PLUS 91

どちらかというとオイル漏れ止めをメインにした添加剤です。

1.主成分リキロンについて

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を基材にして作った3ミクロンの粒子で 沈殿し難く、粒子同士が結合しやすくしてあります。粉末のため製品ではオイルに 適正量混合して入れてあり、どろっとしています。
最大18ミクロンのコーティング層ができ、シリンダーとピストンの隙間を埋め 圧縮を元に戻します。約1万q位の耐久性があり、被膜の補充が出来なくなっても リキロンを補充する事によって元に戻ります。
 
 
オイルに対するなじみという面での対策として、(テフロンはオイルをはじきやすい?)
開発されていますので、リキロンは表面にオイルをとらえる穴を開けています。
つまりリキロンは「テフロンを原料に加工された粉末製品」と言えます。

そのため、テフロン系添加剤が持つ「オイル切れさせやすい」と言う面を解消しているようなのですが、
リキロン自体が粉砕されてしまった場合、どうなるかについては不明。
またその固体劣化物としてのテフロン粒子がどうなるかについても不明。

メーカーとしてはあくまでも「シール漏れ止め」としての効果を主にしています。
ですから、資料もほとんど「漏れ止め」として出てきています。
一応、軽微な白煙や、ミッションやデフのケースからのオイル漏れには効果が高いようです。
漏れ止めシールが出来るには、
リキロンの入ったオイルの方に圧力がある場合となります。

2.シール性能

以上の各部のオイルの漏れを止めますが、一秒間に2滴以上のオイル漏れや、 隙間が18ミクロン以上の場合、内圧がかからない箇所の漏れには、効果は出にくいようです。

白煙を止める効果については、バックミラーで自分の車の排気ガスが白く分かる程の
状態ですと、ましにはなりますが、ほとんどあきらめた方がいいでしょう。 (わずかなら止まると思います。)
エンジン、ミッションやデファレンシャルのオイル漏れにはかなり期待しても、
大丈夫のようです。かなり漏れは止まります。
摩耗によって出来たシリンダーとリングの隙間による圧縮漏れも
リキロンが最大18ミクロンの白濁色の被膜を作るため
0.5〜1.5kg/cm位の圧縮圧を回復し、パワーやレスポンスを向上させます。

3.その他の性能

SRV試験機による摩擦係数と耐摩耗性能
          試料  :(1).鉱油オイル (2).合成オイル
             (3).鉱油+プラス91(4).合成+プラス91

       設定条件 :温度80度C 、振動数50Hz、振動幅 1.0mm(1000ミクロン)

       荷重   :(1)200N (2)300N (3)400

     リキロンの基本物性:分解温度(727度C )、可使用温度(−180〜350度C )

             摩擦係数(0.016〜0.020)・・研磨面、低温、高温、真空において

             硬度(55、ショアー)

荷重 鉱物オイル 鉱物+プラス91 合成オイル 合成+プラス91
200N 0.107 0.107 0.107 0.106
300N 0.103 0.102 0.099 0.098
400N 0.100 0.099 0.094 0.094


エンジンノイズ レスポンス パワー 燃費 オイル消費 オイル交換 経済性
静かになる オイルの粘度が増えるのでどちらかというとやや重くなる 特に古い車はパワートルク共に上がる 元々悪い車対象なので10%〜20%良くなる 非常に効果あると思われる 添加剤の効果は1万kmあるので合成オイルを使えばいい 現在テスト2年目ですが、オイル漏れ、白煙などのある車に使用しているため直った場合のみ◎デフやオイルのシール部には◎でOKでしょう。バルブステムなどからのオイル下がりには残念ながら1台も白煙が止まらない。(強いていえば止まるけれどもパワーをかけるとリキロンが飛んでしまい元に戻るといった感じ)

現在のところ、ミッションの漏れに2年以上使用中ですが、 最初は漏れがありましたが、300kmほど走行すると漏れは、にじみ程度におさまりました。
ただ2年目を越えてくるとかなりにじみが多くなってきていますので、再度の 添加が必要と思われました。

 エンジン側でのテストは「明らかにバルブステムが痛んでいる」と判る場合に使用しましたので、 全く効果なし。そうなる前の僅かな白煙状態には良いかも知れません。