■ 目的
「ARモデル」の予測力と市場タイミングへの応用について考えた。
■ データと検証方法
データは99年12月限小豆相場の終値。期間は6月28日から11月17日まで。
検証方法は、10月20日から11月17日までの20日間、翌日の価格を予測し、以下の方法によってパーセント誤差を計算した。
■ 検証結果
パーセント誤差の平均は
で、95%信頼区間は
であった。これは、このような予測の検証を何回も繰り返すと、パーセント誤差の平均は95%の確率をもって、この信頼区間の間に入るという意味。
小豆の市場価格と予測値をグラフで示す。
■ 課題
相場が上がっているときは、予測値はやや低めで、相場が下がっているときは、予測値はやや高めに出る傾向がある。これを利用して、
という判断ができるだろう。