◆注目の機体◆

◆ The glider of friends ◆

大会などで発見した機体です。

◆上野さんのDragon Lady UM ◆
Dragon Lady UM翼長:750mm、翼面積:??.?dm2、全長:625mm、重量:4?g、ラダー、エレベータ

上野さん開発中の超マイクロSAL2号機です。超マイクロサーボ、リチウムポリマーバッテリー、RX4受信機を搭載し、主翼はバルサとスチレンペーパー(オラライト貼り)、尾翼はスチレンペーパーで製作した、マイクロSAL機です。随所に上野さんのアイデアが盛り込まれた機体です。

メチャクチャ軽くて、運動性・操作性もとても良い機体です。
小さなサーマルであっと言う間に高くあがりますし、低い位置でも結構粘れます。
これはすぐに作れそうですし、皆さんも作ってみましょう。

●Dragon Lady UMと野々下隊員、大島さん
うしろの方に、製作者の上野さん
野々下隊員、大島さん


●主翼(写真は裏側から)・尾翼(写真は裏側から)・翼端 主翼 尾翼 翼端(エアロペグ)

・主翼:主翼は、バルサ無垢を削り、コンパスカッタで穴あけして、オラライトを貼り付け、後縁にスチレンペーパーをキャンバーが付くように延長(貼り付け)しています。
また、主翼の取り付けはハイマウント(台座)しています。
・尾翼:スチレンペーパで作成し、ラダー、エレベータの取り付けはヒンジテープを使用。これだけのコントロール部でよく効きます。
水平尾翼もハイマウント(台座)しています。
・翼端:上野さんのとても凝った、とてもグリップ感の良いエアロペグです。
荷重配分(分散)を考慮した取り付けがされています。


◆長谷川さんの癒し系電動機「コメット」◆
癒し系電動機 長谷川さんと癒し系電動機「コメット」

この電動機は、バルサのはぎれで作成したとのことですが、そうは思えない、とてもきれいで、軽く、かわいい機体です。

この電動機は、とてもゆっくリズムで癒し系の飛行をします。
長谷川さんは、途中、とても強いサーマルをみごとにキャッチ、とても高くまで上げてしまいました。フライト中、ほとんどモータパワーを使わずに、15分くらいの間、飛ばしていらっしゃいました。

奥様のお話では、朝、風邪が無いと思ったら、近くの公園(歩いて3分のところと5分のところ2箇所もある)へ飛ばしに行っているとのことでした。

あぁ〜、こんな癒し系でかわいい飛行機が欲しいぃ。


●機種(前から)
癒し系電動機前から ・主翼は、NACA6412(修正しました)を採用されており、とても浮きます。
・モーターはGWSEPS−300Cを2.80:1ギヤダウンで使用。少し大きめのペラGWS8043がパワフルに回ります。
・バッテリーは、リチウムイオン電池7.2V、650mAhを搭載しています。
最長、何分くらい飛ばせるのでしょうね。
・ラダー、エレベータはとても細いワイヤリンケージでした。
・翼と胴体は、オラカバによる被覆です。前から見てもかわいいですね。ピカピカです。



◆上野さんのHL−1ハンマードライブ◆
HL−1ハンマードライブ HL−1ハンマードライブと上野さん

翼長:1192mm、翼面積:19.2dm2、全長:840mm、重量:209g、ラダー、エレベータ、エルロン×2

上野さんのSAL1号機です。スプ2のキットから製作し、エルロン仕様になっています。細かくみると、随所に上野さんのアイデアが盛り込まれた機体です。 製作から2回目の飛行(2002年9月22日の第1回静岡HLG大会)だそうです。
エルロン機としては、少しきつめの1段上半角ですが、発効時のラダーオフセットは不要で、まっすぐに発航できます。
1度発航させてもらいました。翼端を地面にこすらないよう発航の軌道を確認しながら、壊れないようにセーブをしての発航でしたが、通常のエルロンSALと同様にまっすぐな発航の軌跡でした。
上野さんも徐々に慣れてきて、発航高さが段々高くなっていました。
操縦性は非常に良く、ブームの長さも短く、ラダー機のように小さな旋回が可能です。エルロンでちょっときっかけをつけてラダーとエレベータで旋回をしてみましたが、よく回ります。
滑空性能は、この日はちょっと前重心で突っ込むセッティングでしたが、これからの調整でもっと上がるのではないかと思います。
尾翼の形状がハンマーに似ていることから、「ハンマードライブ」?ですか?
いや、ハンマー投げの要領に似ていることから、「ハンマードライブ」ですよね。


●主翼(左翼端、右翼端、エルロン)
ハンマードライブ右翼端 ハンマードライブ左翼端 ハンマードライブエルロン

・主翼(左翼端):指かけの形状はDL(ドラゴンレディ)とよく似ています。人差し指を沿わせて引っ掛けます。方向安定性の良い方法だと思います。
私は、どの翼端もあまり強く掴まないので平気ですが、上野さんはちゃんと手袋(人差し指袋)を用意されていました。
・主翼(右翼端):カールダウンされています。翼端の誘導抵抗に対してどの程度の効果があるが、知りたいところです。
・主翼(エルロン):右翼端、左翼端部は、三角に切り込みを入れて、フラッタ防止をしています。
また、エルロンサーボの取り付け位置を右側にずらして、左右の重量バランスをとっています。


●主翼(上半角)、尾翼
ハンマードライブ右翼端 ハンマードライブ左翼端

・主翼(上半角):主翼の上半角は写真のとおり、すこしきつめです。しかし、発航時のブレもなく、エルロンの効き、旋回性も良好です。
・尾翼:少し大きいかなとも思いますが、垂直安定性と十分なラダー面積があります。


◆クラフトるうむ HL−1DL−X◆
HL−1DL−X HL−1DL−X(ドラゴンレディX)

翼長:12??mm、翼面積:??.?dm2、重量:180g、ラダー、エレベータ

ドラゴンレディの主翼に後退角を付けて、直進安定性と上半角効果の向上をねらったものだと思います。
また、主翼の補強を減らすとともに大幅な軽量化を行っています。
この効果が操縦性と滑空性能に反映され、発航高さも高く、侵入性もあり、ラダーSAL機では、現在のところ、最高ではないかと思います。
岡本さんの強烈な発航衝撃にどれだけ耐えれるか、耐久テストがされるものと思います。


◆クラフトるうむ HL−1DL◆
HL−1DL HL−1DL(ドラゴンレディ)フィンランド仕様

翼長:12??mm、翼面積:??.?dm2、重量:220g、ラダー、エレベータ

写真の機体は、2002年F3Jフィンランド大会仕様です。 ジョー・ワーツの操るEncoreの常に上を飛んでいました。
発航高さはとても高く、尻振りの時間(ラダーオフセット解除の時間)も短く方向が安定し、スムーズに上昇します。
操縦性は良く、ある程度の機速が必要で、少し大き目の旋回半径です。サーマル間の移動をすばやく行うことができます。
豊富軍団専用飛行場にて、和也君のエルロンSAL(Sting SAL2)と私のエルロンSAL(Quatro1)と発航高さ、滑空性能の競争をしました。
発航高さは、3者とも拮抗。滑空性能は、私のQuatro1はサイズの違いにより除くとして、様々な条件で比べてみなくては判りませんが、無風に近い今回の条件ではSting SAL2に軍配が上がりました。


●主翼と尾翼
HL−1DL主翼 HL−1DL尾翼 主翼には、フィンランドでオランダ選手のSALと接触の痕、帰国後、負傷した痕があります。

水平尾翼は、飛行機に乗せられるように、脱着可能になっています。

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更新日 May 19.2004 kouzai_m
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