シュヴァルツシルト
工画堂スタジオ 発売日1988年11月下旬 プレイ機種 PC-9801版
このソフトが発売されたころは、まだ98を持ってなかったんですよね。でも、まあいずれ98は買うと決めていたので、このゲームは買おうと思っていた。ログインの88年12月2日号に載ってたジロ星団の地図と各国の性格の記事を読むと超面白そうだったし、もともとSF系の宇宙を舞台としたシミュレーションは好きだし・・・。たしか90年の3月に大阪に来た時にソフマップで買った・・・と思う。
ただねー。パッケージはそんなに汚くなかったんで、中古で買ったんだけどさ、ふたを開けてええーって感じ。マニュアルはむっちゃぼろぼろだし、きたねーシールが貼ってあるし、そのシールをはがそうとしたらますます汚くなっちまうし・・・。でもこのゲーム、これまでのベスト3に入るくらいの面白さなもんだから永久保存にしたくなって・・・。それ以来このシリーズは全部新品です。
このゲームのストーリーは長いんで要約すると、西暦3260年人類は辺境の太陽系を旅立ち、銀河系へと飛翔をはじめた。3410年には人類は人類以外の異生命体と接触。もともと身勝手な人類はそれら異生命体に当然のように戦いを挑み駆逐していった。3528年多くの異生命体を傘下に従えた人類は銀河中央部に遷都、第一次銀河帝国が誕生する。異生命体の独立戦争から第一次銀河帝国は3719年崩壊。群雄割拠の時代に突入して行く。それらの中から外交を重視し、3796年比較的平和的に銀河系を再統一したのがクレア率いるグエンハンだった。しかしクレアの死後、第二次銀河帝国(グエンハン)は分裂、崩壊。8強国が銀河を分割統治する時代となる。ヤングリーフ公国の皇女マリアは銀河の平和のためにクレアの復活を祈り、99日目の深夜、100の光とともにクレアは復活。100の光は100人の光の戦士のもとに届き、クレアと彼を補佐する100人の戦士の伝説がうまれる。3938年のことである。そして、20数年の月日が流れた。
20数年前に一筋の光が届いたサンクリ星国の皇太子は遊学中であったが、そこに父王が暗殺され、それを機に惑星ウイーリーが反乱した。との知らせが届く、皇太子は新王の威信をかけ反乱の鎮圧にあたらねばならない。しかし反乱軍は予想外に手ごわい。どうやら反乱軍の背後にキナ臭い存在があるようだ・・・。
と、長いストーリーがありますが、この辺のバックストーリーは実際ゲームをする上では関係ない。シミュレーションですからね。でも、シリーズ物だからこの辺を押さえてると楽しいんですけどね。
このゲーム、むちゃむちゃ面白いです。僕の心の3本の名作に入ると思います。未だに続編が作られているのもうなずけます。知名度自体では、光栄のシミュレーションなんかにはかなわないとは思いますけど、内容では負けてません。というより、後半はちっともつまらなくなる光栄のゲームなんかよりぜんぜん面白いとおもう。それは、純粋なシミュレーションじゃなくてシナリオシミュレーションだからなんだけど、後半がただのつらい作業となるよりもぜんぜんいいと思う。しかも、このゲームでは外交が面白い!!まず同盟がただの不戦同盟ではなくて、一緒に戦ってくれる本来の同盟なんですよね。このことは、以前ログインにも書いてあったが、当時「本来の同盟をゲーム上で実現してるのは、これと不如帰ぐらいだ。」とあった。シナリオ上、どことでも同盟を結べるというわけではないが、同盟をうまく使わなければこのゲームを終わらせることはできないと思う。ただ領土を広げて統一すればいいというシミュレーションばっかりだった(今もそういうゲームばっかりだけど)当時、これはもう新鮮でした。
当時やってて、特に嫌なところはなかったけど、まあ、今やってみると1回の戦闘が長いと思うし。戦闘は結構面倒くさい・・・かな。それにゲーム開始直後はちょっと難しすぎるきらいもないわけではないな。あと、最初に出た98版は各国の元首の顔のグラッフィクがでない。これがあるとないとでは、各国に対する思い入れがぜんぜん違う。88版では有っただけに残念だ。そんなマイナス面を差し引いてもこのゲームは面白いの一言に尽きます。戦闘時には同盟国の艦隊が馳せ参じてくれるんですよ。3作目以降この戦闘時に同盟国の艦隊がやってくるといシステムがなくなったのは非常に残念なんですよね。
関係ないですけど、このころログインに載ってた工画堂の広告ページにはASAKO CLUBというコーナーがあって、アサコさんが毎回なんかしら報告をしてた。いつのまにかなくなってたけど、あのアサコさんはどうしてるだろう。(余計なお世話か)
僕の心の偏差値 65(こんな平気で徹夜したくなるゲーム最近ないです)
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