◆宇野隊員の機体◆

◆ The glider of the member(Mr.Uno) ◆

宇野さん自作の機体です。

◆最新ラダーSAL(Modan G-5(ガルウィング))◆
ガルウィング Modan G-5 ラダーSAL(Modan G-5(ガルウィング))

翼長:1400mm、翼面積:18.0dm2、翼型:AG08-AG11、重量:170g、
ラダー、エレベータ:各JR ES306、受信機バッテリ:月光160mAh

ガルウィングシリーズ第2段のこの機体は、これまでよりスパンを少し大きくして、より浮きを向上させ、かつ、ラダーとエレベータの面積も大きめにして、操縦性を確保することを狙ったものだと思います。
ある程度その狙いは、満たされていますが、バンクが大きいと、滑るような感じがありました。
発航高さは、私(香西)が投げると、そこそこ上がりますが、宇野さんは少し不満があるようです。
静岡HLG大会に備えて出来上がったばっかりです。もう少しセッティングを詰めることで、より性能が上がりそうな機体です。


●ノーズ・尾翼・裏面
ノーズ 尾翼 背面

・ノーズ:これまでの基本形状と構造を持ちながらも、よりスタイリッシュ感、低抵抗感のあるノーズです。
・尾翼:水平・垂直尾翼の安定板とコントロール部の面積をみると、少しの打角でのコントロールができそうですし、実際、そうです。ただし、何か抵抗感があるような気がします。
・背面:後方は船底を思わせるような形状をしており、空気の流れをよりスムーズにして、低抵抗を狙っています。

◆最新ラダーSAL(Modan G-4(ガルウィング))◆
ガルウィング ラダーSAL(Modan G-4(ガルウィング))

翼長:1200mm、翼面積:18.0dm2、重量:158g、ラダー、エレベータ

この機体の飛ぶ姿が、とても良い感じです。操縦性は良く、旋回時、結構バンクをかけても横滑りを起こさず、飛ばしやすい機体です。発航高さは、申し分のない高さがあり、機体が軽いため、簡単に浮いてしまいます。ただ、この機体も軽量飛行機の宿命か、侵入性能(移動性能)は、最近の他のSAL機と比較すると、若干劣ります。 このガルウィング翼、少し、研究・実験をしてみたいですね。

「宇野さんのコメント」
スタイルを重視した翼、飛ぶかどうかは後回し、飛ぶ姿に惚れてます。


●ノーズ・尾翼・裏面
ノーズ 尾翼 背面

・ノーズ:今回は全体に丸みを持たせるように、バルサ無垢を削り出しています。クリアラッカーを何層か塗って、ピカピカに仕上げています。
・尾翼:これも宇野さんの定番形状、水平、垂直ともに少し後退させたデザインです。現状、少し強度不足で、フラッタを起こしています。
・背面:まず、主翼に貼り付けているグラステープ。これで、SALでも壊れない主翼の強度を保つと同時に、ボルテックス・ジェネレーターの役目もあるかも。平面形は少し後退させたデザインです。

◆最新ラダーSAL(Modan F-3(神の手3号))◆
神の手2号 ラダーSAL(Modan F-3)

翼長:1280mm、翼面積:19.4dm2、重量:158g、ラダー、エレベータ

製作のコンセプトは、つぎのとおりです。
・翼面積を増やして、神の手2号よりも浮きを良くし、シンクのからの回避能力をアップする。
・操縦性の良くするために、上半角を増やすとともに、テールを少し伸ばす。

この機体は、神の手シリーズの第3段です。この機体の実力は、第12回るうむカップで決勝進出したことで、実証済みです。神の手シリーズも徐々にバージョンアップが図られ、今回は中央上半角を2号よりも少し増やして、より操縦性がアップされています。発航高さは、神の手2号と同じくらいの高さがあり、この機体も軽いため、簡単に浮いてしまいます。このシリーズには、あと侵入性能(移動性能)が備われば、恐いもの無しではないでしょうか。


●右翼・尾翼
右翼 尾翼

・右翼:両翼端(表・裏)には、絵を描いています。色付きのフィルムはもったいない。透明(クリア)のフィルムを貼るべきだったのでは?お分かりのとおり、前縁側のハーフプランクで、後縁側は発砲へ直接フィルム貼りです。
・尾翼:水平、垂直ともに少し後退させたデザインで、ぱっと見には水平と垂直の面積が同じに見えます。

◆ラダーSAL(Modan F-2(神の手2号))◆
神の手2号 ラダーSAL(Modan F-2)

翼長:1180mm、翼面積:16.2dm2、重量:150g、ラダー、エレベータ

この機体は、前作と同様、製作した宇野さんも想像を超えた性能です。発航時のオフセットが通常ラダーSAL(右)と逆に左オフセットなのです。
クラフトるうむ飛行場で一緒に飛ばした方はご存知ですが、ランチ高度はびっくりするような高さです。(上野さんによれば日本一とか、確かにハンマードライブより高かった。)
操縦性も良く、とにかく良く浮き、良く飛びます。ただ、軽量飛行機の宿命か、侵入性能(移動性能)は、最近の他のSAL機と比較すると、若干劣ります。下降気流の早期察知能力と回避飛行技術が必要になります。
この主翼もプランクはおよそ全縁から半分しかしておらず、発泡が見えています。主翼の捩れは神のみぞ知るところです。

なんと12月22日のクラフトるうむ忘年飛行会で高木の天辺付近にひっかかりました。淀川滑空班友軍の豊富軍団員である金子さんの采配で、なんと同軍団員宮元さんによるバケットカー出動。無事回収することができました。感謝。感謝です。

●ノーズ・尾翼
ノーズ 尾翼

・ノーズ:コンコルドを思わせるような、ノーズ形状です。抵抗が減るのでしょうか。
・尾翼:前作同様、水平、垂直ともに少し後退させたデザインです。

◆ラダーSAL(Modan F-1)◆
宇野さんのラダーSAL ラダーSAL(Modan F-1)

翼長:1060mm、翼面積:14.8dm2、重量:118g、ラダー、エレベータ

この機体は、製作した宇野さんも想像を超えた性能です。ラダーSALにも係らず発航時のオフセットが不要です。
操縦性も良く、とにかく良く浮き、良く飛びます。
主翼のプランクはおよそ全縁から半分しかしておらず、発泡が見えています。主翼を左右で異型にしたことがポイントのようですね。

●主翼(左翼端)・尾翼
主翼(左翼端) 尾翼

・主翼(左翼端):指かけはなく、軽く鷲づかみをしてランチをします。
・尾翼:水平、垂直ともに少し後退させたデザインです。

◆エルロンSAL◆
宇野さんのエルロンSAL エルロンSAL

翼長:1340mm、機長:990mm、重量:236g、ラダー、エレベータ、エルロン×2

翼面積がある分、よく浮き、素直でマイルドなエルロンの効き、胴体と尾翼の剛性が少し不足。テールパイプはテーパーのついたカーボンパイプです。

◆ラダーSAL◆
宇野さんのラダーSAL ラダーSAL

翼長:1024mm、翼面積:15.4dm2、重量:125g、ラダー、エレベータ

よく浮きますが、上半角不足で旋回性が今一つです。重心とエレベータを調整して、スピードに乗せて操縦する必要がある機体です。胴体はバッテリーのみが入っており、カーボンパイプです。RCグライダー界では著名な方のサインが主翼にあります。

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更新日 Oct 26.2003 kouzai_m
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