◆野々下隊員の機体◆

◆ The glider of the member(Mr.Nonoshita) ◆

野々下さん自作の機体です。
野々下さんはスロープグライダー、電動機など沢山の機体をお持ちですが、ここではHLGを中心に紹介します。

◆最新エルロンSAL(Nono SAL8)◆

ののSAL8号 エルロンSAL(Nono SAL8)
翼長:1500mm、翼面積:20.?dm2、重量:20?g、翼型:AG455ct-AG46-AG47ct(Mod)、エルロン、ラダー、エレベータ
バッテリー:Lipo450mA、サーボ:D-47マイクロサーボ(4.7g)×4、受信機:Futaba7ch 2.4GHz(R617FS)

野々下さんは、大会前になると新作を作られます。
今回の機体は第1回F3K日本選手権(2008.11.8・9)用に作られた最新の軽量SALです。 見た目はBlackMagicシリーズ、形状はSuperGeeシリーズです。両者の良いところを組み合わせて、野々下さんの設計思想が組み込まれた機体です。
主翼の翼弦を絞り込み、高アスペクト化してランチ高度と低抵抗を確保しており、ねらい通り高いランチ高度で良く浮き、バランスが良く操作性も良好です。

撮影時(2008.11.3)は初飛行ともあり、少し前重ぎみでしたが、強風の中、ピッチコントロールに気を使いたくなければという程度のバランスまで出ており、飛ばしやすい機体です。堀内隊員との勝負がありましたが、我々の中にまた新たな挑戦を始めさせる機体と感じました。



●ノーズ・尾翼・翼端
ノーズ ノーズ(裏) 尾翼 バラストルーム

・ノーズ:見てのとおり、横幅が広く、抵抗を減らす形状で、これは野々下さんモデルです。今回は2.4G受信機搭載のため、上半分カーボン、下半分アラミドで整形されています。元々はサーボを横向きにレイアウトするデザインでしたが、D47サーボを使用したため、縦置き2列で配置されています。
・尾翼:水平、垂直尾翼はグラス+カーボンロービング補強です。どこかでみた形状ですね。テフロンチューブにギター弦を通してコントロールします。
・バラストルーム:主翼取り付け部のパイプ内、主翼取り付けネジの間には、約40gのバラストを搭載できる部屋を作っています。

◆チビサル1号(Chibi_SAL)◆

チビサル1号 チビサル1号(Chibi_SAL)
翼長:746mm、主翼面積:8.6dm2、全備重量:73g、翼型:AG13改-AG14改、ラダー、エレベータ
バッテリー:Lipo145mA、サーボ:CS-44マイクロサーボ(4.4g)×2、受信機:RX4

とうとう野々下さんも作ってしまいました、マイクロSAL。
主翼は、宇野さん式、発砲コアに半プランク+グラステープ補強です。主翼は取り替え、取り付け角変更可能なパイロンビス止めです。
機体には、適切な位置に、贅沢?な補強がされています。主翼の表のカラーもそのためかな。ラダ−、エレベータはプッシュロッド式です。
発航高さも高く、たまたま飛行会に持って来ていた私のSUN Bee Mos SAL2と競争しましたが、負けちゃいました。操縦をさせてもらいましたが、侵入性は良く、浮きもなかなか良くて、私が野々下さんより借りて2投目から、大薗さんの1mラダ−機と3、2、1がなぜか始まり、3対1で勝っちゃいました。私も早くこのシリーズ、作りたくなりました。

この紹介ページを作っていたら、野々下さんのページでも紹介されていました。こちらも「nonoのページ」みてください。


●ノーズ・尾翼・翼端
ノーズ 尾翼 翼端

・ノーズ:胴体の型をバルサで作り、バッテリーのシュリンクチューブを収縮させてカバーを整形されていま。よーく中の補強をみると、贅沢な材料が使用されています。サーボ(横向き)、受信機、その上にバッテリーがレイアウトされています。
・尾翼:尾翼は2mm厚さのスチレンペーパにカーボンストライピングテープで補強し、マウントに取り付けています。アサミ製の極細プッシュロッドを使用しています。このノイズレス・チューブがうまく使用されています。
・翼端:若干、上に向いて取り付けされています。宇野さんによると、この少し上向きの翼端にすると、発航高さが増すそうです。鷲づかみをして、投げます。

◆エルロンSAL(FireWorks3)◆

FireWorks3 エルロンSAL(FireWorks3(FW3))
翼長:1500mm、翼面積:21.7dm2、重量:270g、翼型:AG455ct-AG46-AG47ct、エルロン、ラダー、エレベータ

野々下さんは、FW3の2号機も持っています。
エルロンプッシュロッドは、1号機とは異なり、外に出ています。尾翼は、アラミド(ケブラー)繊維+エポキシレジン真空引きで製作されています。
尾翼のプッシュロッドは極細を使用し、ノイズレスチューブもこれに合わせて極細を使用しています。

オーストリア・PCM社製DLG FireWorksシリーズの最新モデルです。操縦性は良く、飛ばしやすい機体です。発航高さは、申し分のない高さがあり、とても良く浮き、風にも強く、侵入性能(移動性能)も高いです。Highlight SALも飛ばしやすい機体ですが、浮きと移動性能、ともにこちらの方が高いですね。

詳細・製作は、「nonoのページ」をご参考に。


●ノーズ・尾翼・翼端
ノーズ 尾翼 翼端

・ノーズ:見てのとおり、横幅が広く、抵抗を減らす形状です。全てカーボンで整形されており、ハッチ部をずらすと、サーボを横向きにレイアウトされています。
・尾翼:水平尾翼は下付けのフライングテールです。組み立て説明書は片引きばね方式ですが、両糸引き方式にしいています。テールパイプへの取り付けは、結構フレキシブルな感じがしていますが、特にフラッタを起こしていいる様子はありません。垂直尾翼の方が大きいようです。
・翼端:ウィングレットのような形状のペグ(?)です。両翼についていますので、右利き左利き関係なく発航できます。少し、発航の練習が必要かも。

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更新日 Nov 09.2004 kouzai_m
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