フロンティア ユニヴァース
ビーピーエス 発売日1993年12月24日 プレイ機種PC-9801版
このゲーム93年暮れか・・・。だいたい4年前のゲーム。思ったより最近だ。昔のゲームはいまいち内容を思い出せなくて、思い出せるのは、案外最近のか、昔のならよほど印象が強かったのになってしまう傾向があるな。年代記なんだから気を付けないとな。そのへん・・・。そうそう、このゲームだけど、始めは全然気にもとめてなかった。そんでね、別にこれは外国のゲームってわけじゃないと思うんだけど、どっちかって言うと僕は外国のゲームを敬遠する傾向があって(マイトアンドマジックよりデスブリンガーに引かれたし・・・って分かるかなぁ)、このソフト、どことなく外国のゲームの臭いがしたせいか(なんでだろう・・・グラフィックのスタッフに外国の人も加わってるからかなぁ)やろうとは思ってなかった。で、何気なくログインの攻略記事を読んでると『ゲームリプレー ある宇宙人の大銀河日記』というのがあって、結構面白そうにプレーしてござる。そんで、これ面白そうだから、買おうと思うんやけどって友達に言ったら、『なんやそれ、俺がまえそれ(このゲームのことね)面白いと思もわへん?って言ったら、「ちっとも」って答えてたくせに!!』って言われてしまった。うーん、そんな事あったけ?多分どんなゲームかも知らずに答えてたんやなぁ。すまん橋本君(仮名)。しかし、発売からちょっと時間が足ってたせいかなんか全然見つかんなかった。で結局、日本橋のソフマップで結構高い値段で中古を買った。マニュアルぼろかった・・・これだから・・・中古は。そう言やこのソフト、この後なんか別のゲームと抱き合わせで売ってたような気がする。
内容はようするに宇宙を統一するシミュレーション何だけどね。ゲームに関わってくるちょっとしたストーリーがある。シュバルツシルトほどじゃないけどね。かいつまんで書くと、『この(ゲームの)宇宙には、かつて現在をしのぐ文明を築いていたシオンという種族がいた。しかしシオン文明はその高度な文明が生み出した超兵器により崩壊してしまう。そして超兵器は、宇宙の各地に封印された。
シオンが姿を消してから永い時が流れた後、各惑星で進化した各星人達はやがて高度な文明を身につけ母性の外へと進出を始めた。宇宙は無数の種族の対立により再び緊張を深めていった。そんな中、宇宙最大の勢力を誇るアラン人は混沌する宇宙情勢に終止符を打つべく銀河盟主連合「コミュニティー・ユニヴァース」の結成を提唱する。コミュニティー・ユニヴァースとは100年に一度銀河の盟主が集まり会議を行うものである。アラン人の盟友であり平和を好むサラー人・フィン人はいち早く賛同して加盟。宇宙の長老モータル人も争いを続けるヴォイス人・ポルドン人を仲介し共々加盟。コミュニティー・ユニバースは数多くの盟主の加盟で軌道に乗ったかにみえたが銀河征服の野望を持つ星人達は消して諦めることはなかった。また、コミュニティーユニヴァース内でも密かにその立場を利用して銀河征服をもくろんでる者も少なくない。再び銀河に戦いの嵐が起ころうとしていた・・・。』って感じです。
始めはどの星人かを選ぶんだけど、これがまたとってもいろいろ。人間みたいなのもいるけど、爬虫類みたいなのや、ロバみたいなの、鳥みたいなのや、昆虫みたいなのといろいろだ。ロボット星人とかもいるね(笑)。ちなみにアラン人はクジラタイプ・・・ちょっと気持ちわるい。で、プレーする宇宙人を選ぶと、その宇宙人の星のデータとその位置のみが分かる。他の星に関しては偵察をして調べないとわからない。星は文化、農業、工業、軍事、環境の5つのパラメータがあり、これらの開発研究比率を変えることで、どれを中心していくかを決められる。各自の戦略にあわせてってとこだ。ちなみに各星で取れた食料、資源、アラン(貨幣)は、他の星人と売買できる。安く売ったり高く売ったり出来るが相手に有利な取り引きをして上げると有効度が上がるわけだね。勢力拡大のためには支配下の星を増やさないといけないわけだけどいくつか方法がある。無人の惑星ならば、そこに自分の星の住民を移住させることでOKだ(ほんとはいろいろ大変なんだけどね)。無人でない場合は、話し合いで傘下に入ってもらったり(場合によっては脅迫)、それで従わない場合は武力を用い戦争で勝ってうんといわせる。あと、戦争で勝って、敵の武力を全部奪った後、軌道衛星上から惑星に砲撃を行い、その惑星に住む星人を全滅させることも出来る。その場合は、その星は無人の惑星となるので、住民を移住させることになる。こういった感じで領土を広げながら、コミュニティーユニバースに加盟して、さまざまな政略も行いつつ、銀河を統一するわけだ。
こういうゲームなんだけど、星人達の性格付けがはっきりしてるせいか、星人達が生き生きしてていい!!僕だってそりゃ、星人を全滅させたくなんてないよ。支配下の星の忠誠度や他勢力の友好度が下がるし・・・でもね、戦争で負けておきながらスゲーふてぶてしい態度とか取られると思わずやっちゃうね。そんな時やつらは、「ふん、出来るわけが・・・なに!まさか!・・・そんな・・・うわっー!!」とか言ってやられる。生意気だっただけにざまーみろって感じだ(なんか俺悪人みたいだな・・・)。他にも力ずくで従わせると「ふん、今回はおとなしくしたがってやろう」とか小生意気なことをぬかしやがったりする。猿顔の星人にそんな事を言われると無性に腹が立つ。あと、いつも高飛車なターフ人(美人)とか。逆に気弱な星人もいる。そういった星人の個性が楽しい。
まあ、そうこうして、星人を支配下に置くとそいつらから戦艦を調達できる。ようするに支配者として支配下の星人に戦艦を作ってよこせといえるわけやね。なんて言うかいかにも支配下に置いてるぞって感じだ。
あと、コミュニティー・ユニバースは、とっても楽しい。いろんな星人がいろんな議題を出してくるわけだけど、自分の議題が通るととっても嬉しい。まあ、ゲーム進行の本質にはあんまり関係ないけど。だって、追討令とか決まってもバラバラに各星人が艦隊を派遣するから各個撃破されちゃうんだもん・・・。ゲームの解説には、この追討令を出された国はもはや宇宙から消滅するでしょうとか書いてるのに。本会議前のサロンでの同盟交渉とか共同作戦の方が友好だと思う。
経済援助・・・決まれば、惑星に各国からアランが援助される。たいした金額じゃないし当てにならない
軍事援助・・・惑星に各国が艦隊を派遣する。まあ、自勢力のねらわれてる星の場合は有効かも
経済制裁・・・大して効かない事が多い
宣戦布告・・・この宣戦布告を使えば他国との友好度がさがらない。でも100年に1回・・・タイミングが合えばね。
和平交渉・・・強制的な和平。自勢力じゃない場合関係ないし、自勢力の場合こんなの使ってるようじゃ駄目だ
追討令・・・上にも書いたが、バラバラに各国が艦隊送るので各個撃破される。いまいち
国際非難・・・された国とそれ以外の国の関係が悪化する。そんなに有効じゃない
脱退宣言・・・コミュニティーユニバースからの脱退
僕の心の偏差値 63 (中盤まではとっても良い!最後の方は詰まんないかな)
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