF の世代


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 (この文章は駄文1よりも先に書いたもので、駄文1で資料に使ったのとは違う号の「S-F マガジン」を使っていますが、それぞれたまたま文章を書いた時に手元にあったものを使っただけで、他意はありません。最近の「S-F マガジン」ならどの号もほぼ同じ傾向になるはずです。大きくはずれる例が見つかった場合はご一報ください)

 SFの作者も読者も1955〜65年生まれに偏っているという説があります。

 「S-Fマガジン」1997年12月号の執筆者紹介のページを参考にこの説を検証してみました。ただし、生年を書かれていない一名の方を除きます。

 生年の分布は以下の通りでした。

1920年代前半    1

      後半    0

1930年代前半    2

      後半    0

1940年代前半    1

      後半    1

1950年代前半    9

      後半   11

1960年代前半   14

      後半    3

1970年代前半    1

      後半    1

 驚くべきことに、1950年代後半と1960年代前半で半分以上を占めていることがわかります。さらにその年代を詳しく見ると、

1955年       3

1956年       2

1957年       0

1958年       3

1959年       3

1960年       1

1961年       3

1962年       6

1963年       4

1964年       0

1965年       1

と、1961年から1963年のたった3年間で、執筆者全体のほぼ三分の一を占めていることになります。

 僕はまさに1962年生まれです。この年代の人間が学生であった頃にSFの黄金時代があり、彼等が就職や結婚を始めたころから、SFに陰りが出てきたと考えるのは短絡過ぎるでしょうか?

 ところで、「S-F マガジン」以外の小説誌における生年分布についてですが、手近にあった「小説non」1997年9月号を調べてみますと、以下のようになっていました。

1920年代前半    1

      後半    1

1930年代前半    0

      後半    2

1940年代前半    1

      後半    6

1950年代前半    3

      後半    4

1960年代前半    1

      後半    1

 ピークは1940年代の後半にあるようです。因みに、最年少者は1965年生まれの小森健太郎さんでした。

 これから、1961〜3年にSFファンが大量に生まれた原因を考えていきたいと思います。

(平成9年12月に SF メーリングリストに投稿したものを一部改稿)


Copyright KOBAYASI Yasumi 1997,1999

 


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