更新:2016_02_04

症状から見るエアコンの故障箇所診断 

具体的な症状
故障の原因と思われる理由
     修理する箇所        
送風口から風が
出ない。 

出ても微風か、
逆に強風だけしか
出ない。

(冷風が出る場合も
出ない場合も起こる)

○ヒューズが切れている。 
 ・エアコンヒューズの取り付け部腐食やヒューズ切れ 
 ・ブレーカーが作動して(あがって)いる。 
○送風ファン(ブロアーモータ)が回っていない。 
 ・まれにキー シリンダー部のスイッチ不良でブロアーファン作動の
  ON/OFFが起きる。
 ・ブロアーモーターの故障 
 ・モーターは回るがブロアーファンが外れており風を送れない 
○レジスターやスイッ チの故障
 ・送風出来ないスイッチのポジションがある場合 
○ブロアーファンスイッチが切断していたりボディアースされている
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・ヒューズ交換、配線修理 
・ブレーカーのリセット 
・キーシリンダースイッチ修理交換 
・送風ファン(ブロアーモータ)修理交換 
・ブロアーファンモーター交換 
・ファンレジスター交換 
・ファンスイッチ修理・交換 
・上記の配線修理
・ エアコンのフィルターを点検

送風口から風が出るが
全く冷えていない。
○冷媒ガスが漏れている 
○コンプレッサーの電磁クラッチが作動する(入っている)かどうかを確認
・入っており回っている場合はガス漏れによる冷媒量不足から疑う
  必ず、高圧と低圧の数値を調べて、不足なら入れる。
  ガス量が正常なら漏れ以外の原因を探る。
・コンプレッサーが回っていない場合も、上記と同様に調べる。
  ガス量が正常なら下記他の原因
  配線、ヒューズ系を点検
  電磁クラッチを強制的にONさせて、正常に冷えるかの確認
・エアコンガス補充 
・電磁クラッチ修理交換 
・ヒューズ交換、配線修理 
・ブレーカーのリセット 
・コンプレッサー 修理交換 
・漏れている箇所を修理交換
最初は冷風が出るが
すぐ冷えなくなる。

アイドリングで切れる。

(時間がたって毎回
同じ現象が出る)

○冷媒のガスが流れにくくなっており 
 高圧が高く、低圧が異常に低くなるので 
 低圧バルブを少し開いてもガスがほとんど噴出いない。 
エ キスパンションバルブの故障(固着・詰まり) 
・配管の詰まり 
・リキッドタンクの詰まり 
・サーミスターの不良(エバが冷えていると判断して切る) 
○冷媒のガスの量が少ない。(下記に似た現象)
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・エキスパンションバルブ交換 
・配管清掃など 
・リキッドタンク交換 
・サーミスターの作動確認や交換 
(通常は短絡させ調べる事が多い) 
・エアコンガス補充
・ エアコンのフィルターを点検
冷風が出るが
時間と共に
効きが悪くなる
○冷媒ガス自体の温度が異常に上がり出すと 
冷却力が極端に落ちてしまう現象 
・クーリングファンの回転不良(トルクや回転数が減っている) 
・コンデンサーファンスイッチの不良(圧力センサー式の場合) 
・コンデンサー自体の冷却能力低下(特定車種に多い現象)
・ガス量が少ないため冷却する力が不足し発熱しやすくなる。 
・コンプレッサー自体が発熱しやすくなっている
(コンプレッサーの中心軸が経年劣化で片方へずれてしまい
ベルトのテンションで回転部位と外壁が異常摩擦し出すことによる。)
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・コンデンサー部ファン点検修理 
・コンデンサー自体を新品にする。
・ファンスイッチの点検修理 
・エアコンガス補充 
コ ンプレッサーの点検

電 磁クラッチのクラッチ面を参照
・ エアコンのフィルターを点検
ガス量も多くも少なくも 
ないのに 

冷風になっても 
極端に冷えが弱い

○コンプレッサーで圧力がかからないか、 
エキスパンションバルブが開き過ぎて高圧と低圧の差が出ていない 
・コンプレッサー内部のバルブなどの故障 
・エキスパンションバルブが開きすぎ 
・コンプレッサー自体が回っていなかったり、電磁クラッチが 
 滑っている
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・コンプレッサー修理交換 
・電磁クラッチ修理 
・エキスパンションバルブ交換
・ エアコンのフィルターを点検
  同上の症状 ○CPU制御のエアコンクラッチの無い場合(比較的新しいモデル)
・コンプレッサーは常時回転状態でアイドリング回転数ではCPU制御で冷やさない
(この時は高圧と低圧の差があまりない)
・エンジンを高回転にするとよく冷えるようになる。
(高回転で制御可能になる)
・CPU書き換え
・CPU交換
・コンプレッサー修理交換
最初は冷風が出るが 
すぐ冷えなくなる 
しばらくすると、 
冷える事がある。
○コンプレッサーの電磁クラッチがコンプレッサーの熱で切れる。 
・電磁クラッチの故障 
・コンプレッサーの異常発熱 
○冷媒のガスの量が少ない。
電 磁クラッチのクラッチ面のすべり=発熱 
○アイドルアップ用スイッチ(電磁バルブ)の故障
・温感時のアイドリングが低すぎるのでクラッチが入らない。
○電磁クラッチのリレーの故障
・アイドルアップスイッチ修理交換 
(・電磁バルブ修理交換 )
・コンプレッサー 
・エアコンガス補充
・電磁クラッチ修理 
・エアコンクラッチリレーの交換

冷風が出たり出なかったり
(=コンプレッサのon/offが
勝手に起き)で、
エアコンの効きが極端に不安定となる。
(効くときは正常。)

ON時にコンデンサーファンが同期作動しない事がある。

またコンプレッサーが切れたり、暑いのに
冷風ではなく熱風が出たりする。

冷媒は規定量が入っている場合がほとんど

○電気系の故障で特にオートエアコンなどで起きる場合が多い
・外気温センサー不良の場合が多い。
・故障でなく配線の断線も多い。
・サーミスタの不良
・車内温度センサ−不良
・エアコン(コントロール)リレーの不良
(時間が経つと冷えて回復するケースがある)

・その他エアコンをコントロールしている系統(CPUの場合もある)の故障。
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある

○コンプレッサー内部での目詰まりのために
コンプレッサーの回転を止めるセンサーが作動してしまう。
(初期の症状は「効いたり効かなかったりを繰り返す」がその後は
「全く効かなく」なる。冷媒は低圧と高圧は同じ8〜10kg/cm2ぐらいある)

冬など外気温が低い場合は、コンプレッサーの作動を制御するため
コンプレッサーがONにならないとコンデンサーファンが回らない車の場合などは送風ダクトをベ ンチではなく曇り止めへして確認したり、十分に車内を暖気しないと確認が難しい場合が起きる。
内・外気温センサーの交換
・サーミスタの交換
・車内温度センサ−の交換
・エアコン(コントロール)リレ−の交換
・リレーやセンサー類の配線断線等の修理
・ エアコンのフィルターを点検

コンプレサー内部の清掃や部品交換修理(比較的軽い症状)
あるいはコンプレッサー交換
最初は冷風が出るが
すぐ冷えなくなり 
しばらく時間を置くと 
また効くようになる 

暑い日、 
エンジン高回転時に
発生 が多い 
(エアコンガスの補充後・入れすぎ時に多い)

○エアコンガスの入れ過ぎや、高圧側のどこかが詰まり気味に 
なっているため、高圧側が異常に高くなるため、安全装置が働き 
コンプレッサーの作動を(電磁クラッチを切り)停止させる
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・エアコンのガスを抜く 
・エキスパンションバルブ交換
・ エアコンのフィルターを点検
ガスを充填すると
しばらく 
効いているが 
いずれ効かなくなる 
(ガスを補充すると必ず効く場合のみ)
○どこかで冷媒ガスが漏れている 
・ガスの補充しても10日以内で効かなくなるようなら、漏れ止め剤などほとんどの場合、効果は無い。 
・リークテスターできちんと漏れの箇所を見つける。
漏れやすい箇所 
・室内=エバポレーター部 
・室外 
=コンプレッサー・配 管の継ぎ目の 
Oリング・サービスバルブ 
継ぎ手や接合箇所の割れなど
コ ンデンサーとリキッドタンクの配管口の割れ
事故車はコンデンサーも要チェック 
コンデンサー部の腐食の写真
漏れ止め剤を
入れてから 
しばらく効いていたが、徐々に エアコンが
効きにくくなった 
(あるいは
効かなくなった)
○配管の目詰まり 
・漏れ故障で漏れ止め剤でなおした場合に多く発生している 
○やはりガスが漏れる 
・漏れ止め剤で修復出来ないケース
・配管 
・エキスパンションバルブ 
・エバポレーター 
・リキッドタンク 
・漏れている箇所を探す。
エアコンがONするとエンストしやすい ○エアコンのアイドルアップ装置が作動していない、
 コンプレッサーの回転抵抗が増えたなど。 
・調整が悪い場合も多い 
・コンプレッサーの回転抵抗が増えている 
・水温センサーなどの誤作動・故障(診断で出ない事が多い) 
○エアーコントロール(AACバルブなど)の作動が悪い 
・走行時ではなく暖気後の停車する間際・アイドリング時に 
 エアコンの負荷がかかるとエンストしやすい。
ス ロットルボディにアイドルアップスイッチなどがある場合
 汚れで制御が出来ないこともある。
・エンジン、アイドルアップ調整 
・アイドルアップスイッチ修理交換 
・エアコンガスの過剰、ガスの冷却不良
・コンプレッサーの不良 
・水温センサー交換 
・AACバルブユニット交換
・スロットルボディの掃除・交換
アイドリング時に
エアコンが効かない、
または
極端に弱くなる
○エアコンのアイドルアップ装置が作動せず、コンプレッサーが
 作動していない。または自動的に切ってしまう。
○エンジン回転数が低すぎるため、能力不足となる。
○コンプレッサーオイルの入れすぎ。
○冷媒ガスの不足。
○コンデンサー、ファン、リレーなどの故障、または破損。
○エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・アイドルアップスイッチ修理交換
・アイドリングの回転数を上げてみる。
・コンプレッサーの性能劣化
・エアコンガス補充
・入れすぎたコンプレッサーオイルを抜く
・ファン回りの作動の確認。
・ エアコンのフィルターを点検
ガスを
チャージ出来ない
○コンプレッサーの低圧側が高いとガスが入らないので 
その原因を調べる 
・コンプレッサーの圧縮不良(あるいは回っていない)
・電磁クラッチの滑り・故障 
・低圧側の配管が埋まっている 
・ガス量が異常に多すぎ(入れすぎ) 
・エンジンルーム内やコンプレッサーの異常高温で低圧が上がりすぎ
○電磁クラッチの断線などの故障、またはクラッチ自体が破損。
・コンプレッサー修理交換 
・エアコンファンベルト滑り、外れ 
・電磁クラッチ修理交換 
・ガスを抜く 
・ラジエター、コンデンサーファン交換修理
いくらでもガスが
チャージ出来るのに
ほとんど冷えない
○コンプレッサーの低圧側が低いとガスがいくらでも入ってしまう。
低圧のみ極端に低い症状。上記「最初は冷風が出るが
すぐ冷えなくなる。」に同じ。
ガスをむやみに入れすぎないで、点検することが大切。

理由は
高圧になったガスが低圧配管のエバポレータのエ キスパンション付近で閉塞し、止まってしまいそこから先の低圧配管でガスが無い状態となるので、ガスチャー ジすれば
そこから流れてきたかのように低圧からどんどん吸い込む事による。
なおガスチャージをやめると
コンプレッサーへ冷媒が流れないため、この状態を放置してエアコンをかけているとコンプレッサーへ来る冷媒も無いのでコ ンプレッサーが熱を持ち、焼き付く事になる。
なお、この発熱のため低 圧が高くなる場合もあるので注意。
 

・配管点検
・エキスパンションバルブ 修理交換
・エバポレーター 点検
・リキッドタンク ・コンプレッサー点検修理交換 
異臭がする※1 ○においの種類で原因がつかめることが多い 
(においは説明しにくいが・・) 
・ゴムが焼けるようなにおい=ファンベルトの滑り、配線の加熱など 
・カビ、たばこのにおい=エバのボックスの割れや排水管の詰まりや 
 配管抜けで除湿した水が室内に溜まる。
・急にガスが抜けた場合(オイルのにおいが出る。) 
・ファンモーターの高温化や焼け(ビニールなどのにおい) 
・ガソリン臭の場合はチャコールキャニスターの詰まりが多い 
・排気ガスのにおい(外気を取り入れてる場合など)
・クーラントが焼けるにおい(ラジエターの漏れ点検)
・フィルターなどが原因のカビのような臭いは始動後に徐々に弱くなる。
(逆に活性炭消臭フィルターが悪臭を出す事が多い)
・コンプレッサーのロック 
・排水が出るかの確認 
・エアコンガス漏れ 
・モーターなどの確認 
・チャコールキャニスターのチェック 
・外気臭が入るための異臭 
エ アコンのフィルターを点検
・ラジエターや配管の水漏れ点検

エアコンをかけると 
エンジンが加熱する
○エアコンによって冷却能力の不足になる場合 
・冷却水不足やラジエターのコア詰まり 
・冷却ファンモーターややリレーの故障 
・クーラントの確認 
・ファンリレーが作動しているか確認 
・コンデンサーやラジエターの通風を遮る物があれば取り除く
異音がする ○音の発生源を確認する。 
通常はコンプレッサー回りやファンが付いている箇所。 
・エアコンクラッチ音・・カチン、カシャンなど短音で1回づつ鳴る。 
              修理が必要かはメカニックに相談。
                              クラッチ摩耗は擦れるような音も聞こえる。
・バルブ音・・・・・・・・・・カンカンカン、カチカチカチなど長く続き、回転                       を上げたりすると、音が切れ る事が多い。あまり頻繁に 
             鳴るようなら、コンプレッサーの交換。  
             修理が必要かはメカニックに相談。※3
・エアコンベルト音・・1.カチカチカチと常時鳴り回転に同期する。 
              ファンベルトに異物が挟まり食い込んでいる 
            2.ファンベルト音と同じキュルキュル音 
              ファンベルトの張り不足か寿命。 
            3.パンパン、カンカンなど回転に同期して鳴る。 
              ベルトなど一部が他の機器に当っている。
※エアコンベルトの張りすぎに注意

エアコンベルトやファンベルトの張りすぎは
弱ってきた機器のプーリーの軸に負担をかけます。
→張りすぎますと軸がずれ、
内部の回転するコア部分と周りのボディに接触や面圧が異常にかかりますので発熱膨張でロックを起こしたり、
プーリー自体のベアリングを壊したりします。
ベルト音が出ている古そうなベルトの場合は使えそうでも新品交換してください。その場合は少 し面倒でも、ベルト鳴きしない程度にちょっとだけゆるめのテンションをかけて、しばらく様子を見ると良いでしょう。
なおそういう際に交換するベルトは出来るだけ上質なゴムを使ったベルトが良いでしょう。(低質なベルトはすぐ伸びてベル ト鳴きするばかりでなく、頃合いのテンションがかかりません)


故障とは言えないが 
暑い日に
特に冷えが悪い、 
又は 
冷えが悪くなったと
感じる
○普通に冷えるが、機器の不具合・劣化などで冷却能力が下がる 
・ブロアーファンモーター類の回転数が落ちている(モーターの劣化) 
・ファンのフィンが欠けたり割れたりしている。 
・レジスター(送風量関係のスイッチも含め)に不具合 
・ブロアーモーターが異常に発熱している 
・コンプレッサーが発熱している(潤滑不良含む) →GRP−TOなど添加する
エ アコンフィルターやエバ、コンデンサー部にゴミが付着。
・エバの詰りやブロアーファンモータ入り口、送風ダクトに物が詰まっている。
・エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・冷媒量がすくない 
・水抜きドレーンが詰まっている 
エ アコンフィルターの目詰まり
・ヒーターの熱風が入ってくる 
 (ダクト切り替え部=エアミックス)の故障
    ヒー ターコック部のしまりが悪くなって、熱水が
  入って冷えない
・コンプレッサーの劣化=圧縮能力の劣化  →GRP−TOなど添加する

・異なる冷媒を入れている(例:R12→134a) 
・冷却フィンがつぶれている。(廃熱能力の劣化)  →プロピレングリコールを試す
・配管の断熱材が剥がれている。 
・送風ダクトに隙間がある。 
・配管内が閉塞ぎみ、あるいはリキッドタンクが詰りぎみ。 →NEW−MWやプロピレングリコールを試す
・センサー類の故障(温度設定出来ない)

・コンプレッサーオイルの入れ過ぎ
→知らない内に入れられている事も多い。※ 4

例えば ファンを最強にしても、 
スイッチの故障やブロアーモーターの発熱で 
新車時の最大送風力が下がっている事がある。このためしばらくの間、室内の温度が下がりにくく、 
冷却不足を感じる。 
比較する事が難しいので見落とされやすい 
が、これを他の箇所の故障と判断を誤ると 
逆に故障をひどくしてしまう結果となる。

この時点で、安易にガスを入れたり、
更に、コンプレッサーオイルなど入れすぎると、
逆に効かなくなるし、コンプレッサーの故障の原因となる。

安く済まそうとすればするほど、余計に専門知識が必要となるので、
素人判断や甘い簡単な対処の言葉には
注意が必要ですよ。

※機器の発熱については、GRP−TOなど
経験上期待ができる。
ただし、異常発熱によって高圧になるために
作動が止まる場合は冷媒もHCガスに替える方が
良い。
・ エアコンのフィルターも点検=風量不足
※冷却水側からのアプローチとして
1.配管や冷却水通路の洗浄を目的とし、添加剤(
NEW−MWなど)をクーラントに添加する。
2.通常レース用などで使用されるクーラント(PG系=プロピレングリコール)も廃熱効果が高いので期待できる。

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ダ ブルエアコンで
前 後の冷えがかなり
異 なる
主な要因は下記のようになっている。
・前後どちらか側でエキスパンションバルブに不具合がある
・前後どちらか側で配管内が閉塞ぎみの箇所がある。
・送風ブロアーファンモーターの能力低下や
 ダクトの詰まり(ビニールなど)
・エアコンのフィルターの目詰まりで起きることもある
・エバポレータのゴミによる目詰まり
・冷媒のガスの自然な減りによるもの
 
・エキスパンションバルブ交換 
・配管点検清掃、交換など
・ブロアーファンモーター点検交換 
・エアコンガス補充
・ エアコンのフィルターを点検

エアコンは普通に
効いているが、
各部にオイルが
にじんできている。

コンプレッサーオイルがにじみ出すようになった場合は、
配管の場合は連結部のオイルシール(Oリング)の
劣化がほとんどで、交換が基本。
締め付けネジのゆるみがあれば増し締めで直ることもある。
ただし、にじんだパーツの箇所から判断し、対処する。
オイルだけではなく、冷媒のガス漏れを伴う場合は
基本的にはその箇所のパーツを交換をする事になる。
高圧ホース、エキスパンションバルブまわり、
エバポレーター部。コンデンサーなどからの場合は、
直すことは難しいので早めに交換。
コンプレッサー部などからで、
オイル漏れがわずかである場合は、
専用のオイル(あるいはGRP−TOのような添加剤)を補充して
しばらく応急延命させる事も可能。
コンプレッサーのオイルシールだけの交換は出来ないので
リビルト品との交換になる。
エアコンのオイルシールからの漏れは
他のエンジン・ミッション・パワステ
デフ・ATオイルなどの漏れと同様で
オイル漏れの箇所のオイルシールや
パーツそのものを交換。

漏れ・にじみ止め添加剤は
配管閉塞の原因になるので
あまり推奨できない。

エキスパンションバルブ
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/compressor-2-8.jpg
上記で左が新品。右が詰まり気味で不具合が出るバルブ。
別 の形もあります。)

見ただけでは判らないが下図右下の穴(液体の冷媒が入る)から息を吹くと、
その上部に息(冷媒が霧化し)が抜けるが、両方を比較すると
上記右の部品は空気の通りがかなり悪いことが判る。そのためエバポレータでは
ほとんど霧化・気化せず、その結果、冷却出来ないことになる。
なお、底の6角ネジを開けて、ノズルの穴を掃除してやるとかなり抜けは良くなる。
汚れは僅かだが堆積して層になっていた。

なお、エアコンの効きを調整する方法で
正常なバルブの場合は下部の6角ネジを「締めるー緩める」という作業で行う事も可能。
特に冷媒を違う種類にした場合は(例:134a→HC)
圧力の関係や冷媒量の関係でこの調整が重要になる場合もおきる。
ただし通常の国産車なら特にこの調整ネジは正規に合わせられているので
これ以上は触ることは無いと思える。
必要なのはどちらかというと代替え製品の無い場合や温度調整の効かなくなったバルブや
パーツがかなり高価な外国車の場合と思える。


http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/compressor-2-9.jpg

スイッチの故障

レジスターやスイッチの電装部品の故障も、エアコンの故障には多いが
この部品のように初期状態は接触不良のような、故障したり直ったりなど繰り返す不具合の出方であることが多い。
上記はファンスイッチで発熱して樹脂も溶けている.
大きい画像はこ ちらに あります 。

キーシリンダー部のスイッチの故障

パワーウインドウが作動しない時がまれに起きていたが
効かない時はエンジンキーON/OFFですぐ直り、再現がなかなか出来なかった。
頻度が増えてきて、その際は気が付かなかったが、
パワーウインドのスイッチが動かない時には同時にエアコン(のファン)が作動しない。
調べて行くと、キーシリンダー部のスイッチの接触不良と分かった。
銅の接点がかなり荒れていた。
大きい画像はこ ちらに あります 。

焼けている電磁クラッチの摩擦面

プーリーに常にベルトのテンションがかかるので、
経年劣化などにより中心軸のベアリングにガタが出だし、
回転部分とその外壁が押さえられ、異常に摩擦し出すと
熱膨張し軸がロックし出す。

普通にテンションががかっているのにベルト鳴きが起きることやベルトのゴムの磨耗粉
が多い場合に多少なりとも軸がずれていることがわかる。
この鳴きを止めるため無理にベルトを張ってテンションをかけるとかえってコンプレッサーの
寿命を短くするので、張りに注意が必要。
あるいはベルト自体が痛んでいる場合は新品に交換し
テンションは少し少なめにして様子を見るとよい。

初期段階では電磁クラッチの故障と同じような
始動時や低温時はONし、途中から発熱に伴うOFFを繰り返す。
朝一番の始動時などでは、必ず低温時にはエアコンが効いていることになる。

このためそのまま回転させ続けるとすればコンプレッサーは高温に発熱するか、あるいは
中心軸が外壁と固着するロック状態になり、
今度は電磁石でくっついているクラッチ部分を滑らせて、クラッチ板を焼いてしまうかする。

中心軸の交換や電磁クラッチの交換で直る場合が多いが通常は
コンプレッサー交換となることが多い。
なお本当に初期段階であれば「GRP-TO」の添加で
延命させられることが多い。
こういったクラッチの焼けでベルトがはずれ、ロックしたコンプレッサーを分解したが
すでにロックしており、手では回らなかった。
けれども冷間時なので、少し強引に力をかけて回してみたらその固着がはずれ、
ロックしたと思われる部分では少しだけ引っかかりを感じただけで
普通に手でも回せる状態になった。

またこの診断はベルトテンションをゆるめて、コンプレッサーのON−OFFが
少なくなるようなら、あるいは外気温の低い時は発生しにくいなどの場合などとなると思え、
多分このコンプレッサーの軸のずれの問題と思われる。



こちらにパー ツ全体の画像があります。
 

ヒーターコック(バルブ)が完全に閉まらず、熱水が循環してしまうため
せっかくの冷風を暖めてしまう。
この車種はワイヤで自動でコックの開度を調整しているので、
温度設定を上げると、ヒーターに温水が入ってくるようになっている。

常に温水が回っていて、送風ダクト切り替えで温風を入れる場合は異なるが
上の写真のようにバルブで温水を制御しているタイプで、
温度を下げているのに上右のヒーターホースが時間が経つと熱くなっている場合
ヒーターは閉じていないと判断出来る。

この部品を外してバルブを閉じた状態にして
息を吹き込むと、空気が漏れていくので、やはり漏れが生じているが
よく見ると、錆の痕跡が伺える。
錆で樹脂を削り、隙間が出来てしまったと推測出来る。
クーラントのメンテナンスもエアコンには重要という例。

下の写真では下から温水が入り、右(のヒーターコア部)へ向かう。
せっかくの冷風はこの熱で熱くなり、エアコンが効かない状態となる。

 

スロットルボディの汚れ

エアコンをONしてもアイドルアップが無い場合、スロットルボディの汚れで、アイドルアップが出来なくなっている事がある。
上記のスロットルボディの場合は簡単にパーツクリーナで掃除するだけで
エアコンON時にきちんとアイドルアップするようになり、
コンプレッサーのクラッチも繋がるようになった。結果、エアコンの不調は解消した。
 

レシーバー(リキッドタンク)部の分解写真

内部に除湿剤などの入った袋とストレーナーが入れられ、密閉溶接されている。

※1:自動車での焦げや焼けるにおいは大体が経験出来るので、一度においを嗅いで知っておくと良い。
エンジンの熱くなっているとき、エキゾーストマニホールド部(あるいはマフラーに続く配管)などある程度高温になっている箇所に
においを知りたい液体を垂らし、焦げるにおいを嗅いでおく。ただし、量はわずか1滴−2滴程度で十分。
まず、液体そのもののにおいを嗅いでおくといい。
また危険なのでガソリン・軽油など燃料は避ける

かぎ分けることが出来るのは、ブレーキフルードとLLC・エンジンオイル・PSFやATFとギアオイルなど
 

※2:10日以内とか1ヶ月など、急激にガス漏れが起きている場合は、コンプレッサーオイルのにじみ が出てい るので
このオイル濡れの状況で(場合によってはホコリも付着している)そのあたりを重点的に点検して見ることで
漏れの箇所が分かることが多い。
こちらにコンデンサー(冷却水の部品なら「ラジエター」ですね)の写真があります。

端がオイルにより濡れており、漏れているのはこの裏側。

拡大して赤丸の中央に穴が空いているのが(黒い点)分かります。

2−3日で効かなくなるなど、結構早く漏れる場合は、石けん水をオイルで濡れた部分にかけると
泡が出るはずなので、テスターが無くてもはっきり確認が出来ます。
(台所の洗剤を使えますので何かと便利です。)

この写真の場合は穴をアルミ-銀ろう棒などの溶接などで塞げば、修理完了となりますが
大抵のコンデンサーは新品でも2万円程度なので
今後を考え思い切って変えても良いでしょう。

サイズが大きいのでこちら にも置 いています。

 ●コンデンサーとリキッドタンクとの締結部の割れによる漏れ

こちらはリキッドタンクとコンデンサーとがネジで締められ固定される部分からの漏れ。

推測ですが、取り外してよく観察したところ
塩害によって、取り付けボルトがまず腐食し、
アルミ製コンデンサー側のボルトの通し穴の中で
ボルトが膨張してしまいキチキチのボルト穴を広げて、
コンデンサーの冷媒が通る箇所までクラックしてしまったと思われます。
クラックのため、
圧力がかかればかかるほど冷媒の通る穴の箇所からのクラックは広がり、
漏れも大きくなってきます。
冷媒は全部は抜けずに、多少残って、コンプレッサを作動させない程度の残量でした。

実際にはクラックの原因は複合的と思われ
リキッドタンクの揺れなどによる金属疲労も加わっていると考えられます。
修理内容はコンデンサーの入れ替え(中古ですが・・・交換)で
この箇所からは漏れは無くなり、エアコンの作動も通常になりました。

下の画像が拡大図


 
 

エアコンフィルターの目埋まりと悪臭

最初は真っ白な面だけれど、使っていると上記のようにホコリが付いて、汚れて、目詰まりする。
エアコンにフィルターが付いている車種が増えて、このフィルターの目詰まりが原因の不具合例も多くなってきた。
家庭用のエアコンと同じで、冷えが極端に悪くなり、風の出方が非常に悪くなるケースと
悪臭の原因としては
このフィルターに活性炭など使って消臭している場合(活性炭入りフィルター)では
取り除いた悪臭がこの場所にどんどん貯まっている訳なので
飽和してしまうと、逆にここが悪臭の出所となるケース。

家庭用の冷蔵庫用など活性炭を熱く熱してみればすぐに
貯まった臭いがはき出されますのでこの原因が分かります。
今のところ、交換する方法が最も簡単な解決策。
なお活性炭入りでないフィルターの場合で
洗って再利用する場合は、フィルターを破らないように注意し、
抗菌剤などで臭いの元にならないよう処理をし、
完全に乾燥してから使用する。

配管の継ぎ目やホースの劣化による漏れ

冷媒ガスを入れても、1週間以内に無くなる、あるいは効かなくなる場合は
石けん水を利用すると良い場合もあります。
見つけ方はパンクの修理と同じです。
ガスが入っている事が必要ですが、
上記エアコンは、
コンプレッサーやエバポレーターなどにオイルのにじみも発見できず、
ガス漏れテスターでも不安定な(測定箇所以外でも反応)作動をしたので
不思議に感じ、
食器洗いの洗剤の薄め液をスプレー瓶に入れ、要所要所に吹きかけました。
コンプレッサーもエバポレータでも泡が出ず、
次に配管の継ぎ目も調べました。
すると、
高圧ホースの金属側のカシメ部分とゴムホースの内部のどこからか亀裂があるようで
(画像の中央とそのカシメの下の泡)
ゴムカバーを伝って泡が発生しました。
大 きい画像はこちらにあります。

この方法ですと、個人のユーザーの方でも
見える部分なら漏れがある程度特定できます。

※3バルブの異音について

コンプレッサーを中古に変えた方から、コンプレッサーの音がするということで問い合わせが多いですが
通常はアイドリングで発生し、回転を上げると消え、一応冷却しているという状況の場合がほとんどです。
ただ、高圧、低圧をチェックしますと、普通は低圧が異常に高い場合のケースで起こるようです。
この音は、コンプレッサーのバルブから出てきます。
保証がある場合は鳴らない中古品と交換してもらうと良いでしょう。
ただ、この音は組上がって作動さて初めて判りますので、時々売買上のトラブルの原因と
なるようです。
もちろんこういった部品も点検・交換してあるリビルト品では(ほとんどの場合)発生しません。

エアコンのガス量不足あるいは圧力不足などでこういった音も発生するのですが、
ガスを規定量いれても改善されない場合など
その場合は
ガスを充填する際に「GRP−TO」な どを入れますと収まるケースが多く、
保守整備上もお勧め出来ます。

※4コンプレッサーオイルの入れ過ぎ
通常、コンプレッサーのリビルト品には
最初からコンプレッサーオイルを充填してあります。
(中古品でも抜かずにある程度は入っています)
このため、
そのまま新しいコンプレッサーの組み上げをしますと、
故障した組み替え前のコンプレッサーオイルが冷媒と一緒に循環していましたので、
配管内やリキッドタンクにもある程度は古いコンプレッサーオイルが溜まって残っていますし、
エバポレーターとコンデンサーにも溜まっています。
コンプレッサーを交換する際に出来ればリキッドタンクも交換をした方が良い理由に
水分や不純物を取り除くことと加え
このオイルの管理という側面もあるわけです。
つまり
古いオイルに新しいオイルが十分入れられるわけですから、
トータル量として循環するオイル量が多すぎると言う事になります。

このHPをお読みになられた方なら
この時点で、オイルが多い状態で、粘度が低い冷媒と混ざると、全体として冷媒自体に影響を与えるという事を
容易に判断できる事と思えます。

要するに冷媒にとっては、「コンプレッサーオイル=不純物」ですから
適量ならば
摩擦・摩耗緩和の効果で発熱も抑制され冷却能力も良くなり、よく冷えるようになりますが
多すぎる場合は
オイル自体の気化熱(潜熱)は冷媒と異なりますし、オイル自体は気化しにくいので
結果的には冷却能力の低下となります。
また細管に冷却された粘度の高いオイルが貯まったりしますといわば配管閉塞の状態になります。
このためコンプレッサーの潤滑が出来なくなりますので
発熱・焼き付きが発生しやすくなります。

上記を避けるためコンプレッサーオイルは出来るだけ品質が高く、量が少なくて済ませられるようなタイプが
求められるわけです。
ですから専門の方にきちんと修理内容などを聞いて作業を依頼してください。

コンプレッサーオイルの入れすぎで冷えなくなる例は多くあります。
この原因と思われる症状で、コンプレッサーオイルを抜いて、抜きすぎたガスの補充や
コンプレッサーオイルを高品質なものへ入れ替えますと
十分な効きを回復する事がよく見受けられます。
また、きちんと抜くのでなければ、オイルを追加しない方が良い場合さえあります。
普通なら、故障でパーツの交換ですから、誤診とは言わないまでも、これが元で
コンプレッサーから始まり、いろんな関連パーツを一緒に交換されてはたまったものではありません。
ですから、本当は機器自体故障をしていない場合もあり、故障と決めつけられ、
コンプレッサーなど脱着で入れ替える際に多すぎたオイルが抜けるので直ってしまう事もあります。
実際には、多少なりとも機器が性能劣化していることも手伝いますから、パーツ交換は
仕方ないことなのかもしれません。
まあ、この際と諦められる人は良いのですが・・・・・。
(こういった話は別のページで書いた方が良いかもですね。)

注意:上記の理由で、配管閉塞状態と思われて、それを 解消しようと冷媒を抜かないでください。
    バルブの取り外しなどによる大気放出は法的にも禁止されていますし、
    高圧ガスを扱う場合は、大変危険性が伴います。
    この作業はサービスバルブに連結させた専用機器を用いて抜いて行きますので
    内容は知っておき、作業は個人で行わない方が良いでしょう。

で、きちんとしたチェックなしに、安易に、無意味に勧められるまま添加剤を入れたり、
一緒にガスチャージをしますと、効きが多少よくなる場合もありますが、
逆に効きが悪くなったり、コンプレッサーに負担がかかり、故障の原因を作ってしまったりします。
冷媒を全量抜いたとか、余程のことがない限りは
コンプレッサーオイルの補充はしなくても良い場合がほとんどなのです。
安易なエアコンのガス充填やコンプレッサーオイル充填に落とし穴が隠されているのです。
通常はきちんとガスの高圧と低圧を、下記マニホールドゲージ表から読み取り、
しっかり測定した結果から、もしオイルが必要なら
先にオイルチェッカーを使用してコンプレッサーオイル量を調べますので
何もしないで単に入れるだけでは、随分乱暴なサービスとも言えます。
困ったものですね。
なお、簡易的にコンプレッサーオイルの入れ過ぎを判断するオイルチェッカーがあり
R12用なら50円前後、134a用なら100円程度で売られていますので、
交換前後に一度お試しください。

当方でHCガスを3本以上お求めの方には、ご希望であれば
サービスで1個を一緒にお付けしておりますので
お気軽にお申し付けください。
(記載の無い場合はお付けしませんのでご了承ください)

なおオイルチェッカー2個以上必要の場合は1個に付き
R134a用は100円(税込み)・・・写真上側の大きい方
でHCガス注文の方に販売しております。
(取り扱い商品欄にはまだ記載していません)
なおR−12用は在庫僅かで、販売が出来ません。・・・写真下側の小さい方
サービス品のみ1個とさせて頂きます。
(R−12用オイルチェッカーは既に廃盤となっていますので
1個サービスでお付けしている分も在庫分のみで打ち切らせて頂きます。)
R−12 用と134a用のオイルチェッカー
(先の出ている方で下記写真のR−12の低圧側の中央に見えるバルブを押す)

使用方法は、正式には「2000rpmor1500rpmで云々・・・」となっているが、
アイドルアップが終っていることを確認し、アイドリング状態で、コンプレッサーをONにし、
ある程度冷えた状態であれば測定可能。
コンプレッサーオイルの飛散もあり得るので軍手などして注意して行ってください。

低圧側バルブへガスがシュッと出る程度に瞬時に押し込む。
(筒の外へ飛散しないように真っ直ぐ入れる)
約3秒程度で外し、内部のフィルターに染み込んだオイルの状態で判断する。

R−12は筒全体に染みている状態がコンプレッサーのオイルが適量。
以下なら、補充してもよい。
また、あふれて飛散する場合は多すぎる。
134aの場合は筒の半分以上で適量。
全体に染みる場合は多すぎ。
半分以下ならコンプレッサーオイルが減っている事になります。
普通は管内から吹き出しチェッカーの外へあふれ飛ぶことはないのですが
オイルが大量に吹き出すなら、相当入れ過ぎ状態。
また、色で判断する場合は、正常な色はほぼ「透明色」です。
「蛍光剤」などを入れていますと鮮やかなグリーン色やそう言った蛍光剤の持つ色に なります。
大抵の場合、このような添加剤を入れているエアコンは
入れ過ぎ(言いなりで入れられ過ぎ?)の傾向があります。

新しいオイルのような褐色気味の琥珀色になっていたり、配管内にアルミの摩耗粉が混ざっていると
灰色になります。
この場合は、潤滑の良い状態とは思えませんので点検された方が良いでしょう。

    冷媒のHCガスは大気への開放は環境問題となりませんが
    オイルチェック以外では(これも出来れば避けたいのですが)
    Rー12や134aの放出は可能な限りしないでください。
マークに「L」「H」の記載がなく、キャップの色は基本的に黒が低圧側。
茶色は配管が細めで高圧側となっています。
キャップがない場合は、配管の太い方が低圧側と覚える。
また、R−12はネジが外側に切っている。
コンプレッサーオイルはこちらの低圧側でチェックする。

こちらは134aのバルブ。Hは高圧側。L側は小さく低圧側。
134a低圧側の写真。内側にネジを切っている。


故障診断の手始めに

1.コンプレッサーが何処にあるかわかる。
2.コンプレッサーがONしているかどうか判断出来る。
 (マグネットクラッチが作動しているかわかる)
 また、エアコンON時のアイドルアップ状態がわかる
3.エアコンベルトがどれか見分けが付く
4.エアコンのON・OFFスイッチと送風スイッチが何処にあるか知っている
5.エアコンのヒューズの位置と何処にあるかを知っている
6.冷気(温風)が換気(外気取り入れ)か車内の循環をしているかわかる
 また送風の強弱スイッチと送風方向レバーがわかる
7.
 

マニホールドゲージ(高圧・低圧メーター)の表示による故障診断

1500回転での基準値)(20度C時-35度C時)・・・・・R−12、134a共にほぼ同じ数値
 
高圧側ゲー ジ 
10kg/cm2-18kg/cm2) 
±2-3kg/cm2の幅
低圧側ゲージ 
1.5kg/cm2-2.0kg/cm2) 
±0.5-1.0kg/cm2の幅
表示状態 チェックする項目
高すぎる

(低すぎる)

高すぎる

(低すぎる)

高圧・低圧共に高い。
エンジン始動時間と共に
圧力が上がる場合が多い

(ガスが抜けている場合の
1番最初の始動時がこの状態)

・冷媒を冷やせていないので、該当部品などチェック
する。電動ファンが故障した例などはこの現象。
・発熱している機器(コンプレッサーなど)がある
クーラント側の冷却状態が影響する場合もある。
(上記2つは冷間時は効く場合が多い)
・ガス量が多すぎる。

(・ガス量が少ない。ただし規定量入れると
高圧になりクラッチが切れるか、ONーOFFを繰り返す)

高すぎる - 高圧だけが高すぎる ・ガス量が多すぎ 
・コンデンサーの凝縮能力不足 
(内部のゴミの詰まり・ドロや汚れ、あるいは 
ステッカーなどが張り付いている。またはフロントグリルを
ナンバープレートその他で塞いでいる) 
・特にリキッドタンク内の詰まり 
・水分や空気が混入している 
・外気温度が異常に高すぎる
・コンデンサーの通風が悪くなっているか 
 冷却ファンが回っていない、回転不良など
低すぎる - 高圧だけが低すぎる ・ガス量が少ない
・外気温度が低すぎる(外気温10度以下など) 
・冷却風量が多すぎる 
・ガスが漏れている 
・コンプレッサー内部が壊れており、圧縮しない 
・エキパンの開きすぎ、固着 
- 高すぎる 低圧だけが高すぎる ・ガス量が多すぎる
・凝縮能力が小さい 
・エキパンが開きすぎ、固着
・外気温やエンジンルームの温度が高すぎる 
- 低すぎる 低圧だけが低すぎる ・ガス量が少ない 
・エキパンの詰まり(or水分混入で氷結詰まり) 
・ガス漏れ 
・サーモスタットの設定温度が低すぎる 
・エアコンのどこかの配管で詰まりやゴミなどで
 詰まり気味の箇所がある 
・ブロアーモーター(室内ファン)が故障・止まっている。
(風が弱いか来ない場合)
低い(7-12kg/cm2) 高い(5-8kg/cm2) 高圧と低圧の差がほとんど無い ・コンプレッサーバルブの故障
・エキパンの開きすぎ 
・コンプレッサーが回っていない(ロック) 
 あるいはエアコンベルトが切れている。
・マグネットクラッチが滑っている 

なお、エアコンの各部の部品名は、略されることも多い

  • エバポレーター(蒸発器)=エバ、エバポ
  • エキスパンションバルブ(膨張弁)=エキパン
  • レシーバータンク・リキッドタンク(貯蔵庫)=レシーバ、液タン、エキタン、リキタン
  • コンプレッサー(圧縮機)=コンプレッサー
  • コンデンサー(凝縮器)=コンデンサー
  • コンデンサーやラジエターのファン=クーラーファン、エアコンファン、クーリングファン
  • 室内側のファンを強弱する装置=ファンレジスター(冷風温風に共通)
  • エバ周辺に取り付けられ冷えすぎると抵抗値が増え電気を流さなくする半導体装置=サーミスター
  • ラジエターの冷却水の温度検出用で、ファンを作動させるかどうかに使われ、高温になると導通させるスイッチ=サーモスイッチ、サーモなど

  • 工事中 

    エバポ レーター(蒸発器)とエキスパンションバルブ(膨張弁)とサーミスターの配置関係

    エバポレーターの掃除=ファンモーターのボックスが外せれば、掃除 はある程度簡単に出来る(写真1)。
    掃除は真ちゅうのブラシなど、傷を付けないものが良い(写真2)。下記は高圧の水で飛ばした(写真3)。
    (写真1)
    約10万km走行した商用自動車。
    ホコリで冷えだけではなく、送風の勢いも弱くなってしまっていた。

    (写真2)
    中央部をワイヤーブラシで取り除いたところ。
    オイル漏れなど無い場合は通常はホコリも皮のようになっており、すーっと外れる。

    (写真3)
    ある程度ホコリは取ってから、スチーム洗車機で洗い出した。
    残ったホコリなどを排水ドレーンに詰めないように注意。
    取り外した別 のエバポレータの目詰まりの写真もあります。

    エバポレータのゴミによる目詰まり(ダブルエアコンでの冷風の バラツキ例)

    この車両では運転席と助手席の左右で冷風の温度差があり
    また、前席と後部座席の冷風にもかなりの温度差(前席が冷えない)がありました。
    自動車を上部から見て進行方向を左側にしますとXが運転席席の位置となり、4つに区切りますと
    下記のような冷え具合でした。なお後部席は頭上から送風されます。
    ×

    原因を探っていきますと最終的には修理箇所は1カ所ではなく
    1.ヒーターコックの密閉不良=前席の冷えが悪い=交換(写真の右端、こ の部品
    2.前部エキスパンションバルブの閉塞気味傾向=前席の冷えが悪い=前部のエ キパンだけを交換
    3.エ バポレーターの片側が塞がれている=前席左右で冷えが変わる(目詰まりのある右手の方が冷える)
    (○写真右上のゴミの色が濃いのはコンプレッサーオイルが滲んでいるため=この箇所でガスが漏れている事が分かる)
    =通常は清掃のみで済むが、漏れがあるため次の4で交換
    4.上記漏れにより冷却能力の低下=左右・前後の差が出やすい。=エバポレーター交換+真空引き+ガスの充填
    の作業で下記のように具合良く変わりました。
     
    なお、コンプレッサーの回転を上げますと後部座席も前席と同じようによく冷える事が
    確認出来ました。
    一般的には前席の方がよく冷える設計になっているようです。

    発熱しやすくなっているコンプレッサー分解写真


    中心で回っているベーン部に多少深めの傷が付いています。
    傷は軸のずれなのか分からないですが、潤滑不良となり、アイドリングでは発熱のためほとんど効かない状態です。
    通常の診断ではベルトが掛かるプーリー部をベルトに直角方向にゆすって、そこにガタがあるようなら
    ベルトの張力がかかりますと、軸が正確な位置とは言えないので、
    壁面と擦れて発熱し、いずれロックする可能性が高くなります。
    ※ですので、ベルト音をしなくなるように
    ベルトを張る場合に注意が必要です。

    もちろんコンプレッサーが繋がった場合に音も出る事が多いのでそれも故障前の信号です。
    拡大図はこ ちらにあります 。



    エ アコンコンプレッサーについて
    エ アコンのガス(冷媒)について


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