MGL2 on NetBSD/hpcmips

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MGL2関係

遅ればせながら、最近MGL2環境も良いなぁと気付きました。 正直、開発はとっくに止まってしまってるようですので、 ウェブの情報が消えてしまわないうちに、まとめておこうかと 思います(^^;。

MGL2 (Mobile gear Graphic Library 2)

HPC,PDA等のリソースの少ないコンピュータに特化した ウィンドウシステムです。

標準フォントセットのインストールです

恵利沙フォントのインストールです

コンソールで128カラムx28ラインの表示が出来ます。

サーバ起動スクリプトです

コンソールから実行してください。

mgterm のオプション説明

画面ダンプ機能

画面のハードコピーを取りたい場合、ソースを修正して サーバーをmakeし直す必要が有ります。 lib/emsvr.c の 97行目あたりの
//#define MK_DUMP_SCREEN        MK_F8
のコメントを外して、マクロ定義を有効にすると画面ダンプが 取れるようになります。ただしデフォルトではF8(A8)キーが ダンプ機能に割り当てられており、mgtermのフォントサイズ 切替えキーと重なっており使いにくいです。適当な別のキー に変更することをお奨めします。私は
#define MK_DUMP_SCREEN  MK_F6
でサーバーをmakeし直しました。F6(A6)を押下すると、mglsvrcons を起動したディレクトリにscreen.mgrとscreen.xpmというファイル名で 画面ダンプが生成されます。

やっと、このように画面ダンプが取れるようになりました(^^;

mgl2 screen dump

w3mと壁紙機能の連係

w3mでイメージの上で I (大文字アイ)コマンドを実行して、 壁紙としてそのイメージを表示することができます。

.profile(環境変数)

-- ここから --
#
# for mgl
#
TTY=`tty`; export TTY
##MGL_DISPLAY=`basename ${TTY}`;export MGL_DISPLAY
#
##MGLIM=imsoft.so;export MGLIM
##MGLIM=imopenpobox.so;export MGLIM
MGLIM=imcanna.so;export MGLIM
mgterm_MGLIM=;export mgterm_MGLIM
#
##MGLGP=gpnine.so;export MGLGP
#
##FGCOLOR=#000000; export FGCOLOR
FGCOLOR=#ffffff; export FGCOLOR
##BGCOLOR=#ffffff; export BGCOLOR
BGCOLOR=#000000; export BGCOLOR
#
FGCOLOR0=#000000; export FGCOLOR0
FGCOLOR1=#0000ff; export FGCOLOR1
FGCOLOR2=#00ff00; export FGCOLOR2
FGCOLOR3=#00ffff; export FGCOLOR3
FGCOLOR4=#ff0000; export FGCOLOR4
FGCOLOR5=#ff00ff; export FGCOLOR5
FGCOLOR6=#ffff00; export FGCOLOR6
FGCOLOR7=#ffffff; export FGCOLOR7
#
BGCOLOR0=#000000; export BGCOLOR0
BGCOLOR1=#0000ff; export BGCOLOR1
BGCOLOR2=#00ff00; export BGCOLOR2
BGCOLOR3=#00ffff; export BGCOLOR3
BGCOLOR4=#ff0000; export BGCOLOR4
BGCOLOR5=#ff00ff; export BGCOLOR5
BGCOLOR6=#ffff00; export BGCOLOR6
BGCOLOR7=#ffffff; export BGCOLOR7
#
##CURSOR_SHAPE=UL
##CURSOR_SHAPE=RECT
CURSOR_SHAPE=BLOCK
-- ここまで --

mgtimg.sh

壁紙を設定するスクリプト。w3mから呼び出す。
-- ここから --
#! /bin/sh
img="/home/m-ito/img/NetBSD-very-smaller-inv.png"
bright="12"
position="rb"
#
if [ "X$1" != "X" ]
then
  img="$1"
fi
#
if [ "X$2" != "X" ]
then
  bright="$2"
fi
#
if [ "X$3" != "X" ]
then
  position="$3"
fi
#
if [ "X${TTY}" != "X" ]
then
   echo "^[#1;${img};${bright};${position}" >${TTY}
fi
-- ここまで --

.w3m/mailcap

Content-type:に応じて、壁紙設定プログラム(mgtimg.sh)を 呼び出す設定。
-- ここから --
image/*;        mgtimg.sh %s 12 cc
-- ここまで --

w3mからアメダス画像をmgtermの壁紙として表示

w3m image

日本語入力関係

コンソールで利用できる日本語入力というのは、なかなか 選択肢がありません。既に紹介している canfep-1.0.tar.gz以外で3つ紹介します。

imcanna

mgl2標準のインプットメソッドです。サーバにcannaを利用します。

canuum

cannaserverのフロントエンドです。

canuumの起動


imopenpobox

OpenPOBoxのフロントエンドです。 単語登録 単語削除

OpenPOBox

「POBox - 予測と曖昧検索にもとづく入力手法」による変換サーバだそうです。

辞書を作成します。

インストールします。

起動スクリプトの作成。


pofep

OpenPOBoxのコンソールベース(canfepのOpenPOBox版?)のフロントエンドです。

OpenPOBoxの売りである「予測」がちゃんと機能します(^O^)/。

インストール

.profile(環境変数)

#
# mgterm(コンソール)以外は日本語入力にimopenpoboxを使う
#
MGLIM=imopenpobox.so;export MGLIM
#
# mgterm(コンソール)はimopenpoboxを使わない(すなわちpofepを使う)
#
mgterm_MGLIM=;export mgterm_MGLIM

alias

#
# execute pofep
#
alias epf='exec pofep bash --login'

使い方


podic(辞書登録/削除ツール)

pofepはOpenPOBoxの予測機能が有効に働いて、馴染んで来るとかなり調子いいのですが、 辞書登録の機能が有りません。そこで、辞書登録&削除機能を実現する外部コマンドを 作成しました。

インストール

コマンド&スクリプト

使い方

削除に関してもpddel.sh起動後、同様な操作で行います。

参考資料(OpenPOBoxのプロトコル)


pefnac

BSD方面でcanfepを利用すると、文字化けしたり、画面が崩れたりという頻度が高まるような気がします。 termcap libraryの扱いに若干問題があるように見受けたので、修正しようと思ったのですが、 私はC++を理解してません。そこで、使いなれてるCに書き直しtermcap libraryの 扱いを改善したものをpefnac(canfep-like canna frontend processor) として公開させていただきました。現行のcanfepでお困りの点がありましたら、 pefnac を試していただければ解決するかも(?)しれません。

TIPS of mgterm + pofep(or canfep) + GNU screen

.screenrc

mgterm上でpofep(canfep)を使用すると変換候補の表示される行が最下行に 重なって表示される為使い辛い場合があります。そこで.screenrcに以下 の設定を行なってscreenを起動すると最下行がscreenのステータスライン として固定して確保されるので、結果として最下行がpofep(canfep)の 変換候補行としても利用され、使いやすさが向上します。
hardstatus alwayslastline "%w"

.inputrc

さて、screenを併用することでpofep(canfep)の使い勝手は向上したのですが、 そのかわり[BackSpace]を押しても一文字削除として機能しなくなりました。 色々サーチした結果、.inputrcに以下の設定をすることで回避することができました。
"\e[3~": backward-delete-char

起動順序

mgterm -> pofep -> screen

mgdraw-0.2

mgdraw image
デモアプリの mousetest.c をベースに多少実用性(LOAD/SAVE機能,ページ切替え etc) を持ったドロウソフトを作りました。ちょっとした手書きメモを取りたいときに使える かも(?)。

Operation

取得は mgdraw-0.2.tar.gzからどうぞ。


参考URL


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introduction of kyoto internet people
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