2005年10月16日
大野木一彦ブルースバンド
featuring
Henry McCullough
Live at 磔磔
17 OLD BLACK COAT
18 ALL SHOOK UP
続いてもともとのアンコール予定曲、Belfast To Bostnオープニングを飾るツインギターが決め手、な高速ハードロックナンバー。そして爆音エンディングの底から軽やかなリフに乗って、プレスリーのオール・シュック・アップへ。
もう既に時計の針は9時半近く。これにて2時間半弱のステージは幕。
楽屋に戻って、Henry氏は開口一番バンドメンバーに、"Thank you! Good Job!”と。そしてひとりづつと握手&ハグ。
いやあっしらも感謝してます。至福の時間をありがとう。
Thank you Mr.Henry McCullough!
1 JACK AND THE BEANSTALK
オープニング曲は、大野木一彦ブルースバンドのライブではおなじみのPee Wee Craytonのジャンプナンバー。
130人以上のお客さんが入ると、さすがに歓声の音圧も違う!自ずとボルテージが高まる!!
2 CANDY HEARTED WOMAN
続いて大野木のオリジナルのシカゴスタイルのミディアムシャッフル曲。いつも意表をつく選曲でメンバーを「えっ?」と言わせる大野木だが、さすがにこの日は手堅い選曲(笑)。
3 IRISH SOUL STEW(Belfast meets Kyoto)
BOOKER.T&MG's調の16ビートのインストナンバー(タイトルは適当♪)。大野木の英語MC(三島師匠の同時通訳つき、ただし途中で通訳のほうが先に行く)に乗っていよいよHenry McCulloughをステージに迎える!
エッヂの効いたギターが冒頭から炸裂。ん〜ギブソン335とは思えん音(笑)。
4 THE LAST OF THE BLUEMEN
ここからステージの主役はHenry氏に。
まずは最新アルバム(?)Unfinished Businessのオープニングナンバー。ワンコードのブギなのだが、どことなくカントリーというか、さらにそのルーツのひとつであるアイルランド民謡的な香りがする。
5 MESS OF THE BLUES
次はポーランドのミュージシャンとの共演作品Belfast To Bostonから、プレスリーでおなじみのドク・ポーマス作のナンバー。
こういうシャッフルナンバーは、大野木一彦ブルースバンドの得意とするところ!
6 LOCKED IN AND CAN'T GET OUT
スワンプ臭プンプン漂うロックンロールナンバーはアルバムBlue Sunsetからの1曲。 Henry氏の鋭いトーンのギターが冴える!
7 HI-YA FOLKS
Belfast To Bostonから、Henry氏オリジナルのシャッフルナンバー「ハイ、同胞俺は帰ってきたぜ!」
イントロは三島師匠とのツインリードが決まる。
8 ALL I WANNA DO
Grease Band時代のナンバーで、アルバムBlue Sunsetやライブ盤Get In The Holeでも再演されている。ファンキーこの上なし。普段の大野木バンドではまずやらんタイプの曲(笑)。
しかし、既に還暦越えのHenry氏、"♪All I wanna do is make love to you...”って…。元気すぎ(笑)。
9 FAILED CHRISTIAN
シングル発売され、ニック・ロウにもカバーされた曲。アルバム収録はUnfinished Business。ディランのようでもあり、二ール・ヤングのようでもあるHenry氏のボーカルにはなかなかの味があります。
10 SICK AND TIRED
ヒルビリーシンガー、ロニー・ホーキンスのナンバーで、実は大野木バンドのレパートリーでもある。ところが、それとは異なってこれはスローブルースバージョン。Belfast
To Boston収録のテイクはまるでLed ZeppelinのSince I've been lovin' you。けど大野木バンドはもっと柔らかな音でサポート。
11 YOU CAN'T DO THAT
「君らビートルズのこと覚えてるか?俺まだ小さかったけど」って思わずウソつけと突っ込みを入れたくなるMCに続いて、イントロ聞いただけではわからんて、なロッキンアレンジのYou can't do that。これまたBelfast To Bostonから。
12 BIG BARN BED
こりゃまた因縁のウイングスナンバー。Red Rose Speedwayのオープニング曲ですが、むっちゃヘビーなアレンジ。Unfinished
Business所収です。
13 FAST BLUES IN G
あれ?当初予定と違うど、この曲順(笑)。
アルバムBlue Sunsetの冒頭ナンバー。ここまできて高速シャッフルは結構つらいかも(笑)。
14 COME TOGETHER
今回のライブのクライマックス。Blue Sunsetで取り上げられている超有名ビートルズナンバーの間にTobacco Roadを挟み、実に70年代風の長尺バージョン(約20分?)に。
途中Henry氏から、バックのメンバー紹介も。おおお、たかだか現地調達のバンドにもそこまでしてくれるんや!けど、あっしは一瞬名前を失念される(爆)。
15 SEE YOU LATER,ALLIGATOR
間髪入れずのラストナンバーは…もともとは誰の曲なんだろう?ビル・ヘイリーがヒットさせた曲らしいけど(大野木から作はボビー・チャールズやでえとのご指摘。Thanks)。会場中♪See
you later Alligator,In a while crocodileの大合唱。なんか可笑しい(笑)。
ちなみに帰国の際、大野木はHenry氏に"See you later,アリガトウ,In a while,ココデアエル”と言われたとか言われてないとか…。
(encore)
16 THE HOUSE OF THE RISING SUN
アンコール1曲目はいわゆるあの「朝日のあたる家」。ただし原曲のマイナーバージョンとは随分違うメジャーバージョン。Blue Sunsetのラストに収められているが、これはバンドでまったく準備していなかった曲。ドラムはとうとう入れなかった(笑)。
photo by Nakomi&Hirokazui