☆☆ クワガタ・カタログ ☆☆
オオクワガタの♂には、大きさによって大顎(おおあご)の形が変ります。♂の50oくらいまでで現れる小歯型は、大顎のつけね近くに内歯があります。中歯型は、♂の50o〜60oくらいで現れて、内歯は、大顎の真ん中くらいにあります。そして、大歯型は、♂55o〜・・・・で現れます。でも、みんなオオクワガタなのです。小歯型は、小さいのにすばやく狭く小さな穴にもぐりこみます。そして、よく飛んでいくようです。中歯型も、よく遠くまでとんで繁殖域(はんしょくいき)を広げるそうです。大歯型は、その近くで縄張りをもって生活していきます。みんなそれぞれにりっぱなオオクワガタなのです。人間もおなじです。よく考えてみてください。
オオクワガタ【小歯型】 ♂45o |
オオクワガタ【中歯型】 ♂50o |
オオクワガタ【大歯型】 ♂65o |
オオクワガタの♀45oです。墜落(ついらく)するところは、まるでゴキブリですね。コクワガタは、じっとしていると思えばすぐに、こそこそとすばやく動いてしまいます。うまく写真をとれませんでした。すいません・・・・・・。
オオクワガタ♀45o | 墜落するオオクワガタ ♀45o |
コクワガタ♂45o |
コクワガタ ♂45oでオオクワガタ(小歯型)♂45oやオオクワガタ♀45oと同じ大きさですがそれぞれ人によって好き嫌いがありますが、それはそれでいいのです。大きければ言い訳でもないし、私は、「コクワガタ」で一番よくクワガタムシの勉強をしました。
コクワガタ | ヒラタクワガタのペア | ♂55o・♀33o |
ヒラタクワガタ は、この亀岡市では、ちかごろ大変減りました。田んぼのあぜ木が住宅開発でなくなりかけています。その直撃をヒラタクワガタはうけたのです。簡単にいえば、ヒラタクワガタは、コクワガタと比べると、より湿度をひつようとし、より低温に弱いのです。だから、亀岡市と同じような条件の地域では、個体数は減ってしまいました。
ヒラタクワガタのペア | ♂55o♀33o | |
コクワガタ の累代飼育は、説明しましたが、ヒラタクワガタはコクワガタと比べると湿度を高い目にして、あとは真冬の低温(10度以下にしない)に注意してください。でも、あまり気にしないでもいいですよ。自然界では、幼虫は、田んぼのあぜ木の根に巣くっているようですから、温度や湿度は、そのへんから考えてください。質問もしくはクレームは、メールでお願いします。
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: by Shigeaki Ogawa
最終更新日 : 2000/04/26.