会社で「パソコン持ってますぅ、ホームページを開いてますぅ」等と言おうものなら、他の部署のパソコンの横を通るたびに「教えて攻撃」が始まる。俺様自身で作り上げたイメージを保つためだ。
入社当初、学生時代にバイトでワープロを使っていたためブラインドタッチができ、回覧文程度ならペン書きと所要時間があまりかわらなかったうえ、座席がワープロに近かったために、すぐに召喚魔法がかかり、自分の仕事が中断されることが山のようにあったのだ。それに懲りた私は、その後パソコンを買っても、決して人に「持っている」とは言わなかった。
私がパソコンを買ったのは、Windows3.1が世間一般に認知されはじめた頃だったが『まもなくパソコンが単純計算や文書書きを手助けしてくれ、ホワイトカラーは真に戦術、戦略的なことを考えるための部隊になって行くに違いない。それに乗り遅れたやつは会社にとって無駄なコストの固まりになるに違いない』という考えをすでに持っていたので、『近い将来、会社にパソコンが大量に導入されるだろう。もし、そのときパソコンをばりばり使いこなしているというイメージができあがっていたら......他の部署に行くたびに、電算担当員でもない私が、しなくてもいい、いや、するべきではない仕事をしなければならない。それは、是非とも避けたい』という想いがあったのだ。
まかりまちがえれば、さんざん世話になっておきながら「あいつはパソコンおたくだからな」「家でエッチゲームばかりしてるんじゃねぇのか」なんて陰口たたかれる可能性もある(真実を言い当ててはいるが)
百害あって一利無しだ。
だから、たとえパソコン雑誌を昼休みに読んでいようが、あてがえられたノートパソコンの不要なプリインストールソフトをことごとく消し去り、完全に仕事仕様にカスタマイズしたうえ、不足しているエディタやデータベースソフトをこっそりとインストールしていようが、他部署のパソコンの調子が悪い原因が明らかにわかっていていようが、世間一般よりも18禁ゲームに詳しかろうが、メモリ価格をチェックしていようが、
【私という人間はパソコンを持っていない。仕事の範囲内では使いこなすが、あとは一切知らない。パソコンは私用で欲しいが、お金がなくて買えない。当然、エッチゲームは一切持っていない】という
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