資料
京都洋画の黎明期展


2006年12月12日(火)〜17日(日


特別公開
黒田重太郎絵日記
(昭和13年10月7日〜昭和30年7月25日)


夷猶掌記(いゆうしょうき)





 
京都画壇を語るうえで必ずと言っても良いくらい引用される名著、
『京都洋画の黎明期』(黒田重太郎著)が改訂版として復刊された。

 戦後まなし、昭和22年の発行、紙や印刷も粗末で幻の名著とまで云われる程、
 目にすることの少ない本であった。著者である黒田重太郎の
 其の後のメモや訂正も加えることにより充実した内容となった。

 当展覧会では、引用文献や関係資料によって、
 本書の論旨に沿いながら、内容を詳らかにしようと開催された




黒田重太郎愛蔵品も特別展示


左下:「京都洋画の黎明期」黒田重太郎蔵      貼り付けられたメモ
    校正の書き込みやメモがみられる         (改訂版にはこのメモの記載も
左上:重太郎蔵書愛用の絵筆・文鎮・腕鎮       加えられている)


1.京都洋画の源流・・・我が国に於ける洋画の消息をふまえ、京都洋画の源流をさぐる

 *頁数は「改訂版 京都洋画の黎明期」において引用されたところです

 
 紅毛雑話
 
20頁 天明七(1787)年 中島中良    シヨメール百科全書 21頁 1743年刊 銅版画多
 渡辺華山(蘭名 汎泥亀)が挿図を描く           大槻玄沢「蘭学階梯」にも掲載された 

 畫圖西遊譚 司馬江漢

 長崎夜話草
 
寛永十五年島原役で没した濱田与兵衛から
 南蛮流の眼鏡の製法を伝えられたと云う。6頁


2.前期京都洋画派の運動・・・田村宗立以前の京都に於ける洋画・洋風画派の活動をみる


     
  
どんぐる・かあむる→写真鏡 『蘭説惑辨』大槻盤水 右図は『應擧洋風畫集』より
   22頁 (円山応挙も眼鏡絵を画いていた)

  蘭療薬解 藤若子刻(京都) 31頁
   吉雄永貴閲 広川 解訳 文化三年刊 銅版画九葉入

  重訂解体新書銅板全図 中伊三郎刻 31頁 文政九年刊

  


3.黎明期の先覚田村宗立・・・京都洋画の先覚者田村宗立の活動と人柄

   [図版]明石博高像 田村宗立筆


4.京都府立画学校設立より関西美術会結成まで



5.浅井忠の京都来住・・・
わずか五年間でなされた浅井忠の功績と人柄

     「木魚遺響」



   
   左:「ホトトギス」表紙
     第2巻第1号 明治31(1898)年
   右:浅井忠筆「ホトトギス」表紙
     第4巻第3号 明治33(1900)年


6.浅井忠周囲の洋画家達と京都に於ける浅井門下

7.浅井歿後より若き世代の抬頭まで