◆合川隊員の機体◆

◆ The glider of the member(Mr.Aikawa) ◆

合川さん自作の機体です。
合川さんは、機体に色々なアイデアを盛り込み作成されます。よくご覧ください。

◆超軽量直貼りエルロンSAL(Dragonfly L2)◆
Dragonfly L2 翼長:1500o、翼面積:21.0dm2、翼型:AH84(mod)、重量:212g
エルロン(FUTABA S3154)×2、エレベータ(FUTABA S3108)、受信機バッテリ:Lipo 350mAh

この機体は、大薗班長製作のDragonflyシリーズの機体で、合川隊員用に、ラダーレス、超軽量化に仕上げた直貼りエルロン機です。

胴体ポットと尾翼をオレンジ系で統一したカラーリングは、遠方でも視認性に優れ、合川隊員にピッタリです。胴体ポット、尾翼周り、総てに磨きが掛かっています。
主翼は軽量にも関わらず、十分な剛性と強度があります。ラダーレスではありますが、垂直尾翼の位置と上半角、エルロンのバランスが良く、旋回がスムーズに出来ます。軽量にも関わらず、進入性も高く、操作性の高い、良い機体です。


●ノーズ・尾翼・翼(裏面)・翼(ロゴ) ノーズ 尾翼(裏面) 翼(裏面) ロゴ

・ノーズ:アラミド+カーボン製です。必要最小限まで絞った胴体ポットで、メカ積みも芸術的です。これまたピカピカ+キラキラです。
・尾翼:水平・垂直ともにオレンジ色でエアーブラシによるカラーリング。垂直尾翼は、手前にオフセットして取り付け。ラダーレスです。
・翼(裏面):裏面は、黒色の縞で、これも視認性はばっちりです(最近多いのよね)。
・ロゴ:磨き込まれた主翼にトンボが、、、何故か「2」の数字が、、、ペグもオレンジ色です。


◆直貼りエルロンSAL(BM-A15)◆
BM-A15 翼長:1500o、翼面積:2x.xdm2、翼型:AH84(mod)、重量:2xxg
エルロン×2、ラダー、エレベータ、受信機バッテリ:Lipo 300mAh

この機体は、Brack Magicシリーズ主翼に、合川隊員による低抵抗型ポット(「淀川滑空班・早朝会議録」)、後退尾翼を採用した軽量直貼りエルロン機です。

胴体ポットについては、すでに紹介済みの方式、これにも磨きが掛かっています。
主翼は十分な剛性と強度があります。後退させた尾翼により、蛇がマイルドではあるが、スムーズに効くことです。ポットによる旋回時の抵抗がなく、横風にも強い特性があります。


●ノーズ・尾翼・主翼(裏面) ノーズ 尾翼 エルロンコントロール)

・ノーズ:ノーズは合川式で、カーボン・ケブラ製、低抵抗、最小限強度型。
・尾翼:水平尾翼は後退させており、スムーズかつマイルドな効き。直張りグラス製でとても軽量に仕上がっています。
・主翼(裏面):裏面もピカピカ、エルロンは翼端でまっすぐにカットしています。


◆リニューアル・エルロンSAL(Renewal-Feather-A15)◆
リニューアル・フェザー 翼長:1500o、翼面積:21.6dm2、翼型:AG455ct〜46ct〜47ct、重量:195g
エルロン×2、ラダー、エレベータ、受信機バッテリ:Lipo 300mAh

この機体は、合川隊員による製作方法の転換により、バルサ製ポットへの拘りを捨て、カーボン製ポットを採用。困ったことに、より軽量化された超軽量直貼りエルロン機です。

胴体ポットの製作詳細については、「淀川滑空班・早朝会議録」)をご覧ください。

これまでのバルサ製ポットと違い、胴体と主翼の接合部の剛性および低抵抗化により、発航ランチ高さが上がり、かつ、これまで以上に主翼と尾翼のバランスが良くなり、微風、強風でも操作性が良く、軽量にも関わらず強風時の進入性も良いのです。
胴体ポットだけでなく、尾翼も刷新しております。
時々、合川隊員の高笑いが聞こえ、悔しい思いをすることがあります。


●ノーズ・尾翼・エルロンコントロール(とくとご覧ください) ノーズ 尾翼 エルロンコントロール)

・ノーズ:ノーズは合川新設計で、カーボン・ケブラ製、エルロンコントロールロッドスペース兼ポット強度アップを狙っています。抵抗を減らすこと、主翼との密着を良くするためにフィレットも着けています。
・尾翼:尾翼は、樹脂作業に目覚めた合川隊員による直張りグラス製とても軽量に仕上がっています。
・エルロンコントロール:胴体ポット後縁から0.8mmのカーボンロッドが出ており、低抵抗化が図られています。


◆直貼り・エルロンSAL(Feather-A15)◆
フェザー 翼長:1500o、翼面積:21.6dm2、翼型:AG455ct〜46ct〜47ct、重量:202g
エルロン×2、ラダー、エレベータ、受信機バッテリ:Lipo 450mAh

この機体は、主翼の平面形をSG2と同一し、スパーに工夫をして軽量化を狙ったもので、思惑通り、超軽量かつ必要な強度が得られたすばらしい機体に仕上がった、超軽量直貼りエルロン機です。

主翼は、マイクログラス1プライ、スパーには0.8mmカーボンロッドを埋め込み、軽量パテにより表面を平滑に仕上げています。(製作状況は、RC飛行機製作日記

主翼と尾翼のバランスも良く、微風、強風でも操作性が良く、軽量にも関わらず強風時の進入性も良いのです。

困ったことに、ちょっとしたサーマルや吹き上げで、硬度確保ができ、微風で気温差の小さいときに勝負を挑むと、口を含めて色々なテクニックを駆使しないと勝てないことが多いのです。また、気分を良くした合川隊員はさらに発航高さは上るし、サーマルゲット、サーマルトレースもうまくいく始末です。

(ここから合川隊員の談)
従来からポッドはバルサと決めて思考錯誤を重ねてきました。
今回の工法・・・
@両側板は2mmバルサをベースに1mmカーボンロッドを通り心に置き1mmバルサを挟んで高粘度瞬間でプランクしておきます。
A0.8mmエルロンロッドの途中を3mm強のクランクに曲げておきます。このクランク曲げの部分 がスライドする巾をみて、先程の左右のプランク材に長穴を設けておきます。・・・テールパイプの両側へ1mmカーボンロッド部が瞬間で接合しますから丈夫です。・・エルロンリンケージですが、ロッドの長さは25cmくらいの長さですが1/3程度のところのクランク部がロッドのたわみ止めの役目をしてくれます。・・・ノイズレスチューブを45度台形にできるだけ短くカットします。こうしておけばロッド先端のクランク曲げ部を簡単に通過させる事ができます。クランク部とサーボホーンまでの中間の側板内側に瞬間止めで完了。簡単で動作もスムースです。


●ノーズ・尾翼・翼端 ノーズ 尾翼 翼端(スパー)

・ノーズ:ノーズは、いつもの合川工法で、バルサ製、左右内部にカーボンロッドで補強、フィルム貼りで仕上げています。抵抗を減らすこと、主翼との密着を良くするためにフィレットを着けています。実はエルロンプッシュロッドにも工夫がされています
・尾翼:尾翼は、これまで直線の組み合わせで製作されていた合川製と異なり、曲線を使った形状としています。これがまた、とても軽く仕上がっています。
・翼端:スパーに、0.8mmのカーボンロッドが埋め込まれているのが判ります。中央部は2本です。


◆直貼り・エルロンSAL(Challenger-lightA13)◆
Challenger-lightA13 翼長:1300o、翼面積:18.5dm2、翼型:AG455ct〜46ct〜47ct、重量:217g
エルロン×2、ラダー、エレベータ、受信機バッテリ:Lipo 600mAh

この機体は、香西の機体(SUNBee SAL A3)と同時期にロールアウトされたもので、ひたすら高発航高さ獲得を目指したものです。少し前が軽めのセッティングですが、操作性も良く、思惑通り、楽に高発航高さが獲得できる機体に仕上がりました。

主翼は、マイクログラス2プライ、主翼はピンク色に転写されており、遠くでも視認性はとても良く、また、青い空に非常によく映えます。

主翼と尾翼のバランスも良く、微風、強風でも操作性が良く、軽量にも関わらず強風時の進入性も良いのです。

(ここから合川隊員の談)
エレベーターと左エルロンが時々フリーズする持病を抱えています。
原因はサーボのポテンショメーターの接触不良のようです。皆さんもご経験御ありと思います。 片エルロンはともかくエレベータのフリーズは命取り、2度墜落しました。
取り替えるべきなのですが、何せ、いい加減なわたしですからどうしたと思います・・・?
サーボのシャフトにグリースを塗布した平ワッシャーを挟んでホーンをビスで締め付け、ポテンショメーターの軸を引き寄せ接触不良を回避してごまかしています。 ビスを強く締めると負荷が掛かりニュートラル性が悪くなります。 今のところ、エレーベータは正常に動作していますが、左エルロンはブレーキ時たまにフリーズします。
皆さん危険ですから真似をしないでください。


●ノーズ・尾翼・翼取付け部 ノーズ 尾翼 翼取付け部

・ノーズ:ノーズは、いつもの合川工法で、バルサ製、左右内部にカーボンロッドで補強、フィルム貼りで仕上げています。
・尾翼:尾翼は、直線の組み合わせで製作されていた合川製であり、十分な面積を持ち、良く効きます。とても軽く仕上がっています。
・翼取付け部:フィレットの後半からエルロンプッシュロッドがでています。


◆直貼り・エルロンSAL(Hori・kawa-A15)◆
Hori・kawa-A15 翼長:1500o、翼面積:21dm2、翼型:AG455ct〜46ct〜47ct、重量:260g
エルロン×2、ラダー、エレベータ、受信機バッテリ:携帯用のリチウムイオン600mAh ?

この機体は、堀内さん初製作の主翼で、主翼取り付け、胴体、尾翼製作を試行錯誤した結果、写真のようなすばらしい機体に仕上がった、直貼りエルロン1号機です。

ここからは、合川隊員本人の製作談です。

主翼は、(堀内隊員による製作が)初めてでしたから、重量は150gありますが、強度は抜群です。主翼の接合部はこの機体で採用したのが、すり合わせ式です。翼下面は局面ですから1mmバルサ板を重ねて瞬間勝負(瞬間接着剤)です。当然局面が残りますが平面に仕上げます。

テーパーブームの翼取り付け部は、カーボンパイプ内面上部1/3を三日月状に航空ベニヤとバルサで瞬間補強をしてあります。翼との接合部になるパイプ上面にはバルサ板を瞬間でかさ上げしてから、迎え角度に平面仕上げをしました。あとはタッピングビス止めです。ビスホールを瞬間で補強。和也君に何回かフルパワーでランチしてもらいましたが、強度はOKとの事でした。

受信機の電池は、携帯用のリチウムイオンの18.5gをラダーおよびエレベーターサーボに両面テープで止めて、さらに両サイドにバルサ板を両面テープ止めです。胴体は110gで出来上がっています。

尾翼の形状はフラットボトムの翼形に成型しました。ランチ時にエレベーターに揚力が発生して以前の頭上げが少なくなり、トリムオフセットも少なくなりました。尾翼の形状とブーム長さはSuper geeを手本にしてみました。重心位置や翼の迎え角をいろいろ変えて評価した結果、迎え角を少なめにして、45%と少し後ろ重心が、浮きと操縦性から良い事も解り勉強になりました。重心のレンジも広い事が解りました。

エアロペグに変えてランチ性能が上がり、すっかり気に入ってしまいました。(合川隊員)

主翼の上半角を少なめにしたためか、旋回時に少し当て蛇が必要ですが、問題のない範囲です。
水平尾翼・エレベータの形状を細長くしたことにより、発航時の抵抗は減りましたが、エレベータの効きは若干劣りますが、Expの調整で改善しています。
進入性も良く、風の中、サーマルの中、操作性は良く、飛ばしやすい機体です。



●ノーズ・尾翼・翼端 ノーズ 尾翼 翼端(エアロペグ)

・ノーズ:ノーズは、「Challenger-lightA15」と同じ方式で、上下バルサ、左右航空ベニヤにカーボンキュアシートで補強、フィルム貼りで仕上げています。接着はすべて、瞬間接着剤です。
・尾翼:尾翼も「Challenger-lightA15」と同じ方式(フライング式)です。
・翼端:Φ3mmカーボンロッドを後縁(第1間接のあたる部分)に、1方向カーボンシートを1mm厚バルサにより(ダブル)サンドイッチし、指の当たる部分を整形したエアロペグです。取り付け部は、キュアシートで補強をしています。


◆超軽量・エルロンSAL(Challenger-lightA15)◆
Challenger-lightA15 翼長:1500o、翼面積:24.5dm2、翼型:S4083mod、重量:206g
エルロン×2、ラダー、エレベータ、受信機バッテリ:E-TECLiPo210mAh

この機体は、簡単、安価、軽量化をコンセプトに、翼面荷重8g台を実現した、超軽量エルロン機です。
製作した本人は、カーボンキュアシートと瞬間接着剤を多用した「手抜き工法」と言っていますが、必要な強度を確保するためには、何が必要かを確認する良いアプローチだと私は思います。

とにかく良く浮きます。サーマルのほとんどない夕方で、平均2分足らず飛びます。
テールパイプがΦ9mmと細く、強度不足のため、発行高さは取れませんが、飛行条件によっては、非常に良く浮く主翼でカバー(勝負)できる機体です。
軽い主翼と、長いテール、大き目のラダーとエレベータにより、操作性は非常に良く、飛ばしやすい機体です。

この機体の受信機は、なんと4ch受信機を使っています。ブレーキのセッティングも良く、定点着地(ハンドキャッチ)も楽です。
主翼が厚めなS4083のため、バラストなしでは進入性は劣ると思います。しかし、20gのバラストを載せても十分浮きそうです。今度、テストをしてみたいと思います。


主翼構造は、発砲コアにバルサプランク、フィルム張りです。何の補強もしていません。エルロンは翼端を傷テープで固定し、フラッター対策をしていますが、大き目のエルロンにより良く効きます。
テールパイプの強度があれば、さらに、発航高さが取れ、操作性の高い機体になると思いましたが、すでにヒンジテープをクロスにテンションを架けながら螺旋巻きし、細いカーボンパイプで軽量化に加えて強度アップを図っています。結果、発航時に発生する尾翼振動のおさまりが早くなり、発航時のロスが減りました。最近、ランチがパワフルになった合川隊員の衝撃にも耐えられるようです。


●ノーズ(写真は裏側から)・尾翼(写真は裏側から)・翼端 ノーズ 尾翼 翼端(エアロペグ)

・ノーズ:上下バルサ、左右航空ベニヤにカーボンキュアシートで補強、フィルム貼りで仕上げています。接着はすべて、瞬間接着剤です。
・尾翼:軽量バルサを使用し、パイプへの取り付け部をカーボンキュアシートで補強しただけです。水平尾翼はフライング式、テールパイプの後ろの穴から垂直尾翼に取り付けたリングによりラインをターンさせ、エレベータをコントロールします。とてもスムーズに動きます。
・翼端:Φ2mmカーボンロッドとカーボンキュアシートに指が当たる部分をバルサで整形したエアロペグです。取り付け部は、キュアシートで補強をしています。


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更新日 Oct 23.2010 kouzai_m
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