リバイバー
アルシスソフトウェア 発売日1987年6月下旬 プレイ機種PC8801版
ハロウディーンは異次元の世界。そこには4つの世界がある。その中の一つ「フィザート」は、人々が平和に暮らす世界だった。現代で普通の生活をしていた主人公のタカは、ある日、魔道師タンダライドによってによって、ハロウディーン世界に連れてこられる。タカは、ある英雄の生まれ変わりだったのである。その「フィザート」へ「ザリオザート」の魔の手が伸びてきたのである。大邪悪神サダリアーンの支配する「ザリオザート」は死と恐怖と殺戮を好む邪心の世界である。タカはサダリアーンの野望を打ち砕くため冒険の旅に出発するのである。
ストーリーは上に書いたように、本当に良くありがちなRPGみたいだ。しかし、このゲームはRPGではない。画面を見た感じもRPGに思えるがこのゲームはアドベンチャーなのである。だから会話は重要である。そしてこの会話が、単調だったり同じことの繰り返しだとアドベンチャーは台無しになるわけだが、このゲームではキャラクターに性格が合って、限界はあるが、一応はそれぞれの人が個性を持った言葉で会話をしてくれる。また、こちらから話しかける言葉も、コマンド選択と、キーボードからの直接入力の両方ができる。
またこのゲームは、リアルタイムアドベンチャーと銘打って有り、アドベンチャーゲームとしては珍しく時間の概念が有った。RPGには時間の概念があるものは多く、このあたりもRPG的と感じた理由の一つではないだろうか?移動に関しても、フィールドやダンジョンを実際に移動するタイプでありRPG的であった。
主人公ははじめ、トレーナーにジーンズのなんというか、自室で部屋でごろごろしていたような少年。このあたりから好感が持てる。昼間、夕方、夜、真夜中と実際に時間が流れ、また主人公は夜ねむらせないと死んでしまう。リアルタイムなのである。このゲームではお金があまり貯まらないので、お金には常に気を遣っていなければならない。お金があれば、薬屋、武器屋、ハム屋、パン屋、魚屋、ギルドパス屋といろいろ買える。というか、買わなければならない。食糧は絶対必要なのである。
このゲーム、行けるところは大いが、グラフィックに変化が無いのが残念である。場所の把握が出来にくい事があった。セーブした場所を忘れてたりすると、どの街だったかわからなったりする。
王女ラディーの笑顔を見るためには目的を達成しなければならないのである。
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