ブギウギ ジャングル
アスキー 発売日1984年ごろか? プレイ機種 MSX版
あれはたしか、84年も暮れのことでした。両親にお願いしてやっとファミコンを買ってもらえることになったんですよね。しかし、この当時、年末のクリスマスから、お正月のお年玉という流れの中で、ファミコンは馬鹿売れしてどっこも売り切れていて、この時期の入手は困難でした。そして手に入らないまま年は明け、正月に親戚の家に行ったとき出会ったのがMSXだったんですよねぇ。そのMSXにはハイパーオリンピックが刺さっていて、両親と妹はこれをいたく気に入ったようでした。そんな中、ベスト電器新宮店に行ったときのことです。やはりそこでも売り切れだったんですが、店員がファミリーコンピュータのことを「あれはコンピュータではなくファミリーゲーム機です。」と言いやがったんですよ!!そうだよ、おれはそのファミリーゲーム機がほしいんだよ!!と思いましたが、両親はコンピータである“MSX”のほうが役に立つといいはじめ(ばかだよねぇ。だまされちゃって・・・どうせMSXでもゲームしかしなかったのに)、妹もそれに乗ったため、両親の賛成が得られない状態ではファミコンを買うという目的を支えきれず(今でもはらわたの煮えくり返る思いだ!!)、結局MSXの購入の羽目となりました。そんで、そのMSXを買ったとき、同時に妹が申し込んだのがこのブギウギジャングルです。
主人公の小太郎君は、ジャングルの中で、邪魔するやつらに捕まらないようにしながら、落ちているプレゼントを拾い集め、アイちゃんの家に向かう。というゲーム。このストーリーはともかく、中身はロードランナーみたいなゲーム。4人くらいいる敵に捕まらないようにして、落ちてるアイテムを拾い集めるだけ。
ロードランナーでは、穴を掘ることが唯一の武器となりますが、このゲームでは、体の大きさほどもあるボールを敵にぶつけてしばらく動けなくすることが唯一の武器となります。あとはさっき書いたようにロードランナーと似た感じ。「はしご」と「つかまって左右に移動できるぶら下がり棒(?)」と「地面」というロードランナーの画面構成と同じ世界の中でアイテムを集める。そしてやはり、とるアイテムの順番によっては、クリアできなくなることがあったりするところも同じ。面をクリアしていくといかにもベーシックのlineとかcircleで書きましたー、みたいな家のグラフィックが出てきたりする。
こう書いていくと、外見はロードランナーと似てるとはあまり思わなかったけど、なんだか、ただのパクリみたいな気がしてきたな。それでも当時はほんのちょっとだけど熱中したような気がする。このゲームが正確にいつ出たのか知らないから、どっちが先かは知らないけど。それにこのくらいの共通点だけで、パクリと呼んじゃあ世の中パクリだらけになるかもしれないしね。でも、この当時のゲームとしては、「スペースメイズアタック」や「ステップアップ」の方が面白かった・・・と思うし、音楽やグラフィックの点では、「I LOVE 体育」こと「わんぱくアスレチック」の方が進んでた気がしないでもないね。
僕の心の偏差値 46 (標準はいってたかも知れないが入手のいきさつから減点)
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