メンテナンス・メモ(その2)

ちょっとした修理・部品交換・調整などで、自動車は調子が良くなることがあります。
そういった簡単な方法を絞ってメモしてみました。気が付くままランダムですが。

このページの目次

エンジンルームからの異音1(ファンベルト類の場合)
 ファンベルトの場合、無茶な方法ですが、そこから異音が出ているかどうかは、
CRCとかスプレーグリースなどの潤滑剤があれば、ある程度の確率でわかります。
ベルトのプーリーなどと接触する面へ、鳴っているときに吹き付ければ、音質が変わったり、止まったり
すると思われます。交換するレベルかどうかは良く知っている人にも相談してください。
また、ベルトの張りがあまりにもゆるいと、加速時に悲鳴にも似た音を出すことがありますので、
たまには、確認した方がいいでしょう。
特に冬は発生しやすくなるようで、温まったりしますと音が消えることが多く見られます。
また、雨天などに発生しやすくなる場合もあります。
ベルトを張る方法は結構車種によりめんどくさかったり、工具もある程度必要だったりします。
張り過ぎもよくありません。

ベルトのようでどうかわからない場合は、ベルトを外して、ベルト自体を点検する事も重要です。
ベルトでの異音発生で、まれに「ベルトに異物が刺さっていた」事があるからです。
タイヤの溝に小石が挟まっていたりねじ・釘などが刺さっていたりすると、異音が生じるのと同じように、
砂とか金属片がゴムベルトに食い込んでしまい、全くタイヤとは異なる異音が発生することが起こります。

まだ使用できるベルトを交換するかしないかは、判断が難しいところですが
約5万キロ走行したのであれば、まだ使えそうでも思い切って交換した方が無難な選択かもしれません。

次に多いのが、ベルトを張っているプーリーやダイナモ(オルタネータ)のベアリング、などなどと、ベルトの掛かっている機器
にある場合があります。
ベルトに異常がない場合、1本づつベルトを外してどこから音が出ているか、確認することになりますが
これ以上の作業は整備工場に任せた方がいいかもしれません。

エンジンルームからの異音2(ハンドルを切った時の場合)
 朝一番でハンドルをきったり走行中にハンドルをきると音がしたりする場合、
パワステポンプの音か、パワステベルトの音かが考えられます。ベルトの場合は誰かに
据え切りしてもらい、上記「異音1」の方法でわかる場合が多いですが、
パワステポンプの場合は、ポンプ内でベーンなどの当たる音ですから、質のいい添加剤を入れたり、
パワステオイル交換で音をある程度消すことが可能な場合があります。
パワステオイルが不足している場合などもありますので、補充してください。
(入れすぎますと油温が上がったとき溢れますから、規定以上は入れない事)
ただ、普通の状態ではパワステオイルは減りませんので、あまりにも少ない場合は
ホース部やラック&ピニオンのシールからの漏れが考えられます。点検・修理した方が良いでしょう。
軽症の場合は漏れ止め剤も有効なことがあります。

エンジンルームからの異音3(エンジンを止めたとき)
 エンジンが暖まって、アイドリングが下がってから聞こえたり、エンジンを止める際に「キュー」と
何かが擦れるような音が聞こえ出すようになった場合は、ウォーターポンプから発生している事が多いと
思われます。一時、そういう音が出やすいウォーターポンプがあり、機能上ほとんど問題がない事も
ありましたが、良否の診断は整備士に任せた方が良いと思います。
LLC交換によってもどういうわけか発生し出す場合もあります。
ガタもなく、漏れも出ていない場合は、クーラントに水溶性潤滑剤を入れることで異音解消が出来ることもありますが、
「否」を判断された場合は、出来るだけ早く交換された方が良いと思えます。

エンジンルームからの異音4(ノッキング)
 夏に低速走行したり、急に加速したり、登坂路などでは、ノッキング音がすることがあります。
エンジンが古くなってきたり、走行距離がのびてきますと、その傾向は増えるように思えますが、
タイミングベルトの正常な伸びによる場合も起こるようです。
大抵のタイミングベルトにはテンショナーが付けられており、最初にある程度押さえられているのですが
ベルトはゴムですから伸びは起こってきます。
タイミングベルトの張りによってある程度カラカラ音が減ることもありますし、
点火時期を変える(進角を触る)前に一度チェックしてもらうのもいいかと思えます。

アイドリングが異常に高い(暖気後も高い場合がある)
 又はアイドルアップしない(始動時・冷間時)
 昔はチョークがあり手動でアイドルリングをアップさせていましたが、今はほとんどオートチョークで、
自動化されています。冷間時はオートチョークが働き、アイドリングを上げます。
キャブレター式の場合はキャブレター部のどこかにファストアイドル調整ねじがあり、
アイドルアップ後(暖気後)正常値になるように「あらかじめ」設定されています。
このアイドルアップはキャブレター式ではクーラントの熱を利用している場合が多いのですが、
調整ねじが付いている場合は、まず、そこで調整して直ることもあります。
普通はペンキなどが塗ってあり、8mmあたりのレンチなど使用しないと調整出来ないことが多いと思われますし、
普通はあまり触らない部分と思われます。
どうしても下げたい場合は、少しずつ調子を見ながら下げていった方がいいでしょう。
夏季と冬季でも回転数や暖気時間に差が出ますので、元の位置も覚えておいた方がいいかもしれません。
逆に、アイドルアップしない場合は、その逆をすれば良い事になります。

また指導困難、エンスト、回転が低すぎるなどの症状は、スロットルが開いたまま固着している場合に
多くみられますのでキャブレター洗浄などが効果的となります。
(洗浄後に潤滑用スプレーをかけるのですが、あまり多くかけない方がいいようです。)
場合によってはラジエタークーラントが錆などでふさがり、循環しなくなり、オートチョークが効かないこともあります。
熱空気式や排気熱式とか電気式とかありますが、チョークが効かない場合で、調整するねじなどがない場合は
電気式と思われますので、そのあたりを点検し、部品交換することで直るケースが多いようです。

インジェクションの場合は、水温センサー・吸気温センサー・スロットル開度センサーなど不良で
こういった症状が起こるエンジンもあります。
こちらの場合は良否判断にはテスターが必要かもしれませんし、ダイアグノーシス(ECUの自己診断)を見ることが
先になりそうです。
ですが、異常が診断された場合でも、闇雲の部品交換はよくありません。
まず、ヒューズ切れ・配線の断線がないか確認してからと、一呼吸おいて取り組んでください。
センサー類は故障しやすいという事も事実ですが、意外と錆などに絡んだ断線症状も多くあるものです。

バッテリー不良による症状

昨日までどうもなかったのに、ある日突然、エンジンがかからなくなる。
最初はかかるが、しばらく走行後、停止した後に、かからなくなる。

バッテリーの不具合によって起こる症状のうち、特に気が付きにくいのは、バッテリー液量不足があげられます。
蒸留水などで良いのですが、発電が良好でも、蓄電させる為の条件が揃っていませんと、
バッテリー自体の劣化を加速させますし、悪循環となって、発熱しやすくなりバッテリー液の蒸発量を多くしてしまいます。
入れすぎはあふれ出した希硫酸がボディを腐蝕させますから、厳禁ですが、
外気温が高い夏期は特に電気の出し入れも多いため、蒸発量にも気を付けてみてください。

1.バッテリーの液の蒸発が早い場合。
充電効率が悪く、時間をかけないと充電しにくくなったバッテリーは発熱しやすいため、液の蒸発量が多くなってきます。
通常半年くらいで液量がHighレベルからLowレベルへ減ることはまれですから、
そういう場合は、使用期間などから判断して交換されると良いと思えます。
2.液量が減っていなくても、きわめて充電しにくくなってきている場合もあり、いわゆる、寿命的な劣化があります。
ダイナモ(オルタネータ)がしっかり機能していても充電しないのですから、昼間は何もなく走行出来ても、
夜、ライトなどを付けて放電量が増えますと、セルモーターが回せなくなるほどになる場合があります。
3.12Vのバッテリーの場合には約2.0Vの電圧を持つセルが6個あります。それらがコネクターで直列に接続されて
12Vとなるのですが、その内の1つあるいは複数個のセルのコネクターが切れてしまう事があり、
起電力が低下し、エンジンを始動できなくなる事があります。
バッテリーを充電しますと、充電しない(比重が増加しない)セルがある場合が、このケースで、新品のバッテリーなどでも
まれに起こっています。
メンテナンス・メモ(その2-1)「ダイナモ(オルタネータ)の怪」


接触不良・断線・配管など

最も普通に発生しているトラブルは、アース不良・断線・配線を忘れる・違うコネクターを差し込む・ヒューズ切れ・・・・etcと
何で気が付かなかったのだろうと首を傾げてしまうような、単純な場合が多いことがあげられます。
整備書などにも、必ず断線やショートの確認が真っ先に調べるように書かれています。
自動車は多くの電気部品を持ち、電気配線を張り巡らせて使っているのですから、
振動によって接触する箇所が腐蝕したり、断線や亀裂が入ることがないなどと錯覚をしてしまうことは不思議な現象です。
パーツが正常に機能していてもパルス的に発生する断線がありますと探すのに何時間もかかるというような困難な場面に
遭遇します。

工事中

メンテナンス・メモ(その1)
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