マンハッタン・レクイエム
リバーヒルソフト 発売日1987年夏(88版) プレイ機種 PC-8801版
これの前の作品の「殺人倶楽部」を87年の友達のところですこしだけやらせてもらっただけだったけど、ムチャムチャ面白かった(^^)。もう当時としては秀逸の出来で。
それで、その第二弾のこのマンハッタン・レクイエムは88版がでてすぐに買った。最初に98版が出てて、88版はそれからすこし遅れてたので待ち遠しかった。たぶんログインの後ろに広告が出てたソフトアーデンで買ったと思う。
前作の殺人倶楽部でもいろいろと付属品が付いてたけど、このマン・レクでもいろいろと付属品が付いてた。捜査手帳と顔写真シールと3通の手紙。・・・今にして思うと、そういうのをつけて雰囲気を盛り上げようとしてるのかな?とか冷めた見方もできるけど、当時は「うぉースゲー。なんか本格的ぃ〜」としか感じなかった(^^)
ま、それはともかく、その3通の手紙は、一通目にサラ・シールズの事故(?)死についての調査以来で、二通目には店の招待券が同封されてるサラ・シールズからの手紙で、三通目にはリバティータウンから送られてきた同僚からのサラ・シールズに関する書類と写真だった。もうこの辺からゲームは始まっているという感じ(^^) 内容に加えて、手紙の消印から場所日付もチェックという感じで(^^;
事件は、自宅のアパートから転落死したサラ・シールズの保険金の受取人がこれまたサラ・シールズ・・・このサラ・シールズの死亡と保険金の受取人のサラ・シールズの謎を解くところからゲームは始まる。
ほんとはね、付属の捜査手帳に捜査上で浮かび上がってきた人物の顔写真シールを貼りつけながら捜査していくみたいに作られたんだろうけど、貧乏性のせいか、付属品ってどうしてもいじる事できないんだよなぁ。どうせ、そのままにしておいてもしょうがないんだから、使えばいいのにね(苦笑)。で、結局、登場人物が多くて、やっぱりなにかに書いた方がいいなぁって思って、別の紙に書いて遊んでた・・・馬鹿みたい(^^;
ま、そんな感じで、前作でもあった捜査途中での評価をこまめに見ながらゲームを進めてた。そして、ある程度ゲームがすすむと容疑者を絞れるようになる(というかそういうコマンドが出てくる)。
J・B・ハロルドのゲームでよく言われた事なんですけど、やっぱりこのゲームは一言で言うと「渋い」に尽きるとおもいます。決して派手なゲームじゃないです。内容も、その時点で地道に行けるところに足繁く通って情報を積み重ねていかないといけない。そんな捜査を続けていくうちに次の展開が、現れるという、アドベンチャーゲームの基本的な形です。基本型でも内容さえしっかりしてれば面白いって言う事でしょう。 それにまた、グラフィックが渋いんだ・・・いわゆるアニメ絵のグラフィックじゃなくて、実写取り込みのグラフィック。それもカラーと2色のグラフィックが使い分けられていて・・・実写を取り込んだグラフィックって色の数を少なくすればすほど、暗い雰囲気を出せる。と思う。「殺しのドレス」というゲームの1作目も、背景が実写取り込みの2色のアドベンチャーだったんですけどその雰囲気は今でも忘れられないデス。このゲームも秀逸なストーリーとそれとマッチした雰囲気を作る事に成功した「渋い」素敵なゲームだと思います。
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