アフリカ文学研究会は、1976年にアフリカが大好きな人たちが定期的に集まり、アフリカの人びとの言葉や文化や社会から、多くを学んできました。この研究会の歩みを共にしてきてくださった皆様に感謝をして、次の世代の人たちが自由に発信し、自由にアフリカと日本の架け橋になってくださることを願っています。

   

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Ama Ata Aidoo (1942.3.23~2023.5.31)

宮本正興著:『ウンム・クルスムの昔話(5)―遺稿編』 

  

小野田風子著:『不透明の彼方の作家 ケジラハビ』 

         (スワヒリ語文学界の挑発者  :大阪大学出版会

 社会との距離の近さは、ときに表現者を抑圧的な状況に押し込めることもある。しかし、ケジラハビは、作中に「不透明性」をしのばせることで、抑圧下でも創造性を失わず、独自の表現を獲得したのである。