matchbox window manager on NetBSD/hpcmips

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matchbox window manager

matchbox window managerが使いやすい&軽い ので、最近はまたX Window Systemを利用しています(^^;。基本的には1アプリケーションが全画面を使 うタイプなので、オーバーラップ型のウィンドウマネージャでなきゃ...という人には向かないのですが PDAのような画面の広さに制限がある場合は、かえってそのシンプルさがメリットとなります。

インストールは、幾つかのファイルに別れているので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、PDA のようなリソースの限られたデバイスで利用する場合に、必要最低限の機能を選択してインストール出 来るようにそのようなスタイルになっているのだと思います。

私は以下の手順でインストールしました。


libmatchbox-1.7

matchbox-common-0.9.1

matchbox-themes-extra-0.3

matchbox-window-manager-0.9.5

matchbox-panel-0.9.2

matchbox-panel-manager-0.1

matchbox-desktop-0.9.1

matchbox-window-manager起動

matchbox-session を起動することで、~/.matchbox/session が実行されます。

matchbox-desktop

matchbox-desktop image
デスクトップ上にアプリケーションのカテゴリ別に仮想のディレクトリが表示され、 その内部に配置したアプリケーションを起動したり、起動中のアプリケーションに ウィンドウを切替えたりすることが出来ます。

matchbox-panel

matchbox-panel1 image
パネルはルートウィンドウの最下行に1行そのエリアが取られます。 パネル上に配置するアプレット、アプリケーションは、パネル上をクリック(タップ) することで、GUIで設定できます。スクリーンショット上では左端に `App Launcher'、 右端に`Clock' が配置されています。

matchbox-panel2 image
`App Launcher' から階層メニューを辿ってアプレットやアプリケーションを起動できます。 階層メニューは一部の例外を除きデスクトップの定義と同期しています。


カスタマイズに関してはドキュメントの説明や、ウェブ上の情報もあまり多くなくて 結構悩む部分だと思います。以下に、私自身が試行錯誤した範囲でのカスタマイズの 情報を提供します。

ショートカットキー定義(カスタマイズ)

定義の仕方はデフォルトの定義を読めば、コメント等も書いてありますので、 特に問題無いと思います。matchbox-desktopやmatchbox-panelを使わずに ショートカットのみで運用することも十分可能だと思います。

デスクトップ(matchbox-desktop)定義(カスタマイズ)

例えば以下のファイル(Myprog.directory, Root.order)を作成、修正した場合、
$ cat Myprog.directory
[Desktop Entry]
Name=My Program
Comment=My original programs
Icon=mbfolder.png
Type=Directory
Match=Myprog

$ cat Root.order
Myprog
Office
Internet
Multimedia
Graphics
Games
Development
Applications
Accessories
System
Settings
以下のように、デスクトップに仮想ディレクトリが追加される。
matchbox-desktop2 image

パネル(matchbox-panel),デスクトップ(matchbox-desktop)で扱うアプリの定義(カスタマイズ)

デフォルトのアプリは`/usr/share/applications/'または`/usr/local/share/applications/'配下に `Hoge.desktop'ファイルとして定義されています。独自にデスクトップやパネルにアプリを追加したい場合は `~/.applications/'ディレクトリを作成し、その配下に`独自アプリ.desktop'を作成します。

パネルの`Add' メニュー一覧に独自アプリを追加する場合は、追加するアプリを定義した`Hoge.desktop' ファイルを`/usr/share/applications/'または`/usr/local/share/applications/'配下に作成します (当然root権限が無いと追加できません)。 `~/.applications/'ディレクトリ配下は対象にならないので注意してください。

`App Launcher' のメニューに独自アプリを追加する場合は、`/usr/share/applications/'、 `/usr/local/share/applications/'または`~/.applications/'ディレクトリ配下に、追加する アプリを定義した`Hoge.desktop' ファイルを作成します。

デスクトップ配下に独自アプリを追加する場合も、 `App Launcher' のメニューに追加するために作成した `Hoge.desktop'中で`Type=Application'、`Categories=カテゴリ文字列'を指定すると、 `/usr/share/matchbox/vfolder/'、`/usr/local/share/matchbox/vfolder/'または `~/.matchbox/vfolder/'配下の`Hoge.directory'内の`Match=マッチ文字列'指定の`マッチ文字列'が`カテゴリ文字列'に 含まれる場合、 `Hoge.directory'で定義された、デスクトップ内の仮想ディレクトリ 配下にアプリが表示される。但し、複数の`Hoge.directory'が該当する場合、 Root.orderの順で最初に該当した`Hoge.directory'が優先する。

例えば`~/.applications/mb-application-action-kterm.desktop'を以下の様に作成すると、

$ cat mb-application-action-kterm.desktop 
[Desktop Entry]
Name=Kanji Terminal
Comment=Kanji Terminal Emulator
Exec=kterm -ls
Type=Application
Icon=mbterm.png
Categories=Action
以下のように、アプリ(kterm)が追加される。
matchbox-applauncher1 image

例えば`~/.applications/mb-application-desktop-kterm.desktop'を以下の様に作成すると、

$ cat mb-application-desktop-kterm.desktop 
[Desktop Entry]
Name=Kanji Terminal
Comment=Kanji Terminal Emulator
Exec=kterm -ls
Type=Application
Icon=mbterm.png
Categories=System
以下のように、App Launcherにアプリ(kterm)が追加される。
matchbox-applauncher2 image

以下のように、デスクトップ/System Toolsにアプリ(kterm)が追加される。
matchbox-desktop3 image

例えば`~/.applications/mb-panelapp-kterm.desktop'を以下の様に作成すると、

$ cat mb-panelapp-kterm.desktop 
[Desktop Entry]
Name=Kanji Terminal
Comment=Kanji Terminal Emulator
Exec=kterm -ls
Type=PanelApp
Icon=mbterm.png
以下のように、アプリ(kterm)が追加される。
matchbox-applauncher3 image
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