審美書院の本展 2004 2.11〜2.15

木版印刷で驚くべき美術書を造った審美書院の代表的な出版物の展覧会です。この古き良き時代の印刷技術は、明治期後半に最高の域まで到達し、明治の終焉とともに急速に衰退していきます。同時代の國華社の國華も交え日本が世界に誇れる書物を是非ご覧ください。

 ●展示図書一覧●

・真美大観 1〜  明治32年 

 最初は日本佛教美協会會の名で出版する。編集兼発行者は田島志一で印刷者は下京区本町通五条下十五丁目十七番戸 爾文荷 印刷所株式会社東京築地活版製造所となっている。全20册 完結は明治 41年となる。

・元信畫集  明 36年

 審美書院の名の出た最初の本 奥付には編集者田島志一の住所は京都南禅寺町三十三番と発行所審美書院は東京都下谷区二長町五十二番地と記されている 全三巻のところ第一巻のみ「四皓七賢人圖」2図、「瀑邉花鳥圖」12図、「琴棋書畫圖」8図など 計51図 コロタイプ版 上製 並製があり 並製

・南宗名畫苑 明 37  全25 册 

  43 年 9月完成 日本にある支那宗元明清画と日本の南画の作品を各冊に十点の小川写真製版所撮影のコロタイプ版 各図解説付 × cm

・浮世絵派画集 全5册 特製本 二百部限定 明 40年 11月完成 

・浮世絵派画集 全5冊 特製本  百部限定 明 40年 11月完成     

殆どすべての図版が極めて精巧な多色摺木版印刷で実物が絹本の物は絹に木版刷であり金箔のものは金を使用する、表装の布までも復元している。 × cm極美本 美術書出版史の最高の技術の集大成と言える解説は大村西崖のちに近世風俗画史の名で発行

・日本名畫百選 全2冊 明 39 年 

 東京美術学校編 極彩色木版刷精巧圖版 図他コロタイプ版 

・支那名画集  全2册 明治 40年 名家蔵品の中国絵画集

・圓山派画集 全2冊 明 41年

 彩色木版刷 43 図 上巻應擧 下巻蘆雪 源埼 南岳 文鳴 徹山など 特装本(原画が絹本の場合絹本に金地の場合金地に木版画で摺る表装までも再現する)

・東洋美術大観 全 15冊 明 42 年

 田島志一 日本の美術図書出版史上特に優れた出版物であり日英博覽會にも出品された、大正七年完成 先きの大村西崖との最高傑作のひとつ 日本画の部全7冊 中国画の部全5冊(大正4年〜刊) 彫刻の部全3冊 最上製 極美本

・南畫十大家集 全2冊 明 42年  

 池大雅から文晁 竹田 梅逸など上製 並製があり上製

・酣古帖 酒井家蔵品 明 43 年

 図版 枚内木版2枚(梁楷筆釈迦出山圖、油滴天目) 和本帙入

・廣業畫譜 明 43 年

 コロタイプ版 図 和本  38×26 cm

・四条派画集 明 44 年

 蕪村 應擧 呉春 景文の作品集 特製 並製があり特製

・宗達畫集 大 2年

 コロタイプ版 50図 上製 並製があり上製

・美術聚英 全25册 大3 年

・美術之日本 審美書院の定期刊行物 田島志一の古画縷々記掲載 8巻 号 大

 繪畫彫刻と馬體の研究(馬の自然と詩的観察)-前田照雲 他 

・東洋美術大観 大 10 年

 日本画の部支那画の部 全12 冊 最上製本

・西域畫聚成 計10 册 昭15

 全 15 册の内1〜 10

・文人畫三大家集 大14 再版(初版は明治 42 年) 

 蕪村 15点、竹田 16点、華山 17点 コロタイプ版 和本 帙欠 上製、並製があり上製

・光悦派三名家集 大4年 光悦 光琳 乾山 の作品

・鑑賞日本名畫集 昭 16 第1輯〜第3輯 図版 枚内木版摺9枚帙入(過去現 在因果経繪、北斎筆凱風快晴圖など) 解説付  47×35 cm