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駄文43 盆地底の風景

2. 河内盆地

(1) 旧・河内湖

3) 北島の水田

 古代に存在した河内湖は自然の堆積作用と人為的な治水により、どんどん縮小し、その最後の名残りは弁天池もしくは深北緑地だと言われている。

 しかし、実は河内湖の名残りは他にもあるのではないだろうか。

 河内湖が広がっていた門真市や大阪市鶴見区は蓮根の産地として有名だった。蓮根を育成するハス田は湿田であり、年間を通して湿潤で実質的には湖沼だと考えられる。門真市の北島地区は現在でもハス田が残っている湿田地帯だ。夏はハスが繁茂しているため、水面の状態はよくわからないが、冬に訪れると湿地環境である事がわかる。周辺の水路にはハス田で使用する田舟と思われるものも残っている。

 現在では、第二京阪道路で分断されているとは言え、周辺のイネ田も合わせると、東西0.5km、南北1kmの範囲に亘って広がっている。

 深北緑地は50ha程の面積があるとは言え、大部分は一時的な水域であり、恒久的に湛水している面積は3ha程だし、弁天池は0.5ha程しかない事を考えると、河内湖の名残としてはむしろこちらが相応しいのではないかと思えてくる。

 

北島のハス田(夏期)

 

北島のハス田(冬期)

 

北島地区の水鳥

 

北島地区の田舟


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