- 骨粗しょう症とは、カルシウム不足から骨の密度が減少し、骨がスカスカになり折れやすくなる病気の事です。
- 現在、日本では約500万人もの骨粗しょう症の患者さんがいるとされています。また性別にみると女性に多く50歳代で21%、60歳代で48%、70歳代で67%、80歳代ではなんと84%もの高率です。
- 最近では、若い女性の無理なダイエットが、骨粗しょう症につながるという報告もあります。
- 現在約90万人はいるといわれている寝たきりの方の原因の3番目が、骨粗しょう症による骨折です。
(1番は脳卒中、2番は老衰)
- 高齢者で、腰が曲がったり、背が縮んだりしている方をよくみかけますが、これも骨粗しょう症からきているのです。
- 過労やストレスなどもカルシウムの吸収を妨げる要因になります
- カルシウムをたくさんとろう
- カルシウムの多い食品
- 乳製品(ヨーグルト、牛乳)
- 魚類(いわし丸干し、ししゃも)
- 大豆食品(豆腐、納豆)
- 野菜類(いりごま、小松菜)
- ビタミンDもたっぷりとろう
- ビタミンDの多い食品
- 魚類(かつお、にしん、うなぎ)
- きのこ類(黒きくらげ、干し椎茸)
- 栄養バランスの良い食事をとろう。良質のタンパク質(多種類のアミノ酸含)を忘れずに。
カルシウムを体内で有効に骨形成に利用するためには、アミノ酸組成にすぐれたタンパク質の摂取も重要です。
- 運動といっても、過激に行う必要はありません。散歩やゲ−トボ−ルなどのかるい運動を毎日30分間、無理なく行うことから始めましょう。
- 関節痛などで、歩行の困難な高齢者の方には、温水プール浴(水中で歩く、はずむ、体を曲げたり、伸ばしたりする)も有効です。