Katerine


《 Mes Mauvaises Frequentations 》

(2/1996)

先行ミニアルバムの4曲を含む待望の新作は、超傑作!!
フランスが一番刺激的でお洒落だった頃の雰囲気を、こんなにもよく理解してるフランス人って、意外に少ないもので、こういうツボを心得た曲を作れるアーティストは貴重な存在です。メロディは60年代の映画女優さんたち(BB, Mireille Darc, Jeanne Moreau, Marie Laforet ...) が録音したさまざまな趣味の良い曲達をお手本にして、小編成のよりパーソナルな暖かみのあるアレンジで、今回はPhilippe君が全編歌っています。やればできるじゃない!というか、腹をくくったな、という実に堂々とした見事な歌いっぷりです。
男性フレンチポップ(ちょっと暗めのが多かった?)の新しい展開を生み出したと言えるのではないでしょうか。へたなyeye(60年代のアイドルもの)の再発を買ってハズすくらいなら、これを2枚手に入れて、そのうち1枚を大好きなあのコにプレゼントしましょ!
アルバムタイトルは、「僕がつきあってる悪い友達」だとか、「僕の行きつけの不道徳な場所」とか、そんな意味。
Autours de LucieのヴォーカルValerie嬢が2曲コーラスで参加してます。 ●23 fevrier 1996


《 L' Education Anglaise 》

(?/1994)

カヒミさんのおかげで、目出度く日本盤が発売された、Philippe KATERINE君の家庭的なユニットKaterine(そのままやん)の2作目。あれもやりたい、これもやりたいで散漫だった1枚目に比べると、ずっと安定しています。妹さんのBruno(男の子みたいな名前!変な一家だなあ)や奥さんのAnneの二人の女性ボーカルがうまいことちりばめられていて、なんとも可愛いポップに仕上がりました。
フランス歌謡界の往年の大スターJoe Dassin(わたしのアイドルでした…合掌。)のトリビュートアルバムにも入っていたL' ete indien(インド風の夏、ではなくて、小春日和のこと)のカバー曲が、ボサノヴァにアレンジされていて、超暑苦しいオリジナルもまっつあおのすがすがしさ!素晴しいの一言です。 ●16 fevrier 1996


《 Les mariages chinois et la relecture 》

(?/1992)

デビューアルバム[中国式結婚と再読]。わけわからんタイトルに、ジャケットには水着姿の子供が遊んでる写真。むむむ、おぬし、できるな。しかし、音が超チープですので、そこらへんが気にならない人でないとツライかも。Dominique Aを初めて聴いたときと同じで、こんな風に自宅録音してる人がフランスにも(イギリスやドイツの専売特許だと思っていた)いたんだなあ、と嬉しくなってしまった一枚です。が、これまた、この手のものにはありがちな、聴いてるほうが恥ずかしくなってくる感あり。そこがまた、ほほえましくもあるのですが。実験段階、といった感が否めないので、次作に期待。 ●16 fevrier 1996


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