演目

 発願

二丁鉦の伴奏のみで念仏を唱える。

 四段たぐり

四人づつ二列に並び、音頭取り(表)の太皷と他の七人(裏)の太皷が掛け合う。

 猿廻し

大太皷が一人中央に入り、まわりを他の者が廻る。

 願人坊主

小坊主に例えた四人が太皷を持って演ずる。

 四季

はじめから激しい打合いにて掛け合う。

 せり上げ

カンカン太皷の二名が掛け合う。

 娘道成寺

太皷の四人が向き合って、踊りの「道成寺」の一節に近い振りにて踊る。

 時雨

芸物。女装の子供二人、ちょんまげ姿の二人の子供のおどけた振りが特色。口拍子は「紅葉狩」の一部と思われる。

 八嶋

カンカン太皷を持つ八名の激しい太皷の掛け合い。

 四ッ太皷

六斎太皷の基本といわれ、一人一分程で子供から大人まで出演者のほとんどが登場し、個人技を見せる。

 祗園ばやし

囃子太皷を持った二人が曲打ちを行う、途中この二人が棒振りの軽業や、坊主、妊婦などと入れ替わる。振りも時間も適当におどけて見せる。

 越後獅子

芸物。越後獅子姿の四人が太皷を片手に踊る。口拍子は長唄「越後獅子」。

 越後さらし

越後獅子の間に入り、二人の太皷による激しい掛け合い太皷。

 鉄輪

八名が激しく打ち合う。口拍子は地唄「鉄輪」。

 四枚獅子

神楽獅子を呼び出すための前奏曲。最も激しい難曲。

 神楽獅子

二人立ちの太神楽獅子が出る。動きの基本は曲芸で、クライマックスは碁盤上での逆立ち。その後碁盤の抜き取りにて降り、寝入る。

そこに土蜘蛛の精が現れ、獅子を怒らせ立ち回りのうちに糸を投げて獅子退治をする。

 結願念仏

最後を知らせる太鼓。

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